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<マッチレビュー>J1第11節湘南ベルマーレvs柏レイソル 2023年5月3日

f:id:gotohitachidai8:20230503195418j:image5/3(水)に、J1の湘南ベルマーレvs柏レイソルの試合が、レモンガススタジアム平塚で行われた。試合は柏レイソルが2得点を奪い、2023シーズンのアウェイ初勝利を収めた。この試合を振り返る。

 

メンバー



湘南ベルマーレ

GK 21 馬渡

DF 4 舘

MF 10 山田(←13平岡、46分)

MF 20 永木(←14茨田、76分)

MF 44 中野(←26畑、68分)

FW 25 若月(←2杉岡、84分)

FW 29 鈴木(←15奥野、68分)

 

柏レイソル

GK 21 佐々木

DF 22 ブエノ

DF 24 川口

MF 11 山田康(←6椎橋、64分)

MF 30 加藤

FW 9 武藤

FW 49 ドウグラス(←19細谷、84分)

 

ホームの湘南ベルマーレは5-3-2の布陣。スタメンの中盤には奥野、平岡、古巣対決の茨田をチョイス。町野のパートナーにはベテランの阿部を選んだ。ベンチには山田や鈴木らが控える。

 

アウェイの柏レイソルは、4-2-3-1の布陣。負傷した仙頭に代わり、小屋松をスタメンに入れた。椎橋と高嶺のダブルボランチ、2列目は右から戸嶋、サヴィオ、小屋松。ベンチには山田や武藤、ドウグラスらが控える。

 

内容

前半立ち上がりからレイソルがボールを握り、試合を支配する。しかしベルマーレがこの日最初のチャンスを迎える。25分に裏抜けした平岡がゴールネットを揺らす。ゴールかに思えたが、VARの結果オフサイドで取り消しとなる。レイソルは28分、サヴィオが抜け出しゴールを決める。こちらもオフサイドフラッグが上がったが、VARの結果ゴールが認められて、レイソルが先制点を奪う。その後もゴールに迫ったレイソルだが、チャンスを決めきれない。するとアディショナルタイムに入った50分、CKから杉岡に決められてしまう。前半は1-1で折り返す。

 

後半立ち上がりはベルマーレがボールを握る展開。しかしレイソルが隙を逃さなかった。55分にロングボールに反応した細谷。相手DFに競り勝ち、GKの股を射抜いたシュートが決まる。これで1-2とレイソルが前に出る。ベルマーレもチャンスを作る。FKから町野がシュートを放つと、これがバーに嫌われる。両者とも交代カードを切り、レイソルアディショナルタイムにうまく時間を使う事に成功。そのまま逃げ切ったレイソルが、1-2で勝利した。

 

スタッツ

spoteria公式ホームページ

シュート数やポゼッション率で最終的にレイソルは下回った。しかし前半はほぼ一方的に支配しチャンスを作っていただけに、前半終了直前の失点はアンラッキーだった。それでも2点目を奪うと、その後はカウンター重視の戦い方を貫いた。後半にピンチはあったものの、シュートチャンスをそれほど数多くは作らせなかったことは収穫だ。

キーモーメント

55分レイソルが追加点を奪った一連のシーン。まずは片山がペナルティエリア内で完璧なスライディングブロック。身体能力の高さが見えた場面だった。こぼれ球を拾うと、すぐさま細谷へ。スペースへ流れたボールに対し、細谷は大岩に競り勝ちGKと1vs1に。タイミング良く出てきた相手に対して、すぐさま判断を切り替え股を射抜いた。攻守ともに素晴らしいプレーが、このゴールに繋がったシーンだった。

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ようやく勝ち切った

押し込みながらも勝てる試合を逃していた数試合だったが、ようやくその流れを払拭できた。この日も前半終了直前という最悪なタイミングで失点したが、やることはブレなかった。

 

5バックの相手に対し、攻撃ではまず裏へのロングボールで押し込み、セカンドを回収。守備では3CBのサイドに、サイドハーフがプレスする。明確な戦術意図が見え、それらが見事にハマった。

 

次はゴールデンウィーク最終日アウェイでアルビレックス新潟戦、連勝すれば順位は一気に変わる。ルヴァンカップでは完敗を喫したが、状況はその時とは全く異なる。この勝利をより確かなものにするために、勝ち点3を積み上げたい。

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*写真はすべて筆者が撮影