8/12(土)にJ1の柏レイソルvsセレッソ大阪の試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。後半アディショナルタイムのゴールを決められ、1-1の引き分けという結果に終わった。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 31 守田
DF 2 三丸(←11山田、58分)
DF 23 岩下(←28戸嶋、83分)
DF 50 立田
MF 14 小屋松(←10サヴィオ、74分)
MF 41 仙頭(←6椎橋、74分)
FW 17 フロート(←19細谷、83分)
GK 31 清水
DF 22 ヨニッチ
MF 17 鈴木
MF 26 新井
MF 30 阪田
FW 35 渡邊(←7上門、83分)
レイソルは前節から一人だけスタメンを変更した。土屋がメンバー外となり椎橋がボランチに入った。ベンチにはフロート、小屋松、仙頭らが控える。
アウェイのセレッソはレオ・セアラがスタメンに復帰。負傷が発表された山中のポジションには船木が入った。注目の香川もスタメン。ベンチには体調不良者が続出で6名しか入れなかった。
内容
4分にゲームが動く。山田康太が反転し戸嶋へラストパス。ダイレクトで放ったシュートはゴールネットを突き刺しレイソルが先制する。その後もレイソルがチャンスを作る。19分にはジエゴのクロスに細谷が合わせる。46分には戸嶋の抜け出しからのシュートを防がれたが、こぼれ球を拾ってサヴィオへ。決定機だったがサヴィオは外してしまう。セレッソも前半終了間際に決定機。クルークスのクロスに上門が合わせたが枠を捉えきれず。前半は1-0でレイソルがリードして折り返す。
後半はセレッソが完全にボールを握る展開。58分には上門に決定機が訪れるがGK松本がセーブした。その後レイソルは三丸を投入し5バックに変更。するとカウンターからチャンスを作る。まずは70分、細谷が単独でドルブルからシュート。これはポストにはじかれるが、サヴィオが拾いなおして狙うも決めきれない。73分にもサヴィオのドリブルから細谷へラストパス。だがシュートはGKヤンハンビンにセーブされる。セレッソは渡邊を投入し終盤にかけて猛攻を仕掛ける。そして後半アディショナルタイムの96分についに追いつく。カピシャーバが片山を抜きファーサイドへクロス。上がっていた進藤がフリーでゴールネットを揺らした。そして試合は1-1で終了した。
スタッツ
シュート数に関して前半はレイソルが圧倒したものの、試合終盤はセレッソが多く放ち2桁に乗せた。支配率ではセレッソが大きく上回り、レイソル陣の疲労を蓄積させる要因となった。上位相手に悪くないスタッツとは思うが、この試合は勝ち点3が目の前だっただけに悔やまれる結果となった。
キーモーメント
70分のレイソルのチャンスシーン。細谷が相手に引っ張られながらも倒れずに前進。ペナルティーエリア近くで鋭いシュートを放ったが左ポストに嫌われた。そしてこぼれ球をサヴィオが巻いてシュートしたが、枠を外してしまった。サヴィオはこの日も素晴らしいテクニックと守備を披露したが、ゴール前では精彩を欠いてしまった。5バックに変更しこの時間帯は2トップで狙い通りのカウンターを発動していた。その中での決定機をものにできなかったことが、終盤の悲劇につながってしまった。
今シーズンの呪縛は解けず
後半アディショナルタイムの失点で勝ち点2を落とした。このパターンは2023シーズン何回目だろうか。井原体制に変わってから、コンサドーレ、マリノス、ベルマーレ、そしてこのセレッソ相手に同じことをやっている。
前節サンガ戦では見事に守り切ったが、この試合では同じことを再現できなかった。戦前の予想通りサイドの1vs1が鍵となり、片山がカピシャーバに抜かれたことで失点に結びついてしまった。
しかし失点シーン以外にも問題はある。この日は攻撃陣の決定力不足と、交代選手のパフォーマンスが低いことが目についた。同じことを繰り返している限り、上位陣から勝ち点を奪うことは難しくなるだろう。
*写真はすべて筆者が撮影
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