(2023/2/21更新)
2022シーズンをもって、柏レイソルを支えた選手が6名引退した。レイソル一筋のキャプテン大谷をはじめ、長年レイソルで活躍した選手ばかりだ。彼らのサッカー人生を振り返る。
大谷 秀和
#大谷秀和 選手が現役引退することになり、11/5湘南戦後にセレモニーを行います。
— 柏レイソルOFFICIAL (@REYSOL_Official) 2022年10月31日
「アカデミー時代を含めると26年間支えていただいた皆さんには直接感謝の気持ちを伝えたいと思います。またSNS等でも感謝の気持ちを伝えさせていただきます」#柏レイソル #reysolhttps://t.co/pWMuCy8acs pic.twitter.com/3OGdZj4GGa
ついに引退を決意した、柏レイソルのバンディエラ。アカデミーからレイソルに在籍し、2003年にトップチーム昇格。26年間を柏レイソルで過ごした、まさにレジェンドである。明神智和がガンバ大阪に移籍し、その後背番号7を継承した。そして23歳の若さでキャプテンに就任し、あらゆる監督のもとで精神的支柱として君臨し続けた。
ボランチを主に担い、優れた観察眼と的確な判断で攻守の要であった。2011年にJ1リーグを制覇したときは、栗澤とともにゲームを支配した。また石塚監督時代には左SB、吉田監督時代はアンカーやインサイドハーフと、求められたポジションでも遜色なくプレーした。
柏レイソルをすべて知る男は、2023シーズンからコーチとして柏レイソルを引っ張っていく。ゆくゆくは監督として日立台のピッチに立つだろう。これからも「生涯柏レイソル」な大谷に、我々サポーターは付いていきたい。
Jリーグ記録:J1 384試合(クラブ最多)20得点
J2 94試合3得点
染谷 悠太
#染谷悠太 選手が現役引退することになり、11/5湘南戦後にセレモニーを行います。
— 柏レイソルOFFICIAL (@REYSOL_Official) 2022年10月30日
「自分の愛するクラブである柏レイソルと家族への思いは、直接自分の口からお話させて頂ければと存じます。最後必ず勝利で笑って終われるようにし、来年に繋げましょう」#柏レイソル #reysolhttps://t.co/jLYvWkBkWx pic.twitter.com/PgE1OlnsLI
2019年に柏レイソルに加入し、J1復帰の立役者となったDF。気迫あふれるプレーと周りを鼓舞する姿は、一瞬でサポーターを虜にした。加入初年度ながら、時にはチームキャプテンとしてチームを統率。どこのチームであっても信頼のおける男だ。
FC東京のアカデミー出身で、流通経済大学から京都サンガに入団。一度C大阪に移籍したが、2016年はサンガに再加入している。長年にわたり過ごした京都サンガとの試合では、サンガサポーターに深々とお辞儀をしていたのがとても印象的であった。
2023シーズンからは、柏レイソルのアカデミーコーチとして活動する。若い世代にはない経験や技術を、熱い情熱で指導し「育成大国」を作り上げてほしいところだ。
Jリーグ記録:J1 61試合1得点
J2 223試合6得点
鎌田 次郎
📢l 現役引退
— SC相模原 (@sc_sagamihara) 2023年1月21日
✔︎ #鎌田次郎 選手が2022シーズンをもって現役を引退することが決定いたしました。
鎌田選手、現役生活本当にお疲れ様でした💐https://t.co/NjQlgTiGBL#SC相模原 #SCS pic.twitter.com/X58kfkjOrz
1/21(土)に現役引退を表明した。柏レイソルには2006年に、特別強化指定選手として加入し、サポーターとともに喜怒哀楽を長年にわたって共有してきた。ベガルタ仙台では2011年の東日本大震災で被災した仙台市、東北を元気づけるために奔走した。そこから再びレイソルに加入し、2019年は染谷と共に絶対的なCBとして、チームをJ1昇格に導いた。
フィジカルとボール奪取能力に優れ、危ない場面を何度も救った。またセットプレー時はゴール前で豪快なヘディングシュートでネットを揺らす。特に2019年のモンテディオ山形とのアウェイ戦では、雨の中駆けつけたサポーターを沸かす一撃を決めた。
今後は指導者の道を歩む予定で、的確なコーチングで数多くの若手を育成してほしいところだ。2/15(水)に品川CCのトップチームに就任したことが発表された。
Jリーグ記録:J1 271試合10得点
J2 59試合4得点
J3 14試合1得点
桐畑 和繁
レイソルに長年在籍した、地元育ちのGK。柏ラッセルからレイソルユース、そして2006年にトップチーム昇格。最後まで柏レイソルに籍を置いた。2020シーズン終了後に契約満了と発表されたが、その後再契約を結び、FC岐阜へとレンタル移籍していた。
決して出番は多くなかったが、アクシデントなどで難しい状況の中でもパフォーマンスを発揮した。特に防戦一方な展開であっても、彼がビックセーブを連発しチームを盛り上げると、試合の流れはがらりと変わった。また明るいキャラクターで常に雰囲気を和ませる。チームと再契約を結べたのは、そのような人間性が評価されたからなのかもしれない。
1/25(水)にクリアソン新宿のトップチームGKコーチに就任したことが発表された。
Jリーグ記録:J1 48試合
J2 3試合
J3 38試合
渡辺 博文
渡部 博文選手 現役引退のお知らせ
— レノファ山口FC (@renofayamaguchi) 2022年10月4日
→ https://t.co/gA4Z84R5MY#レノファ #renofa pic.twitter.com/gouYb7CaeW
柏レイソルの黄金時代に活躍したDF。2010年に加入し、一年間レンタルで栃木に移籍したが2014年まで在籍した。その後はベガルタ仙台、ヴィッセル神戸、レノファ山口と渡り歩き、目の不調が原因で現役を退くこととなった。
屈強なフィジカルと恵まれたスピードを武器とするCBで、当時レギュラーだった近藤や増嶋に割って入る存在であった。2012年の天皇杯決勝では、決勝点を挙げ柏レイソルの初獲得に大きく貢献した。
2023シーズンから、レノファ山口の代表取締役社長に就任した。引退後のキャリアとしては異例のことだが、彼の頭脳明晰なところがそれを可能にしたはずだ。選手時代の経験を活かし、多くの人々が魅了されるクラブへと成長させていくだろう。
Jリーグ記録:J1 183試合11得点
J2 111試合7得点
輪湖 直樹
【#輪湖直樹 選手 現役引退のお知らせ】
— アビスパ福岡【公式】 (@AvispaF) 2023年2月21日
輪湖ちゃんありがとう‼️#アビスパ福岡 では5シーズンにわたって共に闘ってくれました🐝
引退セレモニーは3/4(土)柏戦にて実施いたします
<本人コメント>
プロサッカー選手を引退する決断をしました。
サッカー…(続きはHPへ https://t.co/IMsgZ6MWym) pic.twitter.com/41fODVzAjq
2/21(火)に、現役引退を発表した。柏レイソルのユースで育ち、ヴァンフォーレ甲府でプロデビューを果たす。徳島ヴォルティスを経て2014年に柏レイソルへ帰還し、4シーズンプレーした。2018年からアビスパ福岡に在籍。
小柄ではあったが、持ち前の運動量と粘り強いディフェンスでチームの勝利に何度も貢献した。2015年のACLグループステージ、山東とのホームゲームではアディショナルタイムに渾身のヘディングシュートを決め、劇的な勝利でヒーローになった。
Jリーグ記録:J1 103試合4得点
J2 213試合2得点