2/2(木)に柏レイソルはオランダ人FWの、ジェイ=ロイ・フロートの加入を発表した。背番号は17で、登録手続きが完了すれば試合に出場可能である。ヨーロッパからの獲得は、オルンガ以来となる。彼はどのような選手なのだろうか、情報をまとめてみた。
#フロート 選手の、ヴィボーFF(デンマーク)からの完全移籍加入が決定しました。
— 柏レイソルOFFICIAL (@REYSOL_Official) 2023年2月2日
※諸所の手続きが完了次第の出場登録となります。
「常にベストを尽くし、多くのチャンスに絡んで、得点を重ねていきたいです。ニックネームの『ジェイ』と呼んでください」#柏レイソル #reysol #Jリーグ https://t.co/gwHYnFJF5Z
プロフィールと経歴
氏名:ジェイ=ロイ・ジョーネル・フロート(Jay-Roy Jornell Grot)
出身地:オランダ
生年月日:1998/3/13(24歳)
オランダリーグNECナイメヘンのアカデミー出身、2015年にトップチームデビューを果たす。2016-17シーズンからは当時2部だったリーズ・ユナイテッドに4年契約で移籍したが、ローン移籍を繰り返していた。今シーズンはデンマークのヴィボーFFでプレーしていた。各世代のオランダ代表にも選出経験があり、2017年のUEFAU-19欧州選手権にも出場した。
Wikipediaより作成
プレーの特徴
ポジションはセンターFWで、193cmの体格を生かしたポストプレーと決定力が持ち味である。今シーズンはリーグ戦で17試合9ゴール3アシストを記録しており、日本でもその力は脅威となるはずだ。9ゴールのうち、右足で3ゴール、左足でも3ゴールと両足が遜色なくシュートできる点は素晴らしい。
特にセンタリングに対する入り方や、ポジショニングは優れている。彼のもとにピンポイントで合わせることができれば、必ず仕事をしてくれるだろう。もちろんヘディングの強さは言うまでもない。またスピードも兼ね備えているので、カウンター時は一人でも打開できる力がある。
Football Laboratory Youtube
懸念点
彼がフィットするには時間がかかるはずだ。アジアの国を経験していないため、言葉や文化に適応するのが一番の課題だ。少なくとも半年は必要である。また彼自身のキャリアで、1チームで長く活躍することは出来ておらず、どのチームでも結果を残すことができていない。フィットせずに今シーズン終了後には去ってしまう可能性は少なくない。
柏レイソルにもたらすもの
彼のフィジカルとスピード、そして決定力は攻撃に幅をもたらす。ドウグラスは現在離脱中のため、背の高いフィジカルタイプのFWは真家とオウイエの若手しかいない。もちろん彼らにも期待はしているが、即戦力になりうるのはフロートの方だろう。
オルンガを知っている柏レイソルサポーターからしたら期待しかないが、彼をオルンガと比べるのはあまりにも酷である。ジェイ=ロイ・フロートという選手が新しい環境で力を発揮できるよう、周りが全力でサポートに努める必要がある。
▼この記事の筆者について▼