8/31(土)にJ1柏レイソルvs東京ヴェルディの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。試合はシーソーゲームとなり、2−3でヴェルディが勝利した。この試合を振り返る。
メンバー
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サブ
GK 1 猿田
DF 16 片山
DF 50 立田(←22野田、46分)
MF 6 山田雄(←25鵜木、46分)
MF 37 手塚(←33白井、75分)
FW 18 垣田(←19細谷、79分)
FW 15 木下(←14小屋松、46分)
GK 21 長沢
MF 10 見木(←8齋藤、63分)
MF 17 稲見(←4林、79分)
MF 33 松橋(←11山見、63分)
MF 47 松村
MF 27 山田剛(←20木村、79分)
FW 9 染野(←18山田楓、52分)
レイソルは前節からスタメンを4名変更。GKに佐々木、CBに野田、右SBに関根、右MFに鵜木を起用する。ベンチには手塚、木下らが控える。なお古賀は退場による出場停止である。
アウェイ連戦のヴェルディは3−4−2−1のシステム。前線は木村、山見、山田楓の3枚。
ベンチには染野、見木らが控える。なお谷口は出場停止でメンバー外となった。
内容
雨が降り注ぐ中始まったゲーム。前半立ち上がりからレイソルが攻める。1分には関根のクロスに、細谷が見事なトラップからシュート。しかしGKマテウスの好セーブに阻まれる。それでも8分に先制点を奪う。ゴール正面から細谷がシュート。これをGKマテウスがキャッチミスし、レイソルが最初のゴールを決める。一方のヴェルディは15分に追いつく。木村が反転からミドルシュート。これがゴールネットを突き刺した。1−1から一進一退の攻防が続く。21分はレイソルのサヴィオがダイレクトボレー、こぼれ球を細谷がシュートも阻まれる。30分はヴェルディが2点目を決める。カウンターから齋藤のスルーパスに反応した、山見がフェイントからゴールを決めた。逆転されたレイソルは45分+1分、CKのサインプレーで戸嶋がダイレクトボレー。見事に決まり2−2と振り出しに戻し、前半を終える。
後半頭からレイソルは3枚替えを行い、戦い方を通常に戻す。50分には途中出場の山田雄が左足でシュートも再度ネット。55分にはヴェルディが再び勝ち越す。森田のクロスをGK佐々木が弾く。これを拾った翁長がゴール隅に決めてみせた。レイソルは右サイドを中心に攻めるが、なかなか決定機を作り出せない。72分にはCKからレイソルの木下がシュート。82分はサヴィオがミドルシュート。90+2分にはビッグチャンス。サヴィオのフリックに反応した垣田がシュート。しかしGKマテウスがビッグセーブで凌ぐ。最後まで攻め立てたがゴールを奪えず。2−3でヴェルディが勝利を収めた。
スタッツ
全体を通してレイソルがボールを保持し、シュートも数多く放った。シュート数は24、枠内シュート数も16を記録したが、勝利したのは3ゴールを決めたヴェルディであった。スプリント回数は117と相手を上回り、その割合を攻撃時に割いて攻めたものの、ゴールを生み出すにはなかなか至らなかった。
キーモーメント
90+2分のレイソルの決定機。木下がうまくボールを収めてサヴィオへ。サヴィオはかかとを使ってダイレクトでDFラインの背後へ。走り込んだ垣田が左足でシュートを放ったが、GKマテウスが立ちはだかりゴールとはならなかった。レイソルはボールを保持したものの、決定機をなかなか作れず苦しんでいただけに、この決定機をものにできれば結果が変わっていたことだろう。
MVP
ヴェルディのGKマテウスを挙げたい。雨でスリッピーなピッチにより細谷のゴールを許したものの、試合全体を通してビッグセーブ連発でチームを救った。レイソルのシュートはいくつも枠内に飛んだものの、彼のセーブに手を焼いた。後半アディショナルタイムのピンチも右手でセーブし勝点3をもたらす大きな仕事を果たした。
連敗で危機感が募る
3バックの相手に対し、井原監督は鵜木を起用することで守備時は5バックを形成する戦術を選択した。しかしこの戦術が機能したとは言えず2失点、後半は通常通りに戻した。そこを突いたヴェルディが決勝点を決め、リーグ戦連敗を喫した。
上記の戦術に加え、代わりの選手のパフォーマンスが悪く、先制したにも関わらず難しい展開へと引き込んでしまった。今シーズンは選手層が厚くなったと信じていたが、それは異なっていたと言わざるを得ない。
この敗戦で、残留争いに巻き込まれることとなる。どんな相手にも、勝点を取り逃がすことは許されない。昨シーズンとは違ったレイソルを見せてはいるが、結果がここからはより重要視される。次節は降格圏のジュビロ磐田との試合だ。ここからがまさしく正念場である。
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