10/4(土)にJ1の柏レイソルvs横浜F・マリノスの試合が、三協フロンテア柏スタジアムで開催された。試合は小泉のゴールを守りきったレイソルが、1−0で勝利した。この試合を振り返る。
ジエゴを右WBで起用
ホームのレイソルは前節の川崎フロンターレ戦と同じスタメンで挑む。3CBの右に馬場、左に杉岡。ウイングバックの右には、左が主戦場のジエゴを起用。最前線に垣田、シャドーに小泉と仲間が入る。ベンチには、東洋大学から加入内定の山之内が、初めて名を連ねた。

アウェイのマリノスは4-2-1-3のフォーメーション。左サイドバックには、柏レイソルユース出身で桐蔭横浜大学在学中の関富が抜擢された。トップ下には植中、3トップは谷村、クルークス、アラウージョ。ベンチには宮市、デイビッドらが控える。

試合内容
小泉のゴールで先制
序盤からホームの柏がボールを保持し、積極的に攻撃を仕掛ける。5分、小屋松の仕掛けから垣田が左足でシュートを放つも、GKに阻まれる。10分、ジエゴがヘッドで折り返す。こぼれ球を中川が狙うもクロスバーの上へ。一方、マリノスは21分に谷村がクロスに合わせてゴールネットを揺らすが、直前のファウルでノーゴールとなり、スコアは動かない。拮抗した展開の中、柏が前半終了間際に試合を動かす。41分に右CKから仲間がヘッド。シュートは小泉に当たってコースが変わり、ゴールイン。レイソルが待望の先制点を挙げる。前半は1−0でレイソルがリードする。
互いに決定機を迎える
後半に入っても、柏は攻撃の手を緩めず、58分にはショートコーナーから仲間が決定機を作るが、わずかに枠を外れる。追いつきたい横浜FMは、61分に植中 、68分には途中出場の井上のクロスに谷村がヘッドで合わせるが、どちらもゴールを捉えられない。77分、レイソルのジエゴが右サイドで突破し、折り返しを途中出場の戸嶋が狙うもブロックされる。後半アディショナルタイム、途中出場の細谷が右サイドを突破し、クロスにまたも戸嶋が詰めるが、シュートはクロスバーを越えてしまう。最後まで決定機はあったが、そのまま試合終了。レイソルがの小泉のゴールを守り切り、1-0で勝利。5戦ぶりの白星で、逆転優勝へ望みをつなぐ貴重な勝点3を獲得した。
本来のサッカーを取り戻した
ここ数試合は相手に攻略されてポゼッションサッカーが影を潜めていたが、この試合では本来のサッカーを取り戻した。支配率は62%で、シュート数は9本のうち枠内シュートが5本。マリノスにも決定機はあったが、概ねレイソルがゲームを支配していたと言える。走行距離とスプリント回数ではマリノスが上回った。CK数は6対3で、レイソルはそのうちの一つでゴールを決めることに成功した。

右サイドに新しいオプション
川崎フロンターレ戦に続き、この試合でもジエゴを右ウイングバックに据えた。久保や原田とは異なり、最大の武器はカットインからのシュートである。前節はその形でゴールを決め、マリノス戦では後半に一本シュートを放った。
この形を相手は警戒するため、そうなると馬場のオーバーラップが効果を発揮する。また、カットインから逆サイドの小屋松へパスをし、シュートチャンスを演出したり、クロスに再度ジエゴが合わせるパターンも、今後は見られるはずだ。
また、この日プロデビューとなった山之内は、力強いプレーで日立台を沸かせた。2人とも本職ではないポジションで、新しいオプションをレイソルに与えている。
優勝戦線に残る重要な勝点3
離脱者が相次ぎ、かつ上位陣との対戦で勝ちきれなかった流れを、この試合ではついに断ち切ることに成功した。マリノスに先制されたと思われたが、VARの介入で取り消しとなり、レイソルは先制点を奪うことができた。
その後、GK小島を中心とした守備でピンチを凌ぎ、攻撃では何度か決定機を作り出した。欲を言えば、あと2ゴールほど奪うべきではあったものの、勝利を手にしたことが何よりも大きい。
これで3位に浮上し勝点60に到達した。首位の鹿島アントラーズに離されないためにも、残りの試合はすべて勝たなければならない。そして、4−4の壮絶な打ち合いをした川崎フロンターレとは、ルヴァンカップの準決勝で再戦する。シーズン終盤、総力戦となっているチームから目が離せない。
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