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垣田の2度目のゴールで柏レイソルが湘南ベルマーレに勝利!


J1第11節の湘南ベルマーレvs柏レイソルの試合が、レモンガススタジアム平塚で開催された。試合は後半早々に細谷のクロスに合わせた垣田のゴールが、決勝点となり0−1でレイソルが勝点3を手にした。この試合を振り返る。

細谷がスタメン

ルヴァンカップ福島ユナイテッドFC戦から中3日のレイソルは、細谷を抜擢し2シャドーの左にスタメン起用した。ベンチには木下、仲間、前の試合で決勝ゴールの渡井らが控える。

フォーメーション図

 

ホームのベルマーレは3-1-4-2のフォーメーション。DFラインには舘を起用、2トップには福田と鈴木章が入った。ベンチには古巣対決となる茨田、小田、奥埜らが控える。

フォーメーション図

試合内容

垣田のゴールが取り消し

前半からレイソルがボールを握る展開。5分にレイソルの山田がシュート。10分には小屋松がカットインからシュートもGK上福元がセーブ。18分にはベルマーレの福田が枠内シュート。28分にはレイソルCKから細谷がヘディングシュートもGK正面。一方のベルマーレは38分に池田がシュート。45分、レイソルはロングボールから垣田がループシュートを決める。しかし、VARが介入し舘との競り合いでハンドがあったとして、ゴールは取り消しに。前半は0−0で折り返す。

正真正銘のゴール

リカルド・ロドリゲス監督が審判に猛抗議するハーフタイムだったが、早々にレイソルが先制する。48分、細谷がドリブル突破からクロス、垣田が合わせてゴールネットを揺らした。その後はベルマーレが攻め立てる。51分、小野瀬がシュート。その直後は池田がボレーシュート。これがGK小島が弾いてクロスバーに当たる。中盤で激しい応酬が繰り広げられる中、67分には途中投入の木下がシュート。終盤にかけてはベルマーレが押し込む。81分には鈴木雄がシュートもGK小島が防ぐ。85分はCKから大岩がシュート。アディショナルタイムにはGK上福元も上がって総攻撃を仕掛けたが、ゴールを奪えずに試合終了。レイソルが垣田のゴールを守りきり勝利を収めた。

シュートの打ち合いに

基本スタッツ

点差は1点のみだったが、両チームとも数多くのシュートを放ち、かつ枠内シュートも多いゲームとなった。ベルマーレは18本のうち10本を枠内に飛ばしたものの、GK小島を中心にレイソル守備陣が体を張った。レイソルも9本の枠内シュートを記録した。ボール支配率49%とレイソルにとって今シーズン最低となった。試合終盤にかけて、守る時間帯が増えたがそれでも要所でカウンターを発動しシュートまで繋げた。

湘南キラー細谷がアシスト

レイソルのゴールシーン。左サイドで起点となった細谷が、複数の相手DFを相手にドリブル突破。ゴールライン手前で折り返すと、垣田がGK上福元の手前で触ってゴールネットを揺らした。味方が近くにおらず、かつ相手DFが多くいたので、無謀とも言える突破に思えたが、細谷はスピードでゴール前まで侵入した。そのプレーに付いていった垣田が、前半のゴール取り消しを晴らす「2度目の」ゴールを決めてみせた。

 

この日の細谷は左サイドからドリブルで突破しクロスする役割を担った。ゴール前で仕事をしてきたストライカーに、新たなプレースタイルが加われば心強いことこの上ない。また、データが示すように細谷はベルマーレ相手に相性が良い。リカルド・ロドリゲス監督が中3日でも細谷をスタメン起用したことが、勝利に見事つながった。

連勝を狙いたい

この試合では前半の垣田のゴールが、VARによりハンドとなり取り消された。もし勝利ができなかったら、またもジャッジに泣かされる展開になっていたが、当の本人が正真正銘のゴールを決めて勝利に導いた。

 

またGK小島を筆頭に守備陣も素晴らしいパフォーマンスを見せた。攻撃に注目しがちだが、総失点8の堅守を築き上げている事も見落とせない。攻撃から守備への切り替えの早さやペナルティーエリア付近でのシュートブロックは、すでに何年も同じメンバーでやっているかのような浸透度である。

 

これで2位に浮上し、上位戦線をキープしている。なかなか勝利できない状況から打破するきっかけを作ったので、次節のアルビレックス新潟戦では連勝を掴み、確固たる地位を築きたいところだ。

 

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