2026‐27シーズンのJ1リーグが8月に開幕する。百年構想リーグでは不本意な結果に終わった柏レイソルは、リカルド・ロドリゲス監督体制のもと、攻撃陣を中心に実績十分のプレイヤーを補強した。アジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)への出場権を獲得し、4つのタイトルを狙いに行くことを目標に掲げ、新シーズンのスタートを迎える。ここでは新シーズンの補強選手・放出選手の一覧と、加入した主な注目選手のプレースタイル、新シーズンの展望についてまとめる。
🟡KASHIWA REYSOL 2026/27 SQUAD⚫️
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2026年7月4日
2026/27シーズンのトップチーム体制および背番号が決定しました☀️
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柏レイソル 2026-27シーズンのスカッド
補強・放出選手一覧
シーズンオフの移籍動向は以下の通り。
⬛ 加入選手 (IN)
遠藤 渓太(MF ← FC東京 / 完全移籍)
満田 誠(MF ← ガンバ大阪 / 期限付き移籍)
麻田 将吾(DF ← 京都サンガF.C. / 完全移籍)
若原 智哉(GK ← ジェフユナイテッド千葉 / 完全移籍)
弓場 堅真(MF ← サガン鳥栖 / 完全移籍)
岩永 創太(MF ← 九州産業大/ 新卒)
古谷 柊介(MF ← 東京国際大/ 新卒)※2027年より加入内定
常藤 奏(DF ← 中央大/ 新卒)※2027年より加入内定
⬜ 放出選手 (OUT)
小見 洋太(FW → セレッソ大阪 / 期限付き移籍)
山本 桜大(FW → RBライプツィヒ / 完全移籍)
島村 拓弥(MF → 横浜FC / 期限付き移籍)
田中 隼人(DF → 徳島ヴォルティス / 期限付き移籍)
角田 惠風(MF → 藤枝MYFC / 期限付き移籍)
佐々木 雅士(GK → いわきFC / 期限付き移籍延長)
桒田 大誠(DF → いわきFC / 期限付き移籍延長)
中島 瞬(MF → いわきFC / 期限付き移籍延長)
モハマドファルザン佐名(MF → ザスパ群馬 / 期限付き移籍延長)
ワッド モハメッド サディキ(FW → ギラヴァンツ北九州 / 期限付き移籍)
土屋 巧(DF → FC今治 / 完全移籍)
坂田 大樹(GK → 鹿児島ユナイテッドFC / 完全移籍)
成瀬 竣平(DF → 未定 / 契約満了)
各ポジションに最低2名のレギュラークラスを揃えるために、実力者を獲得することに成功した。GKでは千葉ダービーで圧巻のシュートストップを見せた若原を獲得。DFラインでは課題であるゴール前でのフィジカル対応に長けた、186cmの麻田を京都サンガFCより獲得した。また、ウイングバックには遠藤、ポリバレントな弓場、そして攻撃的な中盤には満田を、それぞれ獲得し層に厚みを持たせた。

放出選手のなかでは、J2でゴールを量産していた山本が、ドイツのRBライプツィヒへ移籍することが決定した。レイソルでの飛躍を見たかっただけに残念だが、若きストライカーが世界へ羽ばたく切符を掴んだ。また、百年構想リーグで左ウイングバックで起用された、小見がセレッソ大阪へ移籍。有望株のDF田中は、徳島ヴォルティスへ武者修行することになった。そして高卒時から期待されていた土屋が、完全移籍でレイソルを離れることになった。
新加入選手のプレースタイル特徴
5 遠藤 渓太(←FC東京)
🟡#遠藤渓太 選手の、FC東京からの完全移籍加入が決定しました。
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2026年6月30日
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「FC東京から移籍してきました、遠藤渓太です。自分の力に期待してくれた監督やクラブの方の期待に応えられるようピッチの上で示し、クラブの目標達成に向けて全力を尽くします。… pic.twitter.com/LMgp4qbNff
■ポジション: MF
■身長・体重: 176cm・73kg
■生年月日: 1997年11月22日(28歳)
■出身地: 神奈川県
圧倒的な加速力と縦への突破力が最大の魅力である。左サイドからの爆発的なスピードに乗ったドリブルで相手DFを翻弄する。ドイツ・ブンデスリーガのウニオン・ベルリンなど)でも揉まれたインテンシティの高さがあり、運動量が豊富だ。カウンター局面で一気に局面をひっくり返すパワーを持っているので、レイソルの左ウイングバックでの活躍が期待される。
51 満田 誠(←ガンバ大阪)
🟡#満田誠 選手の、ガンバ大阪からの期限付き加入が決定しました。
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2026年6月28日
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「ガンバ大阪から期限付き移籍で加入することになりました、満田誠です。結果にこだわり、ピッチ上で価値を示し、チームの勝利やタイトル獲得のために、全力で頑張ります。よろしくお願いします」… pic.twitter.com/0tdJp3ki85
■ポジション: FW
■身長・体重: 170cm・63kg
■生年月日: 1999年7月20日(26歳)
■出身地: 熊本県
シャドーやウイング、サイドハーフなど前線ならどこでもこなせる万能型アタッカー。特にミドルレンジから枠を捉える強烈なシュートや高精度のセットプレーを誇る。守備時では厭わず最終ラインまで戻るようなハードワークできるため、リカルド・ロドリゲス監督の戦術において、小泉と同様な戦術的キーマンとして期待される。
3 麻田 将吾(←京都サンガFC)
🟡#麻田将吾 選手の、京都サンガF.C.からの完全移籍加入が決定しました。
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2026年6月26日
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■ポジション: DF
■身長・体重: 186cm・80kg
■生年月日: 1998年7月6日(27歳)
■出身地: 長野県
ビルドアップ能力に長けた貴重な左利きCBである。対人の強さはもちろん、左足からの正確なフィードで攻撃の第一歩となれるセンターバック。リカルド・ロドリゲス監督が求める「後方からの組織的なポゼッション」を具現化する上で、ディフェンスラインに安定感をもたらすことが期待される。また、アジアの舞台で対戦する屈強なFW陣を防ぐことにも、大いにプラスとなる戦力だ。
44 弓場 堅真 (←サガン鳥栖)
🟡#弓場堅真 選手の、サガン鳥栖からの完全移籍加入が決定しました。
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2026年6月23日
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■ポジション: MF
■身長・体重: 163cm・61kg
■生年月日: 2000年10月12日(25歳)
■出身地: 大阪府
JFLからキャリアをスタートし、J1の舞台にたどり着いた苦労人。中盤の核としてチームを引っ張るダイナモ。豊富な運動量と高い技術を兼ね備えた現代的なボランチである。ピッチの広範囲をカバーできる無尽蔵のスタミナが最大の武器です。攻守の切り替えが非常に速く、相手のカウンターの芽を素早く摘み取る危機察知能力に長けている。守備だけでなく、ボールを奪ってから自らドリブルで持ち上がる推進力や、前線への鋭い縦パスで攻撃のテンポを上げる「リンクマン」としての能力も秀逸。機を見たゴール前への攻撃参加も魅力で、攻守両面でレイソルを引っ張る存在になることが期待される。
77 若原 智哉 (←ジェフ千葉)
🟡#若原智哉 選手の、ジェフユナイテッド市原・千葉からの完全移籍加入が決定しました。
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2026年6月25日
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「ジェフユナイテッド市原・千葉から移籍してきました若原智哉です。1日でも早くチームに馴染み、チームの力になれるように頑張ります。応援よろしくお願いします!」#柏レイソル… pic.twitter.com/kOYX1Pf6t0
■ポジション: GK
■身長・体重: 186cm・83kg
■生年月日: 1999年12月28日(26歳)
■出身地: 滋賀県
抜群の身体能力とシュートストップが持ち味のGKである。至近距離からのシュートや決定的なピンチを神がかり的なセーブで防ぎます。185cmのサイズ以上にゴールを小さく見せる圧倒的な存在感と威圧感を持った守護神だ。また、現代のゴールキーパーに求められる「11人目のフィールドプレイヤー」としての高い足元の技術を備えている。
33 岩永 創太(←九州産業大)
🟡#九州産業大学 #岩永創太 選手の、2026-27シーズンからの柏レイソル加入内定および特別指定選手登録のお知らせ
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2026年3月27日
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これにより、今季の柏レイソルの公式戦に出場可能となりました。… pic.twitter.com/CcTaoCHJIq
■ポジション: MF
■身長・体重: 166cm・64kg
■生年月日: 2005年10月7日(20歳)
■出身地: 熊本県
アビスパ福岡のアカデミー出身の、左利きのドリブラーである。テクニックとスピードを高い次元で兼ね備えており、1対1の局面で圧倒的な強さを発揮する。相手ディフェンダーが縦を切れば中へ侵入し、中を切れば縦を突破してクロスを上げるなど、状況に応じた判断力の高いコース使い分けで相手守備陣を翻弄し、膠着したゲームでも単独で違いを作れる。また視野が広く、自ら仕掛けて相手を引きつけておいてからのラストパスや、中央へカットインしてからの精度の高い左足でのパス・シュートなど、攻撃の引き出しの多さを持っている。そして負けん気の強さを感じさせる激しい守備対応も特徴の一つで、攻守の切り替えの局面でもレイソルに大きく貢献できるはずだ。
26-27シーズンの展望
タイトな過密日程をこなせるか
62。柏レイソルが、ACLE、J1リーグ、ルヴァンカップ、天皇杯の4つのコンペティションを勝ち抜いた場合の、最大試合数である。2018シーズン以来の、アジアの挑戦には、過密日程をどのように乗り越えるかが鍵だ。
百年構想リーグでは開幕序盤で怪我や体調不良による戦線離脱が相次ぎ、チームは連敗スタートとなってしまった。その結果、優勝争いから程遠く6連敗などを喫し、最終的には15位に沈んだ。
即戦力となる選手を獲得したため、競争力をもってチーム力を維持できるかがポイントとなってくる。汰木や大久保といった、百年構想リーグから迎え入れた選手たちは、フィットしきれずにハーフシーズンを終えた。まずは彼らがチームに馴染み、かつ怪我人が戻ってくること。そして、このオフで加入した選手たちが早い段階でレイソルのスタイルに合ってくれば、また一段高いレベルのチームへ成長できるだろう。
左ウイングバックの最適解
小屋松やジエゴといった、2025シーズンに左ウイングバックを務めた選手を放出したことで、百年構想リーグでは難しい時間を過ごした。小見や山之内、三丸、汰木らでテストを行ったが、このポジションの最適任者を見つけられずにシーズンの終盤を迎えてしまった。
結果、三丸が穴を埋めた格好になったが、ここに遠藤が加わったのでどのようなプレーを見せてくれるかは楽しみである。また、弓場もFC今治でこのポジションを経験している。開幕戦で誰がスタメンとして名を連ねるかは、レイソルサポーター一同が注目するだろう。
疑似カウンターと新しい戦術
百年構想リーグで新しいレイソルの攻撃のかたちとして、「疑似カウンター」が見られた。相手の前からのプレッシャーをパスワークで剥がして、一気に攻撃をスピードアップ。そしてゴールを決めるシーンを、終盤に何度か見ることができた。
gotohitachidai8.hatenablog.com
今シーズンも継続してこの攻撃が見られるはずだ。そしてもう一つ、また新しいスタイルや戦術を実行することを期待したい。2025シーズンから始まったリカルド・ロドリゲス体制では、同じ3-4-2-1のフォーメーションで戦うことが常であった。オプションとして、4バックや2トップ(細谷と垣田の併用)、ルヴァンカップ準決勝で見せた3-4-3などが見られると、バリエーションに幅があり、対戦相手も対策しづらいはずだ。
さらなる進化を
レイソルはチームとして、クラブとして成長過程にある。「柏から世界へ」を合言葉にしていたものの残留争いを繰り返す結果に終わる体制から、2025シーズンは生まれ変わった。そしてJ1リーグ2位という素晴らしい結果により、今シーズンはアジアの舞台に挑むことになった。
「AMBITION To Be The BEST」
2026-27シーズンにおけるスローガンで、大志を抱き、目の前の試合に勝利を目指して戦っていくことを目指す。新加入選手も含めた、柏レイソルがまた新しい歴史を刻むことを信じて、まずはちばぎんカップを楽しみにしたい。
▼この記事の筆者について▼
J1百年構想リーグで柏レイソルは15位という厳しい結果に終わった。2025シーズン、リカルド・ロドリゲス監督が就任してリーグ戦2位と躍進したチームが、なぜ失速したのか。そして見えた希望と戦術的なトライとは。ここではJ1百年構想リーグにおける柏レイソルの戦いぶりを振り返る。
5/23(土)に、J1百年構想リーグの地域リーグラウンドEASTの第18節、柏レイソルvsジェフ千葉の試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。地域リーグラウンド最終節で、レイソルが4ゴールを奪い、千葉ダービーを4-2で勝利した。この試合を振り返る。









J1百年構想リーグの地域リーグラウンド第4節、FC東京vs柏レイソルの試合が、味の素スタジアムで開催された。試合は後半に垣田と瀬川がゴールを決めたレイソルが2-0で勝利し、2026シーズン初勝利を収めた。この試合を振り返る。