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2/9(日)にプレシーズンマッチのちばぎんカップ、ジェフ千葉vs柏レイソルの試合が、フクダ電子アリーナで開催された。試合は3−0でレイソルが勝利を収めた。ここでは新生柏レイソルが見せた戦術についてまとめることにする。
攻撃的な3バックを採用
この試合、フォーメーションは3−4−2−1(守備時は5−4−1)を採用したレイソルのリカルド・ロドリゲス監督。GKは新加入の小島亨介。3CBは原田亘、古賀太陽、杉岡大暉。両WBに久保藤次郎と小屋松知哉を起用し、2ボランチは原川力と熊坂光希。細谷真大を最前線に置き、仲間隼斗と小泉佳穂がシャドーで構える。新加入選手を実に7名もスタメン起用する結果となった。
一方ホームチームのジェフは、4-2-3-1を採用した。CBは鳥海晃司と河野貴志の新加入のコンビ。トップ下には背番号10の横山暁之、最前線には石川大地を起用した。小林慶行監督はエース小森飛絢が抜けたチームの作り直しを図る。
幅広く攻撃を仕掛ける
攻撃的な選手をウイングバックを配置したことで、常にピッチを広く使った攻撃を仕掛けた。3分に早速ゴールが生まれる。ワンツーから抜け出した小屋松がペナルティーエリアで1vs1を仕掛け、先制ゴールを決めた。
その後も前半は主導権を握ったレイソル。WBにボールが入った瞬間に、必ず小泉と仲間のシャドーがハーフスペースへ走り込む。ボランチの原川と熊坂はテンポよくサイドへ展開し、どちらか一方は配給先のサポートに入る。選手間の距離がよく、ジェフはボールの取り所が定まらない状況に陥った。
ジェフがレイソルゴールに攻め込むシーンができつつあった中、41分にはレイソルがFKのクイックリスタートでチャンス、小泉が切り返しからシュート。ポストに弾かれたこぼれ球を小屋松が押し込んだ。前半は2−0でレイソルがリードして折り返した。
恐れずにGKからつなぐ
リカルド・ロドリゲス監督の哲学が早くもチームに浸透している。GK小島からショートパスでつなぐことを、この試合で終始徹底した。このとき、ポジションチェンジを頻繁に行ない、シャドーの選手が最終ラインまで下がることもあった。
ジェフが前線に人数をかけて来たときには、小島から最前線の細谷や垣田へピンポイントのロングパスを配給、疑似カウンターを見せるシーンもあった。両足で長短の精度高いパスを送ることができる小島の加入は、早くも新生レイソルに大きな影響を与えている。
守備時は即時奪回を目指す
守備時は原則として、奪われた瞬間に前線からハイプレスをかけて即時奪回を目指す。プレスを回避された際には、両ウイングバックが最終ラインに下がり、5−4−1で守備の陣形を構える。
この戦術においてはWBとシャドーの選手の運動量と切り替えの早さが求められるため、攻守において重要なポジションであるといえる。
その成果が、後半開始早々にゴールに結びついた。46分に相手のミスからショートカウンターを発動。細谷がシュート気味の早いクロス、小屋松から最後は仲間がゴールを決めて3−0とした。
好調でリーグ開幕戦へ
ジェフ千葉とのちばぎんカップを勝利し、練習試合も含めて5試合の負け無しでシーズン開幕を迎える。大きく生まれ変わったレイソルは、勢いをもってアビスパ福岡に挑む。
リカルド・ロドリゲス監督の戦術が非常に浸透し、各選手が生き生きとプレーしているように見えた。後半には自陣での不用意なロストでピンチのシーンがあったものの、期待できるチームになっていることは間違いない。
2シーズン連続で17位に沈んだレイソルは、新しい戦術で上位進出を目指す。現時点では、久々のタイトル獲得を期待できるチームに仕上がっていると言えるだろう。
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