
3/2(日)にJ1第4節の浦和レッズvs柏レイソルの試合が、埼玉スタジアム2002で開催された。前半に2ゴールを奪い、守りきったレイソルが0-2で勝利した。鬼門で実に2020年7月以来の勝点3を収めた。この試合を振り返る。
木下と垣田を同時起用
アウェイのレイソルは、長身FWである木下と垣田を同時にスタメン起用した。原川が通常よりも高い位置、または木下が左シャドーの位置に入るシステムである。ベンチには細谷、渡井、戸島らが控える。

ホーム開幕戦のレッズは4-2-3-1のフォーメーション。古巣対決となるマテウス・サヴィオが左サイドに、原口がトップ下に入る。最前線にはチアゴ・サンタナを起用。ベンチには新加入の金子、中島、松尾らが控える。

試合内容
前半に2ゴール
レイソルが立ち上がりからボールを握る展開。すると13分にレイソルが先制する。小泉のロングパスを受けた小屋松が1vs1を仕掛けると、カットインからシュート。見事なゴラッソが決まった。21分にはレッズがFKから、ダニーロボザがシュート。25分過ぎからレッズも徐々にペースを掴み始める。しかし、レイソルが追加点を奪う。31分にカウンターから、小泉のクロスに垣田がダイビングヘッドを決めた。43分にはアクシデント。レイソルの杉岡が負傷交代、田中がリーグ初出場となった。アディショナルタイムの45+3分には、レッズに決定機。スルーパスに反応した前田がシュート。しかしGK小島がビッグセーブを見せる。前半は0-2でレイソルがリードする。


レッズペースも無失点に抑える
後半頭からレイソルは渡井を、レッズは金子とグスタフソンを投入した。57分にはレッズのチアゴ・サンタナがシュート。その後のCKからダニーロボサがシュートも、GK小島がセーブ。レイソルは63分に小泉がシュートを放つ。69分にはレッズにビッグチャンス。ミスから高い位置でボールを奪うと、チアゴ・サンタナがシュート。これは惜しくもポストに当たる。レイソルは細谷とジエゴを同時投入し、劣勢の打開を試みる。レッズは攻勢を強めたが最後までゴールを奪えず。試合は0-2で終了し、レイソルが4年ぶりに埼玉スタジアムで勝利を手にした。

GK小島のスーパーセーブ
まずは攻撃面では、前半の決定機をしっかり決めきったことが大きかった。試合全体を通じたゴール期待値は0.34で、1ゴールを決めるだけでも十分な数値だが、2ゴールを奪うことに成功した。まずは小屋松が、ちばぎんカップを彷彿させる角度から見事なゴラッソ。また前節もゴールを決めた、垣田が泥臭く飛び込んでのダイビングヘッドでゴール。両ゴールにアシストで絡んだ古巣対決の小泉は、試合全体を通して高パフォーマンスだった。
そして、この試合で卓越したパフォーマンスを見せたのはGK小島である。前半終了間際のシーンで、中盤のプレスをサヴィオのダイレクトパスでかわされると、原口から前田にスルーパスが通る。小屋松と田中が後手を踏み、前田はGK小島と1vs1に。前田の枠内シュートに対し、右手を残した小島がゴール外へ弾き出した。このプレーが試合を左右する、ビッグセーブと言えた。

後半は押し込まれたが無失点に抑える

スタッツを見ると、レイソルはレッズに後半に押し込まれたため、思うような数字とならなかった。ボール支配率は54%と今シーズンで最も低い。シュート数ではレッズが14に対して4本。うち2ゴールを決めたことは、ゴール期待値の低さにそぐわない結果である。それでも、ここ数シーズン苦杯を舐め続けてきた難所での勝点3は、その数字以上に大きな意味を持つことだろう。

ついに首位に躍り出る
5年ぶりの埼玉スタジアムでの勝利に、レイソルサポーターは歓喜に湧いた。50,000人を越えるレッズの大サポーターが駆けつけたなか、今までのレイソルではないことを証明してみせた。クラブワールドカップに出場する相手に、無失点で勝点3を手にしたことは、大きな自信になるはずだ。
そして順位表を見れば、レイソルが首位である。もちろん、シーズンはまだまだ先が長いが、Jリーグに黄色い旋風を巻き起こしているのは明らかだ。新生柏レイソルが、この勢いをどこまで持続できるかは未知数とはいえ、次節の鹿島アントラーズにも十分勝機はある、と声を大にして言える。

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