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<マッチレビュー>J1第10節柏レイソルvsサガン鳥栖 2024年4月28日


4/28(日)にJ1の柏レイソルvsサガン鳥栖の試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。試合は両チーム1点ずつ奪い合い1-1という結果に終わった。この試合を振り返る。

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

サブ

柏レイソル

GK 31 守田

DF 22 野田

DF 50 立田

MF 28 戸嶋(←29島村、73分)

FW 9 武藤(←10サヴィオ、73分)

FW 15 木下(←14小屋松、63分) 

FW 45 山本(←34土屋、85分) 

 

サガン鳥栖

GK 1 アルナウ

DF 16 上夷(←34長澤、46分)

MF 14  藤田

MF 21 堀米(←23菊地、75分)*脳震盪の疑いによるもの

FW 11 アラウージョ(←22富樫、83分)

FW 13 横山(←28丸橋、67分)

FW 32 堺屋(←99ヒアン、67分) 

内容

立ち上がり最初のチャンスはレイソル。7分にサヴィオのパスに小屋松が抜け出してシュート。その後サガンがボールを握ると、14分に先制点が生まれる。FKからマルセロ・ヒアンがヘディングシュートを決めてアウェイのサガンがリードする。19分には菊地がシュートを放つが枠を外れる。レイソルは23分に島村がシュートもDFのブロックに遭う。25分には島村のスルーパスからサヴィオがチップキックでシュートも決められず。31分にはCKから古賀がシュート。そして40分に同点に追いつく。左サイドのサヴィオがグラウンダーのクロス。島村のシュートは一度防がれるも、自身で押し込み1-1の同点とする。そのまま前半は1-1で折り返す。

 

後半頭はサガンが上夷を投入し、流れを引き戻しにかかる。それでも48分にレイソルの土屋がCKから枠内シュート。これはGKパクが防ぐ。徐々にポゼッション率を上げるレイソルは60分にサヴィオがGKパクを強襲。さらに木下を投入し勢いをつける。66分にはFKから土屋がシュート。一方のサガンは横山を投入し攻撃の起点を作りにかかる。73分にはレイソルの武藤が枠内シュートもGKパクの正面。90分にはビッグチャンス。レイソルがカウンターを発動し、最後は白井がシュート。しかし枠には飛ばせず。両チームとも追加点を奪えず、試合は1-1で終了した。

スタッツ

基本スタッツシュート数はレイソルが圧倒し、18本もシュートを飛ばしたが1得点のみに留まった。シュートがGKパクを脅かすところまではなかなか至らず、今後はゴール前でのクオリティを上げていく必要がある。ボールポゼッション率や走行距離ではほぼ互角だったが、スプリント回数では133回とレイソルサガンを上回った。サガンは前半に効率良く1ゴール決めたが、後半は思うように攻め込むことはできなかった。

キーモーメント

90分のレイソルのカウンターのシーン。相手のミスからボールをカット、山本→武藤とつなぐ。武藤は木下をおとりに駆け上がった白井へパス。白井はペナルティーエリア手前からミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。

 

この場面では数的優位を作り出すことに成功し、白井にはフリーの木下へパスという選択肢があった。しかしスプリントした後だったので最後はシュートを選択、勝ち越しゴールを奪うことはできなかった。このシーンで仕留められれば勝利は確実だったので、悔しまれる場面である。

MVP

J1初ゴールを決めた島村を挙げたい。新加入ながらも既にレイソルの新たな武器として活躍しているドリブラーは、J1初ゴールを決めて見せた。サヴィオが左サイドに流れると、タイミングよく中に侵入しクロスに合わせた。一度は防がれたものの、冷静にこぼれ球をプッシュした。

 

ルヴァンカップザスパ群馬戦ではスタメン出場、見事なアシストを残した島村は前半から存在感を発揮。サヴィオとのコンビで再三ゴールに迫った。大外に張るだけでなく、中央へポジションを取り狭い局面を打開するシーンも見られた。アシストだけでなくゴールも取れるようになると、ますます欠かせないプレイヤーとして進化するだろう。

課題がそのまま出た

2023シーズン後半戦から負けないチームとなっていることは確かだが、またも勝ち切ることはできずにリーグ戦での連勝を掴むことはできなかった。

 

チームの課題は主に2つ。まずセットプレーからの失点が多いこと。この日もFKから先制点を許しており、改善されない状況は依然として続いている。もう一つは追加点を奪えていないこと。2024シーズンのリーグ戦はすべて1得点のみに留まっており、引き分けの数がこれで5試合となった。

 

暑い中でも多くのサポーターが駆けつけた一戦、勝利を手にするチャンスはあったが引き分けに終わった。今後は連戦が続き、このハードスケジュールがプレー面に影響してくる。勝ち切るために井原監督がどうチームマネジメントするかに注目したい。

 

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