8/19(土)にJ1のヴィッセル神戸vs柏レイソルの試合が、ノエビアスタジアム神戸で開催された。細谷のゴールで先制したものの後半に大迫のゴールを決められ、1-1の引き分けという結果に終わった。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 28 深井
DF 23 山川(←33扇原、77分)
MF 2 飯野(←パトリッキ、77分)
MF 18 井出
MF 20 新井(←14汰木、61分)
MF 33 扇原(←16齊藤、24分)
FW 10 大迫(←22佐々木、61分)
GK 31 守田
DF 2 三丸(←11山田、84分)
DF 50 立田
MF 14 小屋松(←28戸嶋、84分)
MF 41 仙頭(←3ジエゴ、89分)
FW 9 武藤(←10サヴィオ、94分)
FW 17 フロート(←19細谷、89分)
ヴィッセル神戸は負傷した大迫をベンチスタートにした。最前線は中央にパトリッキ、ワイドに武藤と汰木が入った。またセンターバックには大崎が抜擢された。ベンチには大迫の他、飯野や新加入の新井らが入った。
アウェイのレイソルは前節と同じスタメンで挑む。ベンチには武藤が久しぶりに帰ってきた。ほかフロート、小屋松、仙頭らが控える。
内容
前半立ち上がりはレイソルのペース。7分にサヴィオがペナルティーエリアに侵入もGKに処理される。その後も敵陣深くまで迫り、CKを獲得しチャンスを作る。しかしヴィッセルはFKからトゥーレルに決定機も決めきれない。この一連のプレーで齊藤が負傷退場となり、扇原が急遽投入される。43分には汰木がシュートも枠を外してしまう。すると45分にレイソルがゴールを奪う。山田康太からサヴィオへ展開すると、ワンタッチで細谷へ。このボールをダイレクトでシュートしゴールネットを揺らした。前半は0-1でレイソルがリードする。
後半からヴィッセルは攻撃時に3バックに可変し攻撃を強める。しかしレイソルに決定機が訪れる。48分にボールを奪ったサヴィオが細谷へスルーパス。GKと1vs1になった細谷は左へかわしにかかったが、タッチが大きくなりシュートを打てず。その後は完全にヴィッセルがボールを支配する。61分には大迫を投入しロングボールの起点になる。すると82分、犬飼が大迫にファールして得たFKから大迫がゴールを決め同点とする。直後に選手交代を行ったレイソルだが流れはヴィッセル。85分には武藤に決定機が訪れたがシュートを放てず。このまま試合は終了し、1-1の引き分けとなった。
スタッツ
シュート数はお互い2桁には届かず、固い内容だったが枠内シュート数の割合は高かった。前半はレイソルが、後半はヴィッセルが攻撃する回数を増やした。CK数は前半立ち上がりに攻め立てたレイソルの方が多かったがゴールを奪えず。逆に終盤にFKからヴィッセルはゴールを決めたことから、セットプレーでの決定力に差が出た。ボール支配率は戦前の予想通りヴィッセルが上回った。
キーモーメント
後半立ち上がり早々の細谷の決定機。サヴィオがプレスバックしボールを奪うと、そこから見事なスルーパスを通し細谷はGKと1vs1に。GK前川が飛び出してきたため左にかわしたがタッチが大きくなり、ゴールラインを割ってしまった。
左にかわす選択は間違っていなかったが、技術面で決定機を逃すこととなってしまった。そして結果的には同点ゴールを決められてしまった。今のレイソルは1ゴールだけで勝ち切ることが難しい。だからこそエースには追加点を奪ってほしかったが、わずかなところでチャンスを逃してしまった。
またも追加点を奪えず追いつかれた
前節のセレッソ戦と同じような展開となった。後半から相手が3バックに変更しウイングバックをサイドに張らしたことで、レイソルの守備は後手を踏んだ。井原監督は前節とは違いメンバーとシステムを代えずに守備を構築したが、結局エースの大迫に決められてしまった。
相手が3バックにした場合の守備について、打開策を見いだせていないため勝ち点を落としている。ここ3試合は後半になると試合の主導権を容易く相手に渡す傾向にあり、この点についてサポーターは不満を抱いている。
首位相手に敗戦せず勝ち点1を拾えたとも言える。そして中断明けの4試合で負けがない。負けないチームになりつつある今、追加点をどう奪うか、そしてどのように勝利を掴むのかがレイソルの最重要課題である。
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