7/1(土)に、J1のFC東京vs柏レイソルが味の素スタジアムで開催された。元レイソルのオリヴェイラの一撃に沈み、1-0でFC東京が勝利した。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
・FC東京
GK 41 野澤大
DF 4 木本
DF 17 徳元
MF 10 東(←33俵積田、60分)
MF 26 寺山(←11渡邊、84分)
FW 22 ペロッチ(←オリヴェイラ、84分)
FW 42 野澤零(←35塚川、79分)
GK 31 守田
DF 20 田中
DF 34 土屋(←24川口、84分)
MF 14 小屋松(←40落合、46分)
MF 28 戸嶋(←5高嶺、61分)
MF 41 仙頭(←6椎橋、75分)
FW 17 フロート(←9武藤、46分)
FC東京は前節からスタメンを一人変更。負傷した仲川のところに渡邊、トップ下に塚川を起用した。古巣対決の小泉とオリヴェイラもスタメンとなった。ベンチには東、ペロッチらが控える。
アウェイの柏レイソルは複数名入れ替えた。片山がメンバー外となり川口と三丸のサイドバック、立田がセンターバックに入った。中盤の右には落合が初スタメンとなり、武藤と細谷が2トップを組む。
内容
FC東京が立ち上がりから攻め立てる。6分に松木の無回転FKをGK松本が防ぐ。10分には安部がシュート。レイソルは前線の選手にボールが収まらず、マイボールの時間を作れない。35分にFC東京が先制点を奪う。俵積田のクロスにオリヴェイラが頭で合わせてゴールを決めた。前半終了間際にはレイソルのサヴィオから細谷が飛び込んだが、触れることは出来ず。1-0で前半を折り返す。
後半頭からレイソルは2枚替えを敢行。フロートと小屋松を入れ攻撃を活性化させる。52分はCKからサヴィオが直接狙う。56分はフロートの強烈な左足のシュート。60分はFC東京のオリヴェイラが個人技でシュートを放つがサイドネット。徐々に押し込むレイソルは仙頭を入れてさらに攻撃を強める。そんな中、森重が負傷するアクシデント。交代回数を使い切ってしまったため、松木がCBに入る。アディショナルタイムの50分にはサヴィオが細谷とのワンツーからシュート。これはわずかにポストから外れる。試合はそのまま1-0で終了し、FC東京が勝利した。
スタッツ
前半からシュートの雨を浴びせたため、レイソルのシュート数の3倍以上をFC東京側は記録した。枠内シュート数もレイソルは1本しかなく、逆にGK松本のセーブがなければもっと失点していたかもしれない。そして走行距離では6kmの差が出た。これは1人いないことと等しく、早急に改善しなければいけない。
キーモーメント
FC東京のゴールシーン。左サイドの俵積田がボールを持つと、右にずらしてクロス。オリヴェイラがフリーでヘディングシュートを決めた。このシーンではまず川口ではなく落合が俵積田にアプローチした。落合は2度追いしていたため、少しスペースを与えてしまった。また本来は川口がアプローチするべきであったが、こうなった場合2vs1で数的優位のため、よりボールにチャレンジさせるべきだったがその声はおそらくなかった。
またゴール前ではオリヴェイラに対し立田が何度も確認しマークしていたが、自分のポジションを動かすことはなく結果的にフリーにさせてしまった。細かい点でミスが複数起こり、最終的には致命的なゴールを与えた。
前半は全く機能しなかった
まるでアルビレックス戦と似たような展開だった。レイソルはシュートを打つどころか相手ゴール近くにさえ運ばせてもらえず、相手の素早いプレスに苦戦した。守備ではある程度前から行こうとしていたものの、ほとんどかわされピンチを招いた。
案の定先制されると、後半からメンバーを変えて攻め立てたがゴールを奪えず。ルヴァンカップ含めて3試合ノーゴールとなってしまった。試合後のインタビューで、椎橋は「ぬるい」という言葉を使った。球際の部分を始め、戦う姿勢が欠如していたことを表現していた。
次は湘南ベルマーレとの裏天王山となる。同じシチュエーションの横浜FC戦では、シュートを打ち続けたにもかかわらず0-1で敗れた。ベルマーレ戦で同じ轍を踏んではならない。
*写真はすべて筆者が撮影