5/7(日)に、J1のアルビレックス新潟vs柏レイソルが、デンカビックスワンスタジアムで開催された。この試合は手配ミスによりVARがなし、天候は雨という状況で行われたが、0-0の引き分けで終わった。この試合を振り返る。
メンバー
GK 39 西村
DF 15 渡邊
DF 50 田上
MF 17 ゴメス
MF 20 島田(←19星、49分)
MF 33 高木(←16小見、74分)
FW 23 グスタボ
GK 21 佐々木
DF 22 ブエノ
DF 24 川口
MF 11 山田康(←14小屋松、83分)
MF 30 加藤
FW 9 武藤(←19細谷、74分)
FW 49 ドウグラス
アルビレックス新潟は前節からスタメンを大幅に入れ替えてきた。注目の伊藤涼太郎がスタメンに復帰し、最前線には鈴木が5試合ぶりの先発となった。ベンチには高木、ゴメス、グスタボらが控える。
アウェイの柏レイソルは、前節と全く同じメンバーで挑む。ケガが心配された椎橋もスタメンとなった。ベンチには古巣対決の川口や武藤、ドウグラスらが控える。
内容
前半はアルビレックスが攻め立てる展開。11分にCKからこぼれ球に鈴木が反応し、シュートを放つとゴールネットを揺らす。しかしオフサイドポジションの選手がGKに関与したとして、ノーゴールの判定。その後も小見や伊藤のシュートをGK松本がビッグセーブ。レイソルは踏みとどまるが、攻撃ではなかなかチャンスを作れない。再三のファールで相手を止め、細谷にイエローカードが提示された。39分サヴィオがシュートもブロックされてしまう。前半は0-0で終了した。
後半はレイソルがシステムを変更し、4-3-3にしサヴィオを右サイドに配置した。するとレイソルが流れをつかみ、ボールを握る。しかしシュートまでなかなか持ち込めないでいると、アルビレックスにチャンス。73分三戸がシュートもサイドネットを揺らす。レイソルは途中投入した武藤に決定機。裏抜けするとGKと1vs1に。しかしシュートをブロックされてしまい、この日最大のチャンスを活かせない。終了間際にはアルビレックスの華麗なパスワークから鈴木がシュートも、枠を捉えることは出来ず。0-0で試合を終了した。
スタッツ
シュート数ではアルビレックスがレイソルの倍の数を放った。枠内シュート数10とゴールに迫ったが、レイソルのGK松本の好守に阻まれた。レイソルはスプリント数144と大幅に相手を上回ったが、守備に奔走するシーンがほとんどであった。後半レイソルのポゼッション率は伸びたが、全体では60対40とアルビレックスが上回った。
キーモーメント
前半15分のGK松本のビッグセーブが試合を引き立てた。立ち上がりから攻められる展開に、松本のビッグセーブがチームを救った。三戸からのクロスを小見がシュート。完全に決められたかに見えたが、松本の左手がボールを弾いた。第7節の鹿島アントラーズ戦から守護神を任された松本の、素晴らしいプレーにサポーターは魅了された。その後もセーブを連発しただけでなく、正確なキックで攻撃のスイッチを入れるなど、存在感を発揮した。
攻撃面の課題は続く
後半レイソルはボールを握る時間を増やすことに成功したものの、シュートチャンスを作ることはなかなかできなかった。どうしてもサヴィオの個人技、細谷のスピードに頼りがちで、再現性のある攻撃が少なかった。
しかし何度か相手のハーフスペースに侵入しクロスを上げるシーンが見れた。世界のトップチームはこれを何度も再現性高くやっていることから、レイソルもカウンターだけでなくボール保持時のパターンを確立したいところだ。
ゴールデンウィークの3連戦は勝ち点5で終えた。次は最下位の横浜FCを日立台で迎え撃つ。裏天王山でしっかり勝利をおさめ、自分たちの目指すところへ歩みを進めたい。
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*写真はすべて筆者が撮影