2026シーズンのJ1百年構想リーグが開幕し、柏レイソルは2連敗と苦しんでいる。予想外の開幕スタートとなったレイソルが次に対戦するのは、王者の鹿島アントラーズである。ここでは、開幕2戦の振り返りと課題点、右CBの人選をまとめることにする。
開幕2連敗
ミスが重なり5失点
開幕戦のアウェイの川崎フロンターレ戦では、立ち上がりからレイソル自陣でのミスが重なった。早々にPKを献上すると、そこからエリソンに25分でハットトリックを許す展開に。前半のうちに馬場晴也を原田亘へ交代すると、その原田のアシストから細谷真大がゴール。
1-3となって迎えた後半には、瀬川祐輔が見事なトラップからゴールを決めて1点差に迫る。しかしその後は同点に追いつけずに、最終的には3-5で打ち合いに敗れる結果となった。
終了間際にゴラッソを決められる
ホーム日立台での第2節は東京ヴェルディと対戦。スタメンを4枚変えて挑んだ試合は、主導権を握って前半に小泉佳穂のゴールで先制する。その後も山之内佑成らがシュートチャンスを得るも、決められない展開が続く。
1-0で迎えた後半、ヴェルディはFKから同点に追いつく。その後、レイソルはチャンスをことごとく決めきれずにいると、後半アディショナルタイムにミスから福田湧矢にゴラッソを決められて、1-2。その後、原田は一発退場となり、泣きっ面に蜂の連敗となった。
決定力不足と苦しい台所事情
優勝を目指していたはずのレイソルの不振に、落胆の声が漏れる柏サポーターは多いはずだ。2025シーズンは連敗が一つもなかったチームに、何が起きているのか。
まずサッカーの内容を見ると、フロンターレ戦ではエリソンや伊藤達哉の個の力で上回られた。残念ながら、馬場はその影響もありリカルド・ロドリゲス監督から早々の交代を言い渡された。また、ヴェルディ戦では決定機を迎えるシーンが多くあったにも関わらず、1得点のみにとどまった。後半はポストに当たるシーンもあったが、やはり決定機をものにしないと、痛い目に遭うのがサッカーである。
ゴール期待値を見てみると、川崎フロンターレ戦は3.4、東京ヴェルディ戦は1.4。つまり、実際のゴール数が期待値を下回っているのが、この2試合で見えた問題である。
そして、そもそもメンバーが多く離脱していることが判明した。東京ヴェルディ戦後のリカルド・ロドリゲス監督のインタビューで、13〜14名の選手が戦線離脱していると公言された。垣田裕暉や原川力といった、主力級の選手が2試合とも不在で、1戦目に出場していたGK小島亨介や久保藤次郎も、2戦目ではメンバー外。怪我や感染症によるものと推測されるが、苦しい台所事情であることは間違いない。
右CBの代役は誰か
上記に追い打ちをかけたのが、原田亘の退場処分である。2失点目を喫した直後のプレーで、トラップが流れたところをスライディング。ボールにプレーをしたが、相手選手に致命傷を負わすリスクが高いプレーと判断され、レッドカードが提示された。後日、退場処分の詳細が通達され、原田は2試合の出場停止となってしまった。
レイソルの右CBとして欠かせない選手を失った今、代役としては誰がふさわしいか。Xでアンケートを実施した。
右CBの代役は
— 家から日立台へ。徒歩10分 (@gotohitachidai8) 2026年2月17日
一番多く票を集めたのは、開幕戦で悔しい思いをした馬場晴也。サポーターからは厳しい声があったが、それでもリベンジを期待する意見が反映された。その次はキャプテンの犬飼智也である。リカルド・ロドリゲス監督になってから出場機会は限られているものの、サポーターからの信頼度は高い。
そして野田裕喜にも票が入った。東京ヴェルディ戦では、ボランチとして後半頭から途中出場。攻撃時はCBの位置に入って組み立てに参加するプレーで、レイソルの攻撃を支えた。
また、ウイングバックで起用されている山之内佑成を、このポジションで起用するアイディアもあった。好調なプレーを見せている大卒ルーキーが、このポジションで対峙する鹿島アントラーズのエウベルを抑える姿は想像できる。
優勝のためには勝利しかない
第3節では早くも天王山を迎える。相手は2025シーズンの優勝争いのライバルであった、鹿島アントラーズである。メルカリスタジアムで迎える一戦は、レイソルにとって厳しい試練となるだろう。
昨シーズンは上位相手に勝ちきれず、優勝には届かなかった。アントラーズに対しては、連敗を喫しており最後にこのスタジアムで勝利したのは、2020シーズンまで遡る。
厳しい条件下ではあるが、もう一度エンジンを入れ直して挑む、最後のチャンスとなる。ここで敗戦すれば、短期決戦での優勝は遠のいてしまう。柏レイソルが必ずこの試合でシーズン初勝利を挙げてくれることを信じて、2/21(土)の16:00の試合を楽しみにしたい。
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