8/22(金)にJ1の柏レイソルvs浦和レッズの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。試合は2点のリードを許したレイソルが、後半に4ゴールを決めて4−2の大逆転勝利を収めた。この試合を振り返る。
小泉がスタメン復帰
ホームの柏レイソルは現状のベストメンバーを揃えた。負傷離脱していた小泉がスタメンに復帰。ボランチの山田もスタメンに戻った。ベンチには細谷、瀬川、仲間らが控える。

アウェイのレッズは4-2-3-1のフォーメーション。古巣対決のマテウス・サヴィオがトップ下でスタメン。最前線に松尾、右に金子、左に関根が入る。ベンチにはチアゴ・サンタナ、大久保、原口らが控える。

試合内容
レッズが2点を先行
チケット完売となった金曜日のナイトゲーム。立ち上がり早々にレッズが先制点を奪う。5分、左CKから長沼が押し込んだ。レイソルは2戦連続で先制点を与えた。その後、ポゼッションで相手を押し込んだレイソルは、11分に中川が枠内シュートを放つ。21分には山田がパス交換から枠内シュートもGK西川に防がれる。34分、レッズが決定機を迎える。松尾が古賀に競り勝ち、GKと1vs1に。しかしシュートをGK小島がセーブした。それでも43分、追加点はレッズに入る。サヴィオのダイレクトパスから抜け出した金子から、関根を経由して松尾が決めた。前半はレッズが2点をリードする。
レイソルが一気に4ゴール
シュートシーンを作り出せないレイソルはハーフタイムに瀬川、杉岡を同時投入。すると流れが一気に変わる。54分、浮き球を見事にトラップし瀬川がゴールを決めた。1−2と迫る中、レイソルは細谷を、レッズはサンタナを投入。69分、レッズのサンタナがミドルシュート。これはGK小島がセーブ。78分、レイソル細谷が決定機を迎えたがレッズの石原のスライディングでゴールとはならない。それでも83分、ついに同点に追いつく。瀬川が収めて細谷とスイッチ。左足でゴールネットを揺らした。そして90分、勝ち越しゴールがレイソルに入る。左サイドからドリブルで侵入した小西。クロスかと思われたボールは、ポストを当ててゴールの中に吸い込まれた。3−2となったが更に攻め立てたレイソルは、90+6分に小屋松がシュート。ポストの跳ね返りを久保が押し込んで4−2。レイソルが見事な大逆転勝利を収めた。
シュート数でも圧倒

前半はレッズ、後半はレイソルのペースとなった。レッズはシュート数7のうち、後半は2本しか打てずに沈黙。レイソルは前半からゴール前に迫ったものの、後半はよりシュート数が増えて最終的には枠内シュート数14を記録した。走行距離とスプリント回数は大差なかったが、守備の時間が長かったレッズの選手の負荷が大きく、足を攣っての交代が相次いだ。CK数は7対3で、レッズはそのうちの1本をゴールに結びつけた。
日立台劇場のきっかけは交代策
前半、ファジアーノ岡山戦と同様に先制され、かつ2ゴール目も失う苦しい展開となった。ハーフタイムに交代カードを使うことは予想されたが、蓋を開けてみれば瀬川と杉岡の2枚であった。これがまず的中し、瀬川が再三相手の背後を突いてシュートを打つと、徐々にペナルティーエリア手前が空いて、前半よりもミドルシュートの回数が増えた。そしてその瀬川が反撃の狼煙を上げると、次いで細谷を投入。
これが第2の矢となった。細谷と瀬川が2トップの関係となり、相手の背後を徹底的に狙う。そして空いた手前のスペースを、3CBの杉岡を含めた後方の選手が活用したことで、前半よりもレッズDFの脅威となる攻撃を繰り返した。その細谷が、瀬川との関係から値千金の同点ゴールを決めた。

そして第3の矢として、仲間と小西の2枚を投入。仲間はクロスバー直撃のシュートを放ち、前線からの猛烈なプレスでチームのギアを一段上げた。また、小西は待望の逆転ゴールを決めてみせ、これが嬉しい移籍後初ゴールとなった。
このように、リカルド・ロドリゲス監督は後半に逆転を目指すべく、最適なタイミングで効果的な選手をピッチに送り込んだ。一方、レッズのスコルジャ監督は後半のトーンダウンを嘆き、チーム全体の課題であることを明言した。選手層の厚さと的確な交代策が、この日立台劇場を生みだしたと言えるだろう。
素晴らしいバウンスバックで暫定首位
前節のファジアーノ岡山戦では厳しい敗戦となり、かつ中4日で難しい状況であった。実際、前半はそれが尾を引いて2点を先行された。それでも、今のレイソルはひっくり返せるだけの力を持っていることを証明した。
途中加入の瀬川、小西はゴールという結果を残し、戦線離脱から復帰した杉岡もアクセントとなった。そして日本代表の森保監督が視察に訪れる中、細谷が途中出場ながら同点ゴールを決めた。
スタメンの11人だけでなく、登録メンバー20人全員でもぎ取った大逆転勝利。選手層が厚く、チーム一丸となって戦っているからこそ、今シーズンのタイトル獲得に期待せざるを得ない。
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