4/29(土)に、J1の柏レイソルvs京都サンガFCの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。強風のなかの一戦は、1-1の引き分けに終わった。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 21 佐々木
DF 22 ブエノ(←9武藤、69分)
DF 24 川口
MF 5 高嶺(←28戸嶋、69分)
MF 11 山田康
MF 14 小屋松(←41仙頭、42分)
FW 49 ドウグラス(←19細谷、77分)
GK 26 太田
DF 24 イヨハ(←10福岡、57分)
MF 7 川崎(←39平戸、57分)
MF 8 荒木(←44佐藤、57分)
MF 18 松田
FW 9 パトリック(←11山﨑、83分)
FW 47 パウリーニョ(←23豊川、73分)
柏レイソルは前節からスタメンを2枚変更。片山が右SB、武藤が細谷と2トップを組む。ベンチには加入後初のメンバー入りを果たしたブエノ、山田康、ドウグラスらが控える。
アウェイの京都サンガは、メンバーを大きく変えてきた。平戸と三沢をスタメンに抜擢し、3トップは山﨑、豊川、木下。ベンチには主力メンバーの川崎、松田、そして新加入のパトリックらが控える。
内容
前半開始早々にサンガが先制する。8分に左サイドからのクロスを受けた豊川が、トラップからシュート。逆サイドに突き刺し、リードを奪う。その後はレイソルがボールを握り攻める時間が続く。39分はセットプレーから立田がシュート。GKにはじかれたところをサヴィオが狙うも、防がれてしまう。42分には仙頭が負傷交代、小屋松が入った。前半は0-1でサンガがリードする。
後半立ち上がりにレイソルが追いつく。47分に三丸のクロスからこぼれ球にサヴィオが押し込む。1-1の同点とすると、レイソルが畳みかける。54分にもサヴィオが決定機を迎えたが枠を外してしまう。サンガは3枚替えでシステムを3バックに変更。すると流れはサンガへ傾く。60分サイドから中央への侵入から、途中出場の荒木に決定機。しかしGK松本のビッグセーブで難を逃れる。レイソルもブエノを投入しシステムを合わせていく。91分には高嶺がミドルシュートも、ゴールとはならず。終盤まで強度の高い試合は、1-1で終わった。
スタッツ
シュート数15本、枠内シュート9本と相手の倍の数を記録したにもかかわらず、1点どまりとなった。ここ最近はゴール期待値で上回るのに勝ち点を取りそこなう、似たような結果に終わっているだけに、前線のプレイヤーたちの修正が求められる。走行距離ではサンガが上回り、試合全体を通じてさすがの運動量を感じた。支配率はイーブンであった。
キーモーメント
同点に追いつき流れが一気にレイソルになった、54分のシーン。ペナルティーエリア内で戸嶋とサヴィオがワンツー。最後はサヴィオがシュートも、バーの上に外れてしまった。これが決まっていればレイソルが勝ち点3を手にしていた可能性が高かっただけに、悔やまれるシーンとなった。この試合はパスのずれが散見され、このシーンでも戸嶋のリターンが長かった。このわずかな差が、勝利につながるか否かを決めてしまうだけに再度こだわってほしいところだ。
取り逃しと不安要素が頻発
4-4-2で確かな手ごたえを掴んでいるが、ここ3試合は勝てるチャンスがありながらわずかに勝ち点2どまり。決定力不足を露呈してしまっている。またけが人が増えており土屋やフロートに続いて、この試合で仙頭が途中交代、立田が試合後違和感を見せていた。連戦の初戦で早くも不安要素が噴出してしまった。
幸いにも直近で対戦する湘南ベルマーレ、アルビレックス新潟は上位相手にこの節の試合は敗れている。連勝すれば一気に順位を上げるチャンスが目の前にはある。しかしチャンスがありながらも決めきれない試合を続けるようでは、今後も横浜FCの動向を気にせざるを得ない。柏レイソルが本来の実力はこんなものではないと、サポーターは信じている。
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*写真はすべて筆者が撮影