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<マッチレビュー>J1第4節柏レイソルvs名古屋グランパス 2024年3月16日


3/16(土)にJ1柏レイソルvs名古屋グランパスの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で行われた。セットプレーからグランパスが2ゴールを奪い、0-2とレイソルはシーズン初黒星を喫した。この試合を振り返る。

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

サブ

柏レイソル

GK 31 守田

DF 16 片山(←3ジエゴ、74分)

DF 50 立田

MF 29 島村(←6山田、62分)

MF 34 土屋(←5高嶺、24分)

FW 15 木下(←19細谷、74分)

FW 45 山本(←14小屋松、62分)

 

名古屋グランパス

GK 16 武田

DF 2 野上(←25久保、46分)

MF 8 椎橋(←6米本、90+3分)

MF 17 倍井

MF 27 中山(←34内田、90+3分)

MF 66 山中(←7和泉、58分)

FW 77 ユンカー(←18永井、76分)

 

ホームのレイソルは4試合連続で同じスタメンとなった。ベンチメンバーも変わらず同様のメンバーで挑む。

 

アウェイのグランパスはシステムを3-4-2-1にし、新加入の山岸と森島をシャドー、最前線に永井をスタメン起用した。古巣対決の椎橋と山中はベンチスタートとなった。

 

内容

立ち上がりレイソルがボールを握る展開。3分に高嶺と細谷がシュート。8分にはグランパスの山岸がシュートを放つ。圧倒的に支配をした中、グランパスがワンチャンスをものにする。18分、FKから流れたボールに永井が飛び込んで決めた。その後はグランパスのペース。レイソルがバタつく中、24分に高嶺が負傷退場で土屋が入る。28分には永井がシュートもGK松本が防ぐ。徐々にレイソルが押し返すと、決定機を迎える。36分に関根が強烈なシュートを放つと、これがポストに直撃。39分にはCKから犬飼がヘディングもまたもポスト。その後もチャンスを生かせず、0-1で前半を折り返す。

 

後半頭からグランパスは野上を投入する。52分その野上のクロスから山岸がシュート。レイソルは57分に山田が左足でシュートも相手DFがブロック。62分にはグランパスの追加点が生まれる。CKからハ・チャンレがゴールを決めた。直後にレイソルは島村と山本を投入。しかしなかなかチャンスを作り出せない。75分にはグランパスの永井が抜け出しシュート。82分はレイソル土屋がミドルシュートもハ・チャンレがブロック。85分はサヴィオペナルティーエリア内で相手を倒したことでVARチェックが行われたが、PKとはならず。41分サヴィオがシュートもGKランゲラックがキャッチ。アディショナルタイムには山本が左足でシュートを放つも枠を外れる。最後まで守り切ったグランパスに対し、0-2でレイソルは敗戦を喫した。

スタッツ

基本スタッツ

シュート数やポゼッション率で上回り、内容として決して悪かったわけではないが、ゴールを奪うに至らなかった。前半は10本のシュートを放ったが、後半は思うようにチャンスを作れなかった。走行距離とスプリント回数ではグランパスが上回り、レイソルの攻撃をハードワークで防いでいたことが、このデータで明らかになっている。

キーモーメント

前半のポストを叩いた2つのシーン。まずは36分、左サイドのサヴィオから関根へ展開。関根はペナルティーエリア内から逆サイドへ強烈なシュートを放つが、ポストを叩いてしまう。関根はこの日果敢に攻撃参加し、好パフォーマンスを見せた。U-23日本代表でも活躍を期待したい。

 

39分には左CKからショートで白井へ繋ぎ、クロスを上げると犬飼がヘディングシュート。これもまたポストを叩いてしまう。CKから多少の工夫を見せチャンスを作ったものの、ゴールには結びつかず。このどちらかが決まっていれば、試合展開は違っていただけに悔やまれるシーンとなった。

 

MVP

グランパス新加入CBのハ・チャンレが1アシスト1ゴールと輝いた。セットプレーでは高さと強さでレイソルの脅威となった。本職の守備では細谷に対し仕事をさせず、後半は体を張ってシュートブロックを2度行った。グランパス浮上のきっかけを作った新戦力は、今後DFリーダーとしてチームをけん引していくだろう。

 

苦手相手に初黒星

ホームのリーグ名古屋グランパス戦は近年勝利できていないというデータが示すように、この日も結果は完敗となってしまった。ほぼチケット完売の日立台だったが、今シーズン初黒星である。

 

やはり個々のクオリティでレイソルの選手は劣っていたところが散見された。失点直後はバタついて連係ミスがあったし、高嶺が負傷退場後はなかなかボランチから起点となるパスを出すことが出来なくなった。

 

試合後に井原監督は「勘違いしていた」とコメントを残した。自分たちが上であると少し誤解してしまった結果が、この敗戦に繋がったのかもしれない。中断明けのアルビレックス新潟戦では、勝ち点を積み上げたいところである。

 

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