5/25(土)にJ1の川崎フロンターレvs柏レイソルの試合が、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催された。試合は両者1ゴールずつを決め、1−1の引き分けに終わった。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 99 上福元
DF 2 高井
DF 31ファンウェルメスケルケン際(←30瀬川、70分)
MF 16 瀬古(←17遠野、61分)
MF 26 山内(←23マルシーニョ、70分)
FW 9 エリソン(←14脇坂、78分)
FW 20 山田(←18ゴミス、61分)
GK 31 守田(←46松本、90+3分) *脳振とうの疑いによるもの
DF 24 川口(←32関根、88分)
DF 50 立田
MF 34 土屋(←33白井、80分)
MF 48 熊澤(←28戸嶋、88分)
FW 9 武藤(←15木下、80分)
FW 25 鵜木(←29島村、72分)
連敗中のフロンターレは、古巣対決の瀬川と大南がDFラインでスタメン。最前線にゴミスを起用した。ベンチにはエリソン、高井らが控える。
公式戦3連勝中のレイソルは、中2日のハードスケジュール。ルヴァンカップでスタメンだった三丸、島村、木下を引き続き先発に。ベンチには武藤、鵜木らが控える。小屋松はメンバーから外れた。
内容
前半立ち上がりはレイソルにチャンス。4分に細谷がシュートもミートせず。5分にはサヴィオから細谷へスルーパス。しかしGKチョン・ソンリョンが防ぐ。10分には木下がシュートもDFのブロックに遭う。17分にはフロンターレのチャンス。脇坂がドリブルからシュート。ここはGK松本がビッグセーブ。フロンターレのボール保持率が上がっていく展開となる。そして30分、フロンターレが先制点を奪う。右サイドのゴミスからダイレクトで繋いで最後は脇坂が決めた。36分にも決定機。ロングボールの処理を犬飼が誤り、マルシーニョがドリブルシュートも枠を外してしまう。40分にはゴミスがシュートも古賀がブロック。前半は1−0でフロンターレがリードする。
後半はレイソルが攻勢を強める。51分にサヴィオのシュートが木下に当たる。しかしチョン・ソンリョンが足で止める。その後レイソルが攻め立てると、59分に同点にする。FKから戸嶋がシュート、こぼれ球を木下が押し込んだ。フロンターレは2枚替えを行うが、レイソルの勢いは止まらない。62分には細谷のボール奪取から決定機。しかしまたもチョン・ソンリョンが足で防ぐ。69分には戸嶋がミドルシュート。フロンターレは途中出場の山田を起点に攻める。そして90+1分、FKからジェジエウがゴール。しかしVARの結果オフサイドの判定となりゴール取り消し。このプレーで接触したレイソルのGK松本は脳震とうの疑いで負傷退場する。勝ち越しゴールは生まれず、試合は1−1で終了した。
スタッツ
ボール保持率は想定通りだが、レイソルは後半に攻勢を強めシュート数18、枠内シュート数12を記録。フロンターレは思うようにゴール前まで進めず、シュート数は8にとどまった。セットプレーの数ではレイソルが上回った。また走行距離についてはレイソルが5.8km上回ったものの、スプリント回数では両チームほぼ同じであったことから、サッカースタイルの違いがここに表れている。
キーモーメント
後半アディショナルタイムのシーン。レイソルがFKからカウンターを受け、細谷がイエローで止めた。そしてフロンターレのFKとなり、ジェジエウがヘディングシュートを決めホームサポーターが歓喜に湧いた。しかしオフサイドの可能性があるとして、VARで確認しゴールは取り消され同点で試合を終えた。
レイソルは自分たちの時間帯があったにも関わらず追加点を奪えず、あわや敗戦を喫するところだった。紙一重のラッキーな判定には、このプレーで負傷したGK松本の勇敢さがあったからかもしれない。
MVP
フロンターレのGKチョン・ソンリョンを挙げたい。前半から好プレーを見せ、後半はレイソルの時間帯が続いたが、足で防ぐセーブを4度も見せた。特に失点直後の62分に細谷の決定機をセーブ、苦しい場面で相手に完全にペースを渡さない大きなプレーだった。7試合ぶりのスタメンにも関わらず、素晴らしいパフォーマンスを見せた韓国人GKに拍手を送りたい。
殊勲の勝点1
連勝中の勢いがそのまま後半の戦いに出たが、フロンターレのチョン・ソンリョンの壁に阻まれた。また2016年を最後に、フロンターレに勝てていないという関係性も、この試合で崩す事はできず。天皇杯決勝のリベンジは叶わなかった。それでもアウェイで勝点1を手にしたのはポジティブに捉えてよいと思う。
後半アディショナルタイムにGK松本が脳震とうにより負傷退場した。中3日で横浜F・マリノス戦が控えるなか痛い離脱となる。ベテラン守田のパフォーマンスに期待したい。
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