5/13(土)に、J1柏レイソルvs横浜FCが、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。シュートを数多く打ち、攻め込んだが0-1で横浜FCが勝利した。この一戦を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
GK 21 佐々木
DF 22 ブエノ
DF 24 川口(←16片山、79分)
MF 11 山田康(←5高嶺、79分)
MF 30 加藤
FW 9 武藤(←19細谷、83分)
FW 17 フロート(←28戸嶋、72分)
・横浜FC
GK 21 市川
DF 6 和田(←20井上、79分)
DF 19 モラエス
MF 25 三田(←4ユーリララ、46分)
MF 31 坂本(←15伊藤、70分)
FW 13 ミネイロ(←7山下、79分)
FW 30 山根(←33近藤、70分)
ホームの柏レイソルはスタメンを変えずに4-2-3-1で臨む。ベンチには5試合ぶりにケガから戻ったフロートが控える。
アウェイの横浜FCは前節のスタメンから3名を変更した。伊藤が今シーズン初スタメン、小川と山下の3枚で前線を組む。ベンチには三田、坂本らが控える。
内容
前半立ち上がりから怒涛のシュートを放つ。7分を皮切りに一方的に押し込む。横浜FCは隙を見て攻めようとするが、思うようにいかずイエローカードが増えてしまう。33分はレイソルにビッグチャンス。こぼれ球を拾った戸嶋がサヴィオにスルーパス、サヴィオがループでGKを出し抜いたが、相手DFにクリアされてしまう。前半だけでシュート17本を打ったが、0-0で折り返す。
後半頭から、横浜FCは三田を投入しゲームを組み立てようとする。それでもレイソルの勢いは止まらず、67分はサヴィオと細谷の連携で細谷がシュート。DFに阻まれると、耐え凌いでいた横浜FCにチャンス。PKを獲得し、小川が冷静に沈めてアウェイチームが先制する。レイソルはフロートら攻撃陣を投入し、さらに攻勢を強める。86分はサヴィオのシュートがポストに嫌われる。89分は山田とサヴィオの連携からチャンスも、枠を捉えられず。最後まで凌いだ横浜FCが、0-1で勝利し裏天王山を制した。
スタッツ
立ち上がりから圧倒したレイソルは、前半に17本後半に13本、計30本のシュートを打ちながらもゴールを奪えなかった。枠内シュート数18も空しく小川のPKに泣いた。CK10本もアイディアを持ってゴールを狙ったが実を結ばず。スタッツだけ見れば勝利も同然だが、結果はまた別であることを思い知らされた。
キーモーメント
69分のPKのシーン。チャンスを凌いだ横浜FCは左サイドへ展開。林がクロスを上げると、片山のハンドを誘いPKの判定に。キッカーは小川。しばらくゴールから遠ざかっていたものの、PKには絶対的な自信を持ち、落ち着いてGK松本の逆に蹴りこんだ。この日は陣地を入れ替えたため、後半はお互い相手サポーターに攻め込む構図になった。レイソルのサポーターのブーイングなど、集中をするのが難しい状況だったが、その状況を楽しんだ小川が見事に勝利を引き寄せた。
ゴール前のクオリティがない
終始攻め込み続け30本のシュートを打ちながらも、日立台で敗戦を喫したレイソル。裏天王山と言える重要な一戦を落としたことで、サポーターからはブーイングが飛んだ。
ゴール前で決定的なチャンスを作りながらも、枠外に飛ばしたり相手に阻まれたりでゴールネットに流し込めない。ゴール前での落ち着きやシュート技術が不足していることが露呈された。またベンチにドリブラーを入れなかったことで、後半は枠内へのシュートチャンスをあまり作ることができなかった。これはチームの問題である。
6ポインターを落とし、良かった流れがここで台無しになった感は否めない。次戦からは強豪との戦いが続く。この試合がシーズン終了後の結果に、大きな意味を為さないことを祈るばかりだ。
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