3/31(金)にJ1柏レイソルvs浦和レッズの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で行われた。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 21 佐々木
DF 50 立田
MF 6 椎橋(←5高嶺、83分)
MF 11 山田康(←14小屋松、69分)
MF 43 ファルザン(←28戸嶋、63分)
FW 9 武藤
FW 19 細谷(←17フロート、69分)
GK 12 鈴木
DF 4 岩波
DF 26 荻原(←21大久保、83分)
MF 17 シャルク(←14関根、72分)
MF 25 安居(←8小泉、72分)
MF 40 平野(←19岩尾、83分)
FW 9 リンセン(←30興梠、62分)
柏レイソルは直近のルヴァンカップから2人をスタメン変更。右WBに戸嶋、最前線に仙頭が入る。ベンチには立田が3試合ぶりのメンバー入り。U22日本代表帰りの細谷もベンチからのスタートとなった。
一方の浦和レッズはスタメンを4名変更。GKを西川に戻し、左SBは明本、FWは興梠が名を連ねた。日立台凱旋の酒井もスタメンとなった。ベンチには先週に移籍後初ゴールを記録したリンセンが控える。
内容
前半立ち上がり早々1分、レッズ小泉がミドルシュート。これがポストに当たり肝を冷やす。それでも14分にはレイソルにチャンス。CKからサヴィオがシュート。これは相手DFに阻まれた。直後には小屋松がシュートするが、枠を外れる。22分はレッズ。CKから酒井がドンピシャのヘディングシュート。これはGK守田がセーブした。終了間際の44分に、レッズが先制する。右サイドのポケットを付かれ、クロスを興梠に通される。振り向きざまにタイミングをずらしたシュートが、ゴールに吸い込まれた。0-1でレッズがリードし前半を終えた。
後半はレイソルがギアを上げる。55分にはカウンターからチャンスを作りかけるもシュートに至らず。モハマドや細谷、山田を入れさらに勢いづけたいレイソル。71分サヴィオが左足でミドルシュートも、わずかに枠を捉えられない。そうしているうちに追加点を許してしまう。75分大久保が中央のスペースへドリブル。ラストパスの跳ね返りを、シャルクがダイレクトで決めた。82分には明本にジャンピングボレーを決められ0-3。反撃するエネルギーもなく、試合はそのまま0-3で終えた。
スタッツ
シュート数と枠内シュート数はともに同じ数字だった。CKの数はレイソルが上回ったが、得点には結びつけられず。ボール支配率で大きく差をつけられており、レッズのボール回しに対するプレッシャーのかけ方がうまくいかなかった後半が大きく影響した。今回はプレミアリーグから派遣された主審が担当したが、特に大きな問題はなく適切にコントロールされた。
キーモーメント
2失点目のシーンは、3センターMFの弱点をつかれたと言える典型的なものだった。プレスをかけに行ったものの、はがされ大久保に中央を突破された。1アンカーの高嶺の脇を使うのは、相手の狙いでもあり見事にハマったシーンだった。クリアを試みた土屋だったが、うめく処理できずやられてしまった。完全に主導権をレッズに渡し、3点目を決められることにもなった。この試合のターニングポイントと言える。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) 2023年3月31日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第6節
🆚 柏vs浦和
🔢 0-2
⌚️ 75分
⚽️ アレックス シャルク(浦和)#Jリーグ#柏浦和 pic.twitter.com/weV4VyNlXW
反省を生かさず招いた大敗
2022シーズンのアウェイ浦和レッズ戦の反省は、全く生かされていなかった。5-3-2ではプレスがはまらず、中盤で数的優位を作られ続けたことを踏まえた改善は、筆者の目には映らなかった。試合開始とともにシステムが同じとみると、結果も予想できてしまった。そして2失点目のように、結局3枚の弱点を突かれた。
あえて詳しくは述べないが、戦術的に意図の見えない配置や交代が散見された。屈辱的なチャントを浴びたレイソルサポーターの我慢は、もう限界に達している。
*写真はすべて筆者が撮影
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