6/3(土)に、J1の柏レイソルvs北海道コンサドーレ札幌の試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催される。ここでは対戦相手の、北海道コンサドーレ札幌について分析する。
移籍動向
ペトロヴィッチ監督のもと確固たるスタイルを構築し、今年で6年目となる。オフは的確で堅実な動きを見せた印象だ。獲得した選手では、兵役から戻り再獲得したクソンユン、実績のある小林に加え、馬場や浅野といったポテンシャルのある選手を獲得。タイからも1人獲得することに成功した。
一方放出した選手では、レイソルへ巣立った高嶺に始まり、興梠はレンタルバック、檀崎はスコットランドへ旅立った。フィットしきれなかった外国籍選手も放出し、ソリッドな陣容で上位進出を目指す。
直近の試合
ホームで名古屋グランパスを迎えた試合は、1-2で敗戦を喫した。手堅い守備に手を焼き敗れたものの、直近5試合で13ゴールと得点力がすさまじい勢いである。この日も15本のシュートを放ち、ゴール期待値がこれまでのシーズンと比べて格段に上がっている。
ペトロヴィッチの代名詞である3-4-2-1で注目すべきは前線の3枚である。序盤戦は試行錯誤していたが、ここにきて小柏、浅野、駒井のユニットがはまっており、得点力の爆発が起こっている。特にサンフレッチェから加入した浅野は絶好調で、8ゴールを決めている。右サイドの金子もドリブル数ではリーグ1位で、相手を1枚かわすのは当たり前になってきている。
グランパス戦では立ち上がり早々に裏を取られ失点し、後半もスローインから隙を付かれた。終了間際に金子がゴールを決めたが、追いつくには至らなかった。レイソルとしては一瞬の隙を見つけ、細谷のスピードでゴールチャンスを作りたいところだ。
ホームで新体制初勝利を
前節フロンターレに完敗を喫したレイソルは、この教訓を生かさなければいけない。コンサドーレもポジションサッカーのため、支配率では圧倒されることが予想される。
フロンターレ戦では前線からのプレスを行わずブロックを敷いたが、取りどころのマークが緩く簡単に前進を許してしまった。まずはマンマークでも良いのでタイトな守備をしなければいけない。また金子のドリブル突破をどのように防ぐかも、この試合ではカギになるだろう。
井原新体制に変わったが3試合で未だ勝利を挙げられていない。日立台でレイソルサポーターを勝利で喜ばせることができるのか注目である。