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U23日本代表がアジア制覇!柏レイソル戦士3名も躍動


日本時間5/4(土)にU-23アジアカップの決勝、日本vsウズベキスタンが行われた。試合は後半終了間際に途中出場の山田楓喜が決勝ゴールを決めたあと、PKのピンチを小久保玲央ブライアンが防いで、1-0で日本が優勝を果たした。ここでは試合の振り返りと、柏レイソル戦士3名の活躍をまとめる。

 

終盤に劇的な勝利

立ち上がりからウズベキスタンの猛攻に耐える展開が続き、積極的なシュートとハイプレスに苦しんだ。徐々にポゼッション率を高め攻撃の糸口を見つけようとするが、思うようにゴール前まで進めない。前半は28分に相手のミスを突いて佐藤恵允が放ったシュート1本のみに止まった。0-0でハーフタイムを迎える。

 

後半は日本が積極的にプレーし、藤田譲瑠チマを中心にゴールへ迫る。ウズベキスタンも決定機を作り一進一退の攻防が続くなか、後半アディショナルタイムにゴールが生まれる。90+1分、荒木遼太郎のフリックから山田楓喜がシュート。ニアサイドを射抜き待望の先制ゴールが日本に入る。しかし90+10分、ペナルティエリア内で関根大輝のハンドを取られPKの判定が下る。これをGK小久保玲央ブライアンが完璧にセーブし、1-0の劇的な勝利を収めた。

 

活躍したレイソル

小久保玲央ブライアン

この年代は熾烈なGK争いが行われている中、柏レイソルユース出身の小久保がこの大会ではファーストチョイスとなった。初戦の中国戦では1vs1を止めるなどビッグセーブを連発。また決勝のウズベキスタン戦では山田のゴール後、PKを献上してしまった場面で素晴らしいシュートストップと輝きを放った。足元の技術も高く、正確に縦パスを通して攻撃の起点にもなっていた。

 

柏レイソルユースでは国際大会で活躍し、ポルトガルの名門ベンフィカへ。現在はBチームに所属しておりトップチームでの出場はないが腐らずに力を付けてきたことがこの大会で証明された。パリオリンピック本大会での活躍も期待したい。

 

関根大輝

拓殖大学4年生ながら柏レイソルに1年前倒しで加入、開幕戦からいきなりスタメン出場を果たすと高パフォーマンスで代表にも選出された。長年半田陸が務めていた右サイドバックを奪取し、この大会でも好調さを見せた。187cmの長身を生かしたヘディングやディフェンス、静岡学園仕込みの技術を随所に見せチームに貢献した。

 

1年前はほぼ無名だったシンデレラボーイは自信を持ってプレーを続け、一気にブレイクしている。オリンピック本大会に選出されてもなんら不思議ではない。関根の飛躍がどこまで続くのか注目したい。

 

細谷真大

A代表アジアカップにも参加したストライカーは、この大会で本来の力を取り戻した。柏レイソルでは今シーズン無得点と結果を残さずにいた。この大会に入ってもなかなか調子が上がらないように見えたが、準々決勝カタール戦で、荒木のパスを受けてから見事なゴールを決めてみせた。続く準決勝イラク戦では藤田のロングパスで裏抜けすると、素早いターンからゴール右隅に流し込んだ。

 

2023シーズンから続く過密日程をこなしている細谷に対し心配する声もあったが、この大会では改めて自身がチームのエースであることを証明した。レイソルに戻ってもゴールを決めてサポーターを喜ばせてくれるに違いない。

 

いざパリ本大会へ

パリオリンピック出場を決めた若き日本代表にとって、ここからは熾烈なメンバー争いが待っている。一部報道ではDF陣にオーバーエイジを加えると言われており、18名のうち3名はA代表メンバーが加わることだろう。

 

そして招集外の選手は多く、例えば久保建英鈴木彩艶、福田師王ら今大会に選ばれていないタレントはまだまだいる。その中でも小久保、関根、細谷の3名は充分アピールできたはずだ。チームでも継続してアピールし、パリオリンピック出場を叶えてほしい。

 

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