8/10(日)にJ1の柏レイソルvs湘南ベルマーレの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。試合は2ゴールを奪ったレイソルが、2−0で勝利を収めた。この試合を振り返る。
馬場が初スタメン
ホームの柏レイソルは、出場停止の原田に代わり、馬場が移籍後初のスタメンとなった。ボランチには戸嶋と中川、シャドーには仲間と渡井を起用した。ベンチには怪我から復帰の杉岡と原川、新加入の小西らが控える。小泉はメンバーから外れた。

アウェイの湘南ベルマーレは3-1-4-2のフォーメーション。新加入の選手を多くスタメンに起用し、GKはポープ・ウィリアム。DFには松本、左ウイングバックには太田、FWには小田が入った。ベンチにはフェリッピ、二田らが控える。

試合内容
小屋松が連続ゴール
雨が降り注ぐ中のゲーム、4分にはベルマーレのFKから鈴木章が狙う。10分にはレイソルの仲間が決定機を迎えたが、ゴールの上に外してしまう。試合は徐々にレイソルが支配する展開に。しかし、28分にはレイソルのミスからベルマーレがカウンター。最後は小野瀬がシュートも枠には飛ばせない。終了間際の44分、ついに均衡が破れる。右サイドを深くえぐったレイソル渡井が上げた鋭いクロスが、相手DFに当たってこぼれたところを、小屋松が胸で冷静に押し込み、柏が待望の先制点を挙げた。前半は1−0でレイソルがリードして終える。
中川がダメ押し弾
後半頭からベルマーレは前線からのプレッシングで柏のビルドアップを妨害し、攻撃のリズムを変えようと試みた。しかし、柏は見事なボール回しで対応。50分に中川、55分に渡井がシュートを放つ。58分には戦線離脱していた原川がピッチに投入される。70分には渡井のクロスから瀬川がシュートを放つが左にそれる。ベルマーレはフォーメーションを変化させたが、効果的な攻撃に至らない。88分、途中出場の細谷が裏に抜け出しゴールを決める。しかし、VARでオフサイド判定となりゴールは取り消し。それでも90分、レイソルが追加点を奪う。細谷がドリブル突破から小西に展開。小西のクロスに中川が合わせて、2−0とした。そのまま試合は終了し、2−0でレイソルが白星を飾った。
ポゼッションで圧倒

データではシュート数12を記録したレイソルに対し、ベルマーレは6。枠内シュート数は4対3で大差はでなかった。ボール支配率ではレイソルが71%で圧倒、ベルマーレは走らされたため、後半はスタミナ切れとなった。CK数ではベルマーレはわずか1本と、レイソルゴールに迫る回数が非常に少なかったことが表れている。
巧みに変えた立ち位置
この試合でポイントだったのは、右CBの馬場の立ち位置である。相手が2トップで、基本的には馬場はフリーのシーンが多かった。そのためボール保持時、試合序盤は右サイドの一番外側のレーンに立ち位置を取っていた。しかし、状況に応じて柔軟に変化を加え、内側のレーンやボランチの位置に入ることもあった。特に多かったのは久保、渡井と連携して3人目の動きで相手コート深くまで侵入するシーン。古賀からパスが出されたタイミングでリスクはあるものの、積極的な駆け上がりを見せていて印象的であった。

また、後半にはベルマーレがハイプレスを見せて、戸嶋のところでボールを失うことがあった。リカルド・ロドリゲス監督は中盤を逆三角形の3枚にすることで対応し、安定感を取り戻すことに成功した。途中出場の原川と小西は、アンカーと右インサイドハーフで役割を的確にこなし、小西は初出場でアシストを決めた。このように、柔軟に立ち位置を変えてゲームをコントロールしたことが、勝利につながった。
勢いをつける勝利
リーグ中断後の大事な初戦は、悪天候の難しい状況の中、14,000を越える今季最多入場者数の日立台で勝利を挙げた。各選手が高いパフォーマンスを見せて、チームが一丸となって優勝を目指す戦いができたと言える。
選手層も厚く、新加入の馬場や小西、戦線復帰の原川や杉岡といったメンバーが後半戦には絡んでくることになる。リカルド・ロドリゲス監督のメンバー選考がより一層大変になることだろう。
上位争いは混沌としているJ1であるが、レイソルは十分に優勝を目指せるスカッドを揃えている。次節のアウェイのファジアーノ岡山との一戦でも、素晴らしい勝利を期待する。
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