9/21(土)にJ1鹿島アントラーズvs柏レイソルの試合が、県立カシマサッカースタジアムで開催された。試合は拮抗した内容で0−0のスコアレスドローに終わった。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら
サブ
GK 31 山田大
DF 16 須貝
MF 10 柴崎
MF 15 藤井
MF 17 ターレス(←14樋口、63分)
FW 36 師岡(←33仲間、46分)
FW 41 徳田(←30名古、77分)
GK 21 佐々木
DF 16 片山(←3ジエゴ、90+1分)
DF 50 立田
MF 33 白井(←28戸嶋、66分)
MF 48 熊澤(←6山田雄、90+1分)
FW 14 小屋松(←6山田雄、77分)
FW 18 垣田(←15木下、77分)
ホームのアントラーズは4−2−3−1のシステム。古巣対決の仲間がスタメン。トップ下に名古、最前線には鈴木が入った。ベンチには元日本代表の柴崎、若い徳田らが控える。
アウェイのレイソルは、ボランチに手塚と戸嶋を起用、2トップは細谷と木下のコンビとなった。ベンチには垣田、小屋松、熊澤らが控える。
内容
立ち上がりはレイソルが攻める。1分にサヴィオがヘディングシュート。5分には古賀がシュート。17分には犬飼がロングシュートを放つが惜しくも左にそれる。アントラーズはなかなか自分たちのチャンスを作り出せない。24分はレイソルの木下がシュートもサイドネットに当たる。27分はアントラーズの鈴木がヘディングシュート。36分はサヴィオが左足でシュートもGK早川がセーブ。45+1分は関根のクロスに木下がシュートを放つ。前半は0−0で折り返す。
後半頭からアントラーズは師岡を投入する。46分はアントラーズ名古がシュート。アントラーズが押し込む中、56分レイソルはサヴィオがシュート。互いになかなか決定機に持ち込めない展開が続く。70分には知念がシュート。終盤にかけて攻撃のカードを両チーム切っていく。79分はレイソル小屋松が右サイドから折り返し、白井がミドルシュート。しかしGK早川がビッグセーブ。86分はアントラーズのターレスが枠内シュート。87分はアントラーズに決定機。知念のパスから鈴木がフリーに。シュートを放ったが犬飼がスライディングで防いだ。ラストプレーでは濃野がミドルシュートもGK松本がセーブ。最後までゴールは生まれず、0−0で試合は終了した。
スタッツ
前半はレイソルが、後半はアントラーズが多くのシュートを放ち、最終的にはアントラーズがシュート数と枠内シュート数、ポゼッション率で上回った。セットプレーの数は同じだが、レイソルは走力で上回った。またイエローカード3枚はすべてレイソルに出て、細谷は次節出場停止となった。
キーモーメント
87分のアントラーズの決定機のシーン。中盤から上がってきた知念が裏へスルーパス。鈴木が完全にフリーになりシュートを放ったが、レイソル犬飼がスライディングでシュートを防いだ。鈴木としては少し時間をかけたことで間合いを詰められてしまい、その間に犬飼が見事なタックルを見せた。昨年は自身のファールからゴールを決められたが、この日は古巣相手に素晴らしいパフォーマンスを見せた。
MVP
アントラーズの知念を選びたい。今シーズンからボランチに抜擢されると才能を見せこの日も高いパフォーマンスを見せた。特に後半にかけてはゴール前まで駆け上がりシュートやスルーパスと決定的な仕事もこなした。またボールさばきや守備でも素晴らしいプレーを見せ、ポポヴィッチ監督の信頼を完全に得ている。今までとは違う顔とプレーにも注目していきたい。
連敗をストップ
前節大一番を落としてしまったことにより残留争いの渦中にいるレイソル。この試合では球際で激しいプレスを見せ、相手にゴールを許すことなく勝点1を得た。これでリーグ戦の連敗を3でストップさせた。
前半は意図的に3バックを形成し、相手を押し込む展開を作った。後半は攻撃が停滞したものの要所で決定機を作り、守備ではシュートコースに体を投げ出した。悪くない試合内容だったと言える。
次戦はエースの細谷が出場停止となる。2トップをどのように組むのかは注目だが、残留争いから抜け出すためにはゴールを奪いたい。次節のアウェイのセレッソ戦では勝点3を期待する。
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