ゴールデンウィーク最終日の、5/7(日)にアルビレックス新潟vs柏レイソルが、デンカビックスワンスタジアムで開催された。アウェイ遠征の模様を、紀行にしていく。
新幹線で新潟へ
この日はあいにくの雨であった。まずは新幹線の乗るため、上野駅へ。事前にJR東日本のえきねっとで予約していたため、30%割引で切符を購入できた。チケットレスなのでICカードをかざすだけで改札を通り抜けることができた。
2023年は初の新幹線となった。E7系は枕の位置を調整できるのでありがたい。しばらくすると、Jリーグから目を疑うような情報が発表された。「新潟vs柏の試合は、手配ミスによりVARを実施せず行います。」前代未聞の事態に、驚きと呆れる気持ちが入り交ざった。
新潟駅に到着すると、思ったより寒くはないと感じた。念のため冬用の上着も持ってきていたが、特段必要なかったようだ。バス乗り場を探したが、すぐには見つからなかったのでオレンジの合羽を着たスタッフに訪ねて、スタジアム行きのバスに乗り込んだ。所要時間は20分ほどだった。
スタジアム到着
バスはスタジアム付近に到着したと思ったが、それは野球場であった。新潟に立派な野球場があるとは思わなかった。道路下のトンネルを抜けると、デンカビックスワンスタジアムが見えた。時刻は13時手前であった。
すぐさま有名なバスセンターのカレーの販売所を見つけたが、列が長かったので後にすることにした。スタジアム付近を歩くと、トークショーで多くの人が集まり、奥には子ども用のアトラクションがあった。簡易的な水族館やキックターゲットも、雨の当たらない場所に設置されていた。またキッチンカーだけでなく、自治体のPRブースも数多くあった。特産品を販売している風景は、日立台ではあまり見受けられなかったので地方クラブならではと思った。
一周してバスセンターのカレーを購入した。見た目は学校の給食のようにも見えたが、味はなかなかスパイシーであった。隠し味のだしもほのかに効いて、600円で満足できた。
スタジアムの入口付近にはアルビレックス新潟サポーターの横断幕が掲げられていた。直近の試合ではなかなか勝てずに苦しんでいる状況に、鼓舞するメッセージが書かれていた。文字がかなり綺麗だったのが印象的だった。
スタジアム内を散策する時間はなかったが、2002年の日韓ワールドカップために造られたスタジアムは、巨大だが観やすい傾斜になっていた。トラックはあるがそれなりの近さは感じられる。また屋根があるので、1層目の前列でなければ雨に濡れることはない。大型ビジョンは両ゴール裏に設置されていた。
駅へ戻る
試合後もバスで新潟駅へ戻る。バス乗り場はごった返しているように見えたが、3列で対応しており整備されていた。さすがの車社会で、駅に向かうまでは渋滞になり45分ほどかかった。
少しだけ夕飯には時間があるので、カフェを検索すると良さそうな所を発見した。バスを降りて駅から離れること5分ほどで、ときやcafeに着いた。
17時30分ほどだったが、客はあまりいなかった。コの字のカウンター席に座らせてもらい、チャイティーラテを注文した。独特な味わいは本格的な中国の味を感じさせてくれた。雑誌もあったので少し新潟グルメを勉強しながら、1時間ほど滞在した。
お店から駅へ向かう途中、レイソルの選手とスタッフを乗せたバスが到着し、駅へ向かっているところだった。あまり話しかけすぎるのは良くないが、せっかくなので挨拶ぐらいと選手に一言ずつかけた。
スタッフにはVARの件について少し聞いてみたが、特にそこまで気にすることはなかったと答えてくれた。Jリーグからチームには、当日の朝に連絡があったようだ。
最後は何で締めようかと考えた結果、ヘギそばにすることにした。駅ちかの施設にあるお店で注文した。
長岡小嶋屋 CoCoLo新潟南館店
https://www.nagaokakojimaya.com/
スタッフがわざわざ新幹線の時間を気にしてくれたのはありがたかった。料理は着席してから5分で出てきた。そばにしてはつるつるしていて、食べやすい食感であった。
試合は満足するものではなかったが、新潟の人たちの熱さと優しさに触れられたのは良かった。次に来るときは日帰りではなく、泊りがけで県内をあちこち行ってみたいと思った。
*写真はすべて筆者が撮影
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