8/17(土)にJ1の湘南ベルマーレvs柏レイソルの試合が、レモンガススタジアム平塚で開催された。試合は細谷と木下のゴールで、1−2でレイソルが裏天王山を制した。この試合を振り返る。
メンバー
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サブ
GK 99 上福元
DF 8 大野
MF 7 阿部(←14茨田、59分)
MF 15 奥野(←18池田、68分)
MF 88 小野瀬(←28吉田、59分)
MF 16 根本(←33高橋、83分)
FW 19 福田(←29鈴木章、68分)
GK 21 佐々木
DF 24 川口(←16片山、81分)
DF 50 立田
MF 28 戸嶋(←6山田雄、66分)
MF 48 熊澤(←37手塚、76分)
FW 18 垣田(←14小屋松、76分)
FW 15 木下(←19細谷、66分)
ベルマーレは前節首位の町田を倒したメンバーを変えずに起用。古巣対決の茨田がインサイドハーフに入り、2トップにはルキアンと鈴木章斗が入る。ベンチには阿部、小野瀬、福田らが控える。
アウェイのレイソルは前節のスタメンから3枚を変更。右サイドバックには片山が入り、加入後初スタメンの手塚がボランチに。細谷のパートナーには小屋松が起用された。ベンチには垣田、木下らが控える。なお島村は出場停止により、関根は負傷の疑いでメンバーから外れた。
内容
開始早々から両チームともチャンスを作る。1分にはレイソルがカウンターから小屋松に決定機も、クロスに合わせられない。4分にはベルマーレの池田がシュート。12分はレイソルの犬飼がヘディングシュート。14分にはベルマーレに決定機。左サイドの吉田から鈴木章斗が合わせるも、わずかに逸れてしまう。19分にはまたも吉田のクロスにルキアンが合わせる。21分にはレイソルの細谷がシュートも枠の外に外れる。36分にはカウンターからベルマーレ茨田がシュート。42分、レイソルの片山に決定機も決められず。45+2分にはベルマーレのFKから、吉田が狙うもGK松本が防ぐ。前半は0−0で折り返す。
後半に入り、レイソルが先制する。53分にサヴィオのスルーパスから細谷がゴールを決めた。56分はベルマーレのFKから鈴木章斗がシュート。60分前後にはベルマーレとレイソルがともに2枚替えを行う。68分にはベルマーレ小野瀬から田中がシュートを放つ。74分はルキアンがドリブルシュート。76分にレイソルが貴重な追加点を奪う。戸嶋のクロスに木下が合わせて0−2。あとがなくなったベルマーレは、DFを削って攻め立てる。するとアディショナルタイムにベルマーレ根本がシュートした場面でVARが介入。犬飼がペナルティーエリア内でハンドの判定を取られ、PKにジャッジ変更となる。これを阿部が決めて1点差とするも、レイソルが逃げ切り試合終了。1−2で裏天王山を制した。
スタッツ
シュート数、枠内シュート数、ポゼッション率はベルマーレが上回ったものの、2つの決定機をものにしたレイソルに軍配が上がった。走行距離とスプリント回数ではレイソルが上回り、運動量を特徴としているチームに対し個々がパフォーマンスを発揮したと言えるだろう。
キーモーメント
細谷のゴールシーン。古賀から小屋松、サヴィオとつなぎスルーパス。スピードに乗り裏抜けした細谷は、キム・ミンテがスライディングしたのを見てシュート。これがゴールネットを揺らし後半早々に先制点をもたらした。
このシーンではまず、小屋松とサヴィオが中央エリアでポジションチェンジしたことで相手DFの混乱を招いた。また細谷はうまく相手DFの対応を見てから、タイミングをずらし力強いシュートを放った。秀逸なプレーの重なりがこのゴールに繋がった。
MVP
途中出場の木下と戸嶋を挙げたい。まず木下は戸嶋からの難しいボールを見事に合わせて、貴重な追加点をもたらした。クロスからのボールに合わせる技術は抜群で、チームトップの9ゴール目を決めた。
戸嶋は対峙する小野瀬を抑えることに加え、豊富な運動量で攻撃でも力を発揮した。アシストはよく木下の動きを見ていたし、終了間際にひとりで単独突破を図るシーンもあった。この交代策が見事に当たったと言える。
6ポインターを制す
レイソルが1試合消化が少ないとはいえ、勝点1差で迎えた大一番。2人のエースがゴールを決めて残留争いのライバルから貴重な勝点3を手にした。
細谷はここ近年の、相性の良さをこの試合でも発揮。また交代策も的確で、途中から入った戸嶋と木下は大きな仕事を果たした。最後のPK献上は不運と言えるものだったが、やはり2ゴール目を決められたことは非常に大きかった。
下位チームが調子を上げているなかで、レイソルは4試合ぶりの勝利となった。まだまだ勝点を積み上げる必要はあるが、この日はアウェイで素晴らしい勝利をもたらしてくれた。
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