7/14(日)にJ1の名古屋グランパスvs柏レイソルの試合が、豊田スタジアムで開催された。サヴィオが先制点を奪ったが、後半にグランパスが2点を決めて2−1で勝利した。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 16 武田
DF 2 野上(←22相馬、78分)
MF 17 倍井
MF 19 重廣
MF 25 久保
MF 66 山中(←27中山、53分)
FW 10 パトリック(←18永井、90+8分)
GK 21 佐々木
DF 16 片山(←19細谷、46分)
MF 34 土屋(←50立田、78分)
MF 28 戸嶋(←33白井、69分)
MF 48 熊澤
FW 15 木下(←14小屋松、46分)
FW 18 垣田(←6山田、69分)
連敗中のグランパスは復帰戦となる相馬や古巣対決となる椎橋をスタメン起用。前線は永井、山岸、森島の3枚。ベンチには古巣対決の山中やパトリックらが控える。
アウェイのレイソルは野田に代わり立田をスタメン起用。ベンチには加入が発表された垣田や木下らが入る。島村はベンチから外れた。
内容
前半立ち上がりにペースを掴んだレイソルが先制ゴールを奪う。7分に高嶺がボールを奪いサヴィオへ。裏のスペースに抜けたサヴィオがGKとの1vs1を制してゴールを決めた。なかなかリズムを掴めないグランパスは、中山と相馬のポジションを入れ替える。23分には森島がシュート、34分にはFKから相馬がシュート。直後には森島から相馬にパスが渡り決定機を迎えたが、GK松本がセーブ。37分にはレイソルの白井がシュートもGKランゲラックが防ぐ。38分にはCKからレイソルの高嶺がシュート。」44分にはグランパス山岸がシュートも枠を外れる。前半は1−0でレイソルがリードする。
後半頭からレイソルは木下と片山を投入、5バックにシステムを変更する。50分にはレイソルにチャンス。木下が左足でシュートもGKランゲラックがセーブする。するとグランパスが同点にする。途中出場の山中のCKから最後は相馬がゴール。1−1とした直後、56分にグランパスは永井から山岸へつなぎ、左足でシュート。これがゴールネットを揺らし一気に逆転とした。レイソルは反撃に出たいが、アクシデントが発生。観客席で急病人が発生したため試合は中断する。再開されるとデビュー戦となる垣田を投入したレイソル。74分にサヴィオがシュート。76分にはグランパスの山岸がシュートを放つ。90分にはジエゴがペナルティーエリア内で倒され、VARが介入したがノーファールの判定。アディショナルタイムの90+16分には決定機。片山がヘディングシュート。GKランゲラックが弾いたこぼれ球を木下が詰めるもポストに当たってしまう。試合は2−1でグランパスが勝利を収めた。
スタッツ
シュート数や枠内シュート数、ポゼッション率ではほぼ互角であった。しかしセットプレー数ではグランパスが上回り、その中からゴールに結びつける結果となった。レイソルは連戦の影響からか運動量やスプリント回数が思うように伸びず、敗戦につながるデータとなってしまった。
キーモーメント
後半終了間際のレイソルの決定機。左サイドのサヴィオのクロスに、2列目から走り込んだ片山がフリーでヘディングシュート。GKランゲラックがビッグセーブ、こぼれ球を木下が詰めたがポストに当たってしまった。アディショナルタイムでの最大の決定機を逃し、勝点を積むことができなかった。
完全にゴールが決まったと思われたシーンで、ランゲラックがスーパーセーブを見せ、それを見届けたサヴィオは愕然とするしかなかった。相手GKを褒めるほかないだろう。
MVP
復帰した相馬を挙げたい。サイドで必ず起点となり素早い動きとドリブル、正確なクロスでレイソルの脅威となり続けた。そして後半には復帰後初ゴールを記録し、グランパスサポーターの期待に応えた。長谷川監督も相馬の活躍ぶりには満足だろう。また終盤にかけてはサヴィオとの攻防も見ものであった。苦しんでいるグランパスにとって背番号22にかける期待は大きい。
3度目の敗戦
今シーズンカップ戦含めてグランパスと4度戦い、これで1分3敗と厳しい結果となった。また公式戦の連勝は3でストップし、順位も逆転してしまった。
後半頭に5バックとしたことが大きな分かれ目となった。確かに相馬を封じる手段は必要だったが、試合勘で不安のある片山を起用した5バックは機能不全に陥った。井原監督の采配が敗戦を招いたとも言える。
オリンピックの日本代表活動により、細谷と関根が離脱する。彼らが不在となるのはレイソルとしては痛手だが、垣田を始め代わりとなる選手に期待したい。
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