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<マッチレビュー>ルヴァンカップ第5節鹿島アントラーズvs柏レイソル 2023年5月24日

5/24(水)に、ルヴァンカップ鹿島アントラーズvs柏レイソルが開催された。今シーズン3度目の対戦となった試合は、1-0でアントラーズが勝利した。この試合を振り返る。

 

メンバー

両タームのスタメンはこちら。

 

サブ

鹿島アントラーズ

GK 29 早川

DF 2 安西(←28溝口、78分)

DF 55 植田(←35中村、78分)

MF 27 松村(←15藤井、64分)

MF 30 名古

FW 19 染野(←10荒木、74分)

FW 40 鈴木(←8土居、74分)

 

柏レイソル

GK 31 守田

DF 50 立田

DF 23 岩下(←43ファルザン、81分)

MF 11 山田康(←45山本、60分)

MF 30 加藤(←8中村、68分)

FW 9 武藤(←10サヴィオ、46分)

FW 19  細谷(←17フロート、60分)

 

ホームのアントラーズはターンオーバーを敷いてきた。しかし試合開始直前のアクシデントで、スタメンを急遽変更。知念に代わり藤井がスタメンとなった。ベンチには繰り上がりで松村が入った。キャプテンの鈴木もベンチから出番を待つ。

 

アウェイのレイソルもメンバーを入れ替えて臨む。先日に特別指定選手の登録が完了した、関根が即スタメンに抜擢された。サイドにはファルザンと山本のルーキーコンビが選ばれた。ベンチには細谷らが控える。

 

内容

アクシデントで開始が遅れた一戦は、立ち上がりから激しい展開となる。6分にアントラーズのキムがヘディングシュート。11分にはレイソルのサヴィオがシュートもGKに阻まれる。レイソルは中村の展開力を活かした攻撃を見せたが、シュートまではなかなか行けない展開。途中にフロートとキムが接触する危ない場面があったが、大事には至らず。前半をスコアレスで折り返す。

 

後半頭からレイソルはサヴィオに代えて武藤を投入。48分にはファルザンがカットインから見事なシュート。59分には武藤にチャンス、右足のシュートはわずかに枠を外れる。67分は荒木のミドルを、GK佐々木がビッグセーブ。しかし直後の68分に均衡が破れる。アントラーズのCKからカイキが押し込み、ホームチームが先制点を奪取する。レイソルは細谷を中心に攻め立てるも、ゴールを奪うことができずにホイッスル。1-0でアントラーズが勝利し、レイソルのグループリーグ敗退が決定した。

 

スタッツ(鹿島:柏)

・シュート数 15:11

・枠内シュート数 4:4

・ポゼッション率 49:51

・パス数 417:490

・FK 16:10

・CK 7:4

・イエロー 1:0

・レッド 0:0

 

全体を通して拮抗した試合だった。どの数字も互角であり、お互いにチャンスを作った。強いて言えばセットプレーの数ではアントラーズが上回り、それを確実に仕留めたかたちだ。最後のクオリティの差が結果に表れてしまった。

 

キーモーメント

アントラーズが得点したシーン。土屋が被ってしまい、こぼれたところをカイキに決められてしまった。本職はセンターバックではなく、ボランチである土屋には酷だったかもしれないが、このシーンでは目測を誤りうまくクリアすることができなかった。井原監督が立田やブエノを起用しなかったのは、彼のビルドアップ能力を見込んでいたからだろう。しかしそれが実らず、この日は残念ながら失点に絡んでしまった。

痛恨のグループリーグ敗退

好調アントラーズを前に敗れ去ったことで、ルヴァンカップ敗退が早くも決まってしまった。タイトルへの道が閉ざされただけでなく、若い選手が輝く場が一つ失われたのも大きな損失だ。

 

ヴィッセル戦のラッキーゴールを除けば、無得点の試合がアルビレックス戦から4試合続いている。開幕から続く深刻な得点力不足を打破する術が見つからなければ、今後も難しい試合が続いてしまうだろう。