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【総集編】柏レイソルの2024シーズンを振り返る

f:id:gotohitachidai8:20241228124056j:image2024シーズンの柏レイソルは、2年連続の残留争いとなり結果17位でJ1リーグ戦を終えた。序盤戦は期待を持てたチームは、徐々に勝点を積み重ねることが難しくなり、ギリギリで残留を決めたかたちである。ここではレイソルの2024シーズンをまとめていく。

ゲームを支配するチームへ

2023シーズンは主にカウンターからゴールを決めるスタイルだったレイソルだが、2024シーズンはそのスタイルを変える決断をし、シーズンスタートを切った。具体的には、ポゼッション率を高めて試合をコントロールし、得点源をエースの細谷真大だけに依存しないチームへの変革を試みた。すると、リーグ戦が開幕してからの3試合は2勝1分で、好スタートを切った。この時点で、多くのレイソルサポーターは今シーズンこそ上位に食い込めると信じていたに違いない。

 

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序盤戦の勢いが失速

新加入の木下康介、島村拓弥、関根大輝らの活躍で勢いをつけたものの、徐々に勝点を落とすことになる。第4節で初黒星を喫すると、そこから3戦連続で勝点1に留まった。

苦手な浦和レッズにホームで勝利を収めたが、ゴールデンウィークでは連敗を喫した。

この期間は代表活動で細谷や関根を欠いたことが、チームとしては痛手になった。

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劇的勝利を3連続→4連敗

FC東京との激しい打ち合いを演じた後、レイソルは今までに見せなかった力強さを見せる。第14節、第15節、ルヴァンカップ日立台で開催されたホーム3連戦は、後半アディショナルタイムの劇的な勝ち越しゴールでいずれも2−1の勝利。長年レイソルを追いかけているサポーターでさえ、初めての経験に期待は膨らんだに違いない。

 

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しかし、第9節延期分の横浜F・マリノス戦で0−4の大敗を喫し泥沼の4連敗となってしまった。GK松本健太川崎フロンターレ戦で脳震盪により負傷し、守備陣の間で歯車が狂った。そして難しい試合を演じる事になってチームは失速してしまった。

 

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2年連続の残留争いへ

夏場以降は安定しない戦いが多くなり、徐々にチームは残留争いに巻き込まれる展開となる。東京ヴェルディ、そしてライバルのジュビロ磐田と昇格チームにホームで連敗を喫すると、一部サポーターからはブーイングも飛んだ。

 

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中断期間を経て、チームはより守備を固める戦い方を選択し、第31節の鹿島アントラーズ戦から立て直すことに成功した。そして横浜F・マリノスに1−0の勝利を収めて、残留争いを一歩リードできたかに思えた。しかし、そこから前代未聞の悪夢が始まることになる。

 

5戦連続の後半AT被弾

第34節のFC町田ゼルビア戦。勝利すれば残留が大きく近づく重要な一戦で、レイソルは先制に成功した。しかし、後半アディショナルタイムにPKを献上。試合は1−1で終えてしまった。その後の浦和レッズ戦、アビスパ福岡戦でも後半アディショナルタイムにまさかの失点で連敗を喫し、アルビレックス新潟ヴィッセル神戸との試合は勝利の目前でゴールを許した。5試合連続で後半アディショナルタイムに失点を喫するという、前代未聞の悪夢にレイソル関係者はお手上げ状態となってしまった。

 

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J1残留を果たすも変革へ

最終節の北海道コンサドーレ札幌戦は、ジュビロ磐田が敗戦したためレイソルは残留を決めることになった。しかし、この試合でも0−1で敗れたため、アウェイまで駆けつけたサポーターからはブーイングが飛んだ。

 

4シーズンで3度も残留争いをしているチームに、変革が必要なのは誰もが理解していた。そしてその想いが、クラブに届きとうとう動き出した。12/4に井原監督の今シーズン限りの退任を発表し、12/11にリカルド・ロドリゲス新監督の就任内定を発表。2025シーズンは新しい風がクラブに舞い込む。