3/19(日)に、J1のサンフレッチェ広島vs柏レイソルが行われ、試合は1-0でサンフレッチェ広島が勝利した。この一戦を振り返りたい。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 22 川浪
DF 15 中野(←10森島、70分)
MF 6 青山(←7野津田、93分)
MF 14 エゼキエウ(←16志知、77分)
MF 17 松本
FW 9 ヴィエイラ(←13ベンカリファ、77分)
FW 23 鮎川
GK 21 佐々木
DF 24 川口
MF 10 サヴィオ(←11山田、77分)
MF 30 加藤(←6椎橋、72分)
MF 41 仙頭(←19細谷、77分)
FW 9 武藤
FW 43 モハマドファルザン佐名(←34土屋、91分)
ホームのサンフレッチェ広島は、3-4-2-1のシステム。左WBに新加入の志知を選択し、東をボランチで起用した。ベンカリファの下に川村と森島がシャドーで入る。ベンチにはバンディエラの青山、けが明けのヴィエイラが控える。
一方アウェイチームの柏レイソルは、前節同様に3バックを採用。メンバーを入れ替えた。3バックは19歳の土屋がセンターに入り、右に古賀、左にU20アジアカップから帰ってきた田中。山田をスタメンに復帰させ、FWに期待のストライカーであるジェイ=ロイ・フロートが初スタメンとなった。サヴィオや仙頭といった実績ある攻撃陣に加え、ルヴァンカップで活躍した18歳モハマドファルザン佐名がリーグ戦で初のベンチ入りを果たした。
内容
立ち上がりから球際で激しい攻防が繰り広げられた。最初の決定機を迎えたのはサンフレッチェ。7分に東がボックス内でシュートも、守田がセーブ。16分には志知のクロスのこぼれ球を、またも東がフリーでシュート。これは枠を外れる。猛攻を凌いだレイソルは、ロングボールで攻撃の糸口を探る。しかし39分にはサンフレッチェの川村が決定機を迎えるも、シュートは枠からそれる。前半を0-0で終える。
後半も試合の主導権はサンフレッチェ広島。69分はベンカリファが枠内シュートを放つ。74分には満田に決定機が訪れるも、守田がビッグセーブ。しかしレイソルは耐えきれなかった。82分に塩谷が2人をかわしてミドルシュート。コースが変わり、ゴールの中に。1-0でサンフレッチェが均衡を破る。89分は途中出場のサヴィオが枠内シュートも、GKに防がれる。結局1-0で終了し、サンフレッチェ広島が勝利した。
スタッツ
総じて相手に上回られた。シュート数は3倍打たれ、60%近くボールを握られた。前半はある程度繋げたが、後半は奪ってからのミスでほとんど繋げなかった。FKの数は前半から多く、何度も笛でゲームが止まった。CKの数は1本しかなく、ほとんど相手ゴールを脅かすシーンがなかった表れである。
キーモーメント
82分の失点シーンは、この試合で貫いていたことができずにいた。満田にバイタルエリアに侵入され、陣形が崩れる。CBの塩谷に出たパスをサヴィオが奪いに行くが、はがされた。カバーにいた加藤もかわされ、シュートを打たれる。ディフレクションしたボールにGK守田は逆を突かれ、ゴールネットを揺らされた。途中交代で入った選手が、この試合で勝たなければいけない球際のデュエルで負けた。試合開始から貫いていたことが、このシーンでは全くできず失点に結びついた。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2023年3月19日
塩谷司が試合を動かした✊
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2人をかわして左足シュート!
DFに当たったボールがゴールへ✨
🏆J1リーグ第5節
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一貫性を欠いている
これで開幕5試合は勝ちなしとなり、17位となってしまった。直近のリーグ戦3試合は無得点で負けている。ボール保持をテーマに、キャンプから取り組んだ4-3-3を完全に放棄した結果である。相手に合わせて右往左往しているチームは、まるで2018、2021シーズンと同じようである。
個々で見れば評価すべき選手はいる。土屋は本職でないポジションで役割を果たし、田中も存在感があった。山田康太の球際の強さも光っていたし、フロートも随所に良いところを見せ90分プレーした。
だがサッカーはチームスポーツである。個々の能力が高く、局所的に良さを発揮しても勝つことには繋がらない。個人は頑張っているが、チームは勝てない。そんな状況にレイソルサポーターはやるせない気持ちになっている。
個人的には4-4-2にシステムを固定し、フロートと細谷を活かす戦術を作り上げてほしいと考える。一貫性のないチームには、応援する側も疑問符しか浮かばない。ネルシーニョ監督の進退も問われ始めている状況で、悪い流れを変えることは出来るのか。
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