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<マッチレビュー>天皇杯準々決勝柏レイソルvs名古屋グランパス 2023年8月30日

8/30(水)に天皇杯柏レイソルvs名古屋グランパスの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。後半2ゴールを決めたレイソルが2-0で勝利し、準決勝進出を決めた。この試合を振り返る。

 

 

メンバー


両チームのスタメンはこちら。

 

 

サブ

柏レイソル

GK 31 守田

DF 4 古賀(←14小屋松、82分)

DF 16 片山(←28戸嶋、94分)

MF 6 椎橋(←41仙頭、82分)

MF 11山田康←28戸嶋、60分)

MF 10 サヴィオ←(23岩下、60分)

FW 19 細谷(←9武藤、60分) 

 

名古屋グランパス

GK 16 武田

DF 4 中谷(←7和泉、61分)

DF 17 森下(←20久保、61分)

DF 24 河面(←3丸山、75分)

MF 34 内田

FW 18永井(←19重廣、61分)

FW 77 ユンカー(←9酒井、70分) 

 

レイソルは週末のリーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えた。CBは立田と田中のコンビ、SBには川口と三丸。高嶺と仙頭がボランチを組み、岩下と戸嶋がサイド。2トップは武藤と小屋松が務める。

 

アウェイ連戦のグランパスもメンバーを入れ替えた。3トップには酒井、前田、重廣が選ばれた。古巣対決の中谷、ユンカーらがベンチに控える。

 

内容

前半立ち上がりはグランパスのペース。5分には前田がシュート。10分にも再び前田がシュートしたがGK松本がセーブ。23分にはFKから藤井がシュート。レイソルは27分に武藤がシュートを放つが枠を捉えられない。仙頭を起点に攻めたいレイソルだが、なかなか息が合わずチャンスを作ることができない展開に。前半は0-0で終える。

 

後半立ち上がりもグランパスペースとなる。54分には久保がドリブルからシュート。流れを変えたいレイソルは60分に細谷とサヴィオを投入する。すると69分にゲームが動く。カウンターからサヴィオが戸嶋へラストパスを出すと、走りこんだ戸嶋がネットを揺らす。先制を許したグランパスはユンカーを投入しゴール前へ攻め立てる。しかしレイソルが守備を固め凌ぐと、アディショナルタイムに入った92分、パスミスをカットしたサヴィオがダメ押しのゴールを決めた。試合は2-0でレイソルが勝利し、準決勝進出を決めた。

 

スタッツ(柏:名古屋)

シュート数 6:7

枠内シュート数 5:4

ポゼッション率 44:56

FK 17:14

CK 3:4

イエロー 1:2

レッド 0:0

 

互いに攻撃がうまくかみ合わず、シュートシーンは少ない試合となった。しかし枠内シュート数の割合が高く、レイソルはチャンスをしっかりものにすることができた。グランパスはCKなどセットプレーからチャンスを作ったが決めることができず、これで公式戦3連敗とチームの雰囲気が悪い状態となっている。

 

キーモーメント

レイソルの先制ゴールのシーン。サヴィオからのラストパスを、するすると上がってきた戸嶋がペナルティーエリアの右側で受けシュート。これがゴールネットを揺らし、非常に大きな先制点となった。セレッソ戦でも似たような位置からゴールを決めた戸嶋は、この日キャプテンマークを巻いた。シーズン開幕当初はスタメンでなかったが、シーズンが進むにつれ存在感を増して現在は好調な状態だ。この男をスタメンから外すのはもう考えにくい。

 

そしてWエースの細谷とサヴィオが流れを途中から引き寄せた。このゴールシーンでも2人のところから攻撃が始まり、サヴィオは見事なテクニックを見せ終了間際にはゴールも決めて見せた。好調な前線3人が今後もレイソルのキーマンとして活躍してくれるに違いない。

 

難敵を撃破

約3年ぶりにグランパスから勝利を手にしたレイソル。これで8月は3勝3分けと負けなしで乗り切り、ようやく勝ちを積み上げることができている。また普段出番の少ない選手たちによって無失点勝利を収めたことは大きく、次のマリノス戦に向けても良い準備ができるはずだ。

 

ベスト4進出を決め、いよいよタイトルまであと2勝。タイトルをつかみ取り、そしてアジアへの切符を手に入れることが今後クラブにとって大きな意味を持つ。そして風向き良好となったレイソルが、いままでの不調を取り返しにかかる。

 

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