ブライトン三笘薫が止まらない。1/29のFAカップのリヴァプール戦で、試合終了間際に劇的な勝ち越し弾を決めてチームの勝利に貢献した。W杯終了後にスタメンに定着し、得点とアシストを伸ばし続けている。ビッグクラブも欲しがる選手へと進化した。そんな彼の凄さを改めてまとめていく。
リヴァプール戦で残したスタッツ
リーグ戦ですでにリヴァプールと2度対戦しており、直近のリーグ戦では3-0の完勝であった。対峙した右SBアレクサンダー・アーノルドを翻弄し、本人もSNS上で悔しさを表すほどであった。
3度目の対戦でも、三笘薫の優位性は変わらない。前半からことごとくドリブルでチャンスを演出し続け、アーノルドは59分に交代となった。試合後のクロップ監督も、記者会見で三笘を絶賛したほどである。
この試合でMOMを獲得した三笘は8.6の最高評価点を得た。またドリブル成功数は7回と両チームでもダントツの数字を残した。また今季のリヴァプール戦3試合では、デュエル回数13回、勝率69.2%を記録しており、圧倒していることがデータ上で分かる。
Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/508c0973ccdb40f40233d45fee0031b35b57326b
W杯以降の驚異的なパフォーマンス
今季からブライトンでプレーすることになり、序盤はなかなかスタメンの機会を得られなかった。しかし途中交代で結果を残すと、チームでの信頼を得て10/29チェルシー戦でついにリーグ戦でのスタメンを勝ち取る。そして直近の11試合で6ゴール2アシストと大爆発している。
OptaJiro 公式Twitter
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そのためブライトンに加入以降、彼の市場価値は一気に上昇している。昨年12月時点で、推定約850万ユーロ(12億円)と、川崎フロンターレ時代から4倍以上の価値になっている。
技術に基づく冷静な判断
彼のドリブル、コントロール、パス技術はすでにJリーグで輝きを見せていた。彼がそこからさらに飛躍したのは、状況判断力であると考える。
例えばリヴァプール戦の24分のシーンでは、中に切り込みそのまま右足でシュートと見せかけて切り返し、最終的には左足でシュートした。後半の勝ち越し弾では、空中にあるボールでも冷静にコントロールし、右足アウトサイドでフィニッシュ。マークした相手DFジョーゴメスは完全にボールから目線を切っていた。
このように相手の状況を把握し、判断を瞬時に変えることが可能になったと感じている。もちろん1vs1の状況であれば積極的にドリブルを仕掛けるのだが、相手のカバーが近くにいるとみればすぐさまパスを出す。このようなシーンが明らかに増えたことで、選択肢が増えチームの勝利に不可欠な存在になったのだろう。
日本人の価値を高める存在へ
最高峰のプレミアリーグで結果を残し続ければ、当然ビッグクラブからのオファーも舞い込むはずだ。欧州チャンピオンズリーグに出場するようなチームで、スタメンを勝ち取ってほしいところだ。W杯で高めた日本人の評価を、一番高いところへ持っていくのは彼であるに違いない。
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