柏レイソル 新加入選手②

①からの続き

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41 仙頭　啓矢(←名古屋グランパス)

• ポジション：MF
• 生年月日：1994/12/29(28歳)
• 身長・体重：171cm・64kg

小屋松とは相思相愛の関係なのだろうか。2012年に京都橘高校で高校サッカー選手権準優勝を成し遂げた。彼と小屋松はともにチームの主力であったが、そこから同じチームでプレーすることが多く、柏レイソルは4チーム目。また大学時にはレイソルの練習に参加していたことを明かし、何かと運命的なものを感じる。サッカーIQが高く、あらゆるポジションを担える。中盤でのリンクマンとしての活躍を期待したい。

43 モハマドファルザン佐名(←柏レイソルU-18)

• ポジション：MF
• 生年月日：2004/6/30(18歳)
• 身長・体重：175cm・63kg

インド人の父親と日本人の母親の間に産まれた、ユースの背番号10である。緩急で相手を抜き去り、ゴール前で決定的な仕事ができる選手だ。ポジションはウイングやトップ下、インサイドハーフを担当してきた。年代別の日本代表に選出された若き才能が、ネルシーニョ監督のもとで活躍できるか、注目していきたい。

45 山本　桜大(←柏レイソルU-18)

• ポジション：FW
• 生年月日：2004/6/8(18歳)
• 身長・体重：175cm・68kg

桜大と書いて「おうた」と読む。ユースではエースストライカーとして得点を量産してきた。FWなら中央でもサイドでもプレーできる。相手を1枚2枚かわしてからのドリブルシュートは精度が高い。昨年のクラブユース選手権の横浜Fマリノス戦では前半のうちに2ゴール。チームは抽選の末敗退したが、その後のリーグ戦で同じ相手に2ゴール決め、勝利に貢献した。悲願のトップ昇格を果たし、初ゴールが待ち遠しいばかりだ。

47 オウイエ・ウィリアム(←日体大柏高校)

• ポジション：FW
• 生年月日：2004/4/19(18歳)
• 身長・体重：187cm・77kg

ファンの大きな期待を背負っているストライカーだ。川崎フロンターレのジュニアユースから高校に進学し、ポジションもFWへ転向。するとその才能が開花、チームを初の選手権出場に導いた。ナイジェリア人の血を持つ彼の特徴は、優れた身体能力と冷静な判断である。まるでオルンガの再来のように思える彼のプレーは、プロの世界でも通用するか楽しみである。

48 熊澤　和希(←流通経済大学)

• ポジション：MF
• 生年月日：2001/1/13(22歳)
• 身長・体重：180cm・74kg

各クラブの熾烈な争奪戦の末、加入が決定した大学屈指の逸材である。流経大柏高校では高校サッカー選手権2度の準優勝を経験。大学でもエースとしてチームを引っ張ってきた。王様気質だったころから一回り成長し、プロでも即戦力になることは間違いない。中盤から前ならどこでもこなせるポリバレント。まずは開幕スタメンを勝ち取りにいく。

50 立田　悠悟(←清水エスパルス)

• ポジション：DF
• 生年月日：1998/6/21(24歳)

• 身長・体重：191cm・83kg 

エスパルスのアカデミーで育ち、今回初めて移籍を決断した即戦力の選手である。高身長ながら足元の技術に優れたCBで、レイソルに新しい風を吹き込んでくれるだろう。また攻守においてセットプレー時でも活躍が見込める。新しいチームでさらに成長し、日本代表入りを果たせるか。

目指す今年のサッカースタイルとは

最後に加入選手の特徴から、今シーズン柏レイソルが目指すスタイルを考えてみる。昨季の課題は、攻撃の新しいオプションとなる選手が少なかったこと。サヴィオの個人技頼みになることや、圧倒的にボールを支配され易々と先制される試合が多かった。

そこで今季はテクニックに優れた中盤の選手を多く獲得した。また彼らは守備でもハードワークができるのも重要な要素。ネルシーニョ監督が5枚の交代カードを、最大限活かせるスカッドに間違いなくなった。

以上から去年の堅守速攻スタイルに加え、ポゼッションサッカーを取り入れると予想できる。戦術プランを一つだけでなく、3～4つ用意できるだろう。システムは5-3-2だけでなく、4-4-2や4-2-3-1、3-4-3もできるはずだ。すなわち、相手に合わせるのではなく自ら変化を起こすサッカー。これが今季のレイソルがやりたいことだと考える。

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