
J1リーグは残り7試合と終盤戦に突入した。現在4位の柏レイソルは、直近3試合で引き分けが続き、首位の鹿島アントラーズと勝ち点差5となっている。ここでは直近での課題を振り返りつつ、レイソルの課題を見ていく。
ポゼッション率の低下
ヴィッセル神戸とは0−0、セレッソ大阪とは1−1、そしてサンフレッチェ広島とは0−0。この上位チームとの3試合では、まずポゼッション率がいつもの試合よりも低下した。柏レイソルの2025シーズンの平均ポゼッション率は、59.3%でリーグトップである。
65%以上の高い数値を叩き出すことも、前半戦の試合では数多く見られた。
しかし、各チームの対策が進んだことで、レイソルのポゼッションサッカーは徐々に影を潜めることになった。例えば、ヴィッセル神戸戦では52%に留まった。この試合の前半は、ロングボールを多用してくるサッカーに苦しみ、相手コートに入る時間も少なかった。また、ピッチコンディションも悪く、レイソルのパスサッカーはなかなか発揮できない状況でもあった。
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渡井の離脱と久保の不在
左シャドーを務めていた渡井理己が、ヴィッセル神戸戦の開始早々に負傷退場となった。そして公式リリースで、前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまったことが判明した。渡井の中盤での繋ぎやゴール前でのアイディアは、レイソルにとって貴重な存在だったので、このタイミングでのシーズンアウトは非常に悔やまれる。
#待ってるぞマサ
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2025年9月24日
渡井理己選手が、9月12日(金)の明治安田J1リーグ第29節・ヴィッセル神戸戦で負傷し「右膝前十字靭帯断裂、内側側副靭帯損傷」と診断されましたのでお知らせいたします。#柏レイソル #NoREYSOLNoLIFE pic.twitter.com/cx4hyzaKYr
また、レイソルの右ウイングバックとして、スタメン出場を続けていた久保藤次郎が、セレッソ戦とサンフレッチェ戦ではコンディション不良のために欠場となった。このポジションには原田が入り、右CBに馬場が入る布陣を組んだ。
コンビネーションから馬場がペナルティーエリアに侵入し、決定機を迎えるシーンがあったが、全体的に見ると右サイドからの攻撃の迫力が低下したことで、なかなかチャンスシーンを作れないことが増えた。久保のドリブル突破は、レイソルの武器であることを改めて痛感した2試合と言える。
マンツーマンDFを攻略できず
サンフレッチェ広島戦では、相手のマンツーマンDFに苦しみ、相手が勝利してもおかしくない内容であった。サンフレッチェは担当マークを決めて徹底的についていった。そしてレイソルが自陣でプレッシャーからミスをしたところで、何度もショートカウンターからゴールを脅かした。
結果的にスタッツを見ると、サンフレッチェはシュート数19、CK数は10を記録。一方でレイソルはシュート数11、CK数は1と下回った。小泉がポジションを大きく下げて、DFラインに入るなど、工夫は見られたが相手が上回ったと言える。今後、このような対策をしてくるチームに対して、どのような攻略法があるかを模索しなければならないだろう。

優勝を目指し総力戦に
レイソルがタイトル争いを演じるのは、久しぶりのことである。だからこそ、サポーターは優勝できると信じているし、大怪我で負傷離脱した選手たちのためにもタイトルを獲得しなければならない。
リカルド・ロドリゲス監督のサッカーでここまで来たのは事実。あとは貪欲に勝利を掴めるかが鍵となる。今までのポゼッションスタイルを、ときには捨ててもも良いと考える。
様々な課題を挙げたが、良い知らせもある。例えばボランチの中川敦瑛は存在感を増しているし、負傷離脱から復帰した杉岡大暉や片山瑛一が、コンディションを上げつつある。総力戦となっている今、チーム一丸となって日曜日の川崎フロンターレ戦に挑む。
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