5/11(土)にJ1のFC東京vs柏レイソルの試合が、味の素スタジアムで開催された。試合は前半から打ち合いとなり、3-3で引き分けで終わった。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
・FC東京
GK 1 児玉(←39仲川、45+5分)
DF 4 木本(←44トレヴィザン、89分)
DF 5 長友(←33俵積田、72分)
DF 43 徳元
MF 40 原川(←9オリヴェイラ、72分)
FW 28 野澤
FW 70 ジャジャ・シルバ(←49バングーナガンデ、89分)
GK 31 守田
DF 24 川口(←32関根、74分)
DF 50 立田(←3ジエゴ、77分)
MF 28 戸嶋(←34土屋、46分)
MF 48 熊澤(←29島村、89分)
FW 15 木下(←14小屋松、46分)
FW 37 鵜木
3連勝中のFC東京は古巣対決のオリヴェイラがスタメン、新加入の白井、U−23日本代表の松木も名を連ねた。ベンチには長友、ジャジャ・シルバらが控える。
アウェイのレイソルはU−23日本代表の細谷と関根はメンバーがスタメンに復帰。前節ゴールの島村もスタメン起用となった。ベンチには木下、鵜木らが控える。
内容
前半開始早々にゲームが動く。2分に高い位置でレイソルの土屋がボールを奪取、サヴィオがダイレクトでシュートを決めた。しかしFC東京もすぐさま追いつく。6分にCKからシュートでつなぎクロス。こぼれ球を仲川が押し込んだ。その後は一進一退の展開となる。22分には左サイドのサヴィオからジエゴへ。クロスに関根が飛び込んだがDFのクリアに遭う。30分にはFC東京のチャンス。バングーナガンデのクロスに安斎が飛び込むとジエゴが倒してしまいPKを獲得。これをオリヴェイラが決めて2-1。37分にはCKのこぼれ球を松木がダイレクトボレー。見事なゴラッソが決まり3-1と引き離す。しかし42分、FC東京森重のロストから細谷がGK波多野に倒される。これがDOGSOの判定となりレッドカードが提示される。45+6分、そのファールで得たFKをサヴィオが狙うが、これは枠を捉えられず。前半は3−1でFC東京がリードする。
後半頭からレイソルは木下、戸嶋の2枚を投入する。すると46分に、レイソルの犬飼のロングシュートを放つ。これが左隅に決まり1点差とする。53分はFC東京の俵積田がシュートもブロックされる。58分にはレイソルがとうとう同点に追いつく。白井のミドルシュートのこぼれ球を島村が押し込んだ。その後はレイソルがボール保持も、FC東京がカウンターでチャンスを作りかける展開となる。80分にはレイソル細谷がシュートも右に外れる。82分には途中出場の川口のクロスに木下が飛び込むも枠を捉えられず。直後も細谷のフリックに木下がシュートもブロックされる。90+1分にはCKから木下のヘディングシュート。しかしGK児玉に防がれる。90+7分には川口が枠内にシュートを放つが、これも児玉が防ぐ。打ち合いの試合は3−3で引き分けた。
スタッツ
前半はFC東京が、後半はレイソルが主導権を握った。後半に数的優位を生かしたレイソルが、シュート数16、枠内シュート数10を記録した。CK数は同じだったが、FC東京は2ゴールを生み出した。ポゼッション率では試合全体では大差がない数字となった。
キーモーメント
46分の犬飼のロングシュートのシーン。左サイドで押し込む展開を作ったあと、白井からフリーの犬飼へ。犬飼は少し持ち込んだあと、右足を振り抜くと伸びたシュートは見事なゴラッソとなった。誕生日前日に自身のゴールで祝うことになった。
もともとキックは素晴らしいものを持っており、アントラーズ時代に見られたシュートが、レイソルでもついに見ることができた。後半早い時間帯にゴールを決めたことにより、その後追いつく流れとなった。シーズンベストとも言えるスーパーシュートは、間違いなくこの試合のポイントであった。
MVP
FC東京のGK児玉を挙げたい。前半終了間際に波多野が退場となったことにより、スクランブル出場となった。2失点を喫したものの、80分以降にレイソルのシュートをことごとく防ぎ勝点1を手にする立役者となった。特に後半アディショナルタイムにCKから木下のヘディングシュートを、セーブした場面は見事であった。次戦はスタメン出場が濃厚だが、ベテランGKの力は好調なチームに大きな影響を与えている。
数的優位も勝ち越せず
3−3と壮絶な打ち合いは引き分けに終わった。リーグ戦では初めて複数得点を奪ったが、数的優位の時間が長かったにも関わらず、勝ち越すことはできなかった。特に3点目を奪ったあとの時間帯、なかなかゴール前まで持って行けず、カウンターを何度も食らってしまったことは反省しなければいけない。
ほかにも数多くの反省点があるが、連敗を2で止めたことは大きい。好調なチーム相手の勝点1を奪えたことをポジティブに捉え、失速しているチームを上向きに持っていきたいところである。
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