2/25(日)にJ1の柏レイソルvs京都サンガFCの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。サヴィオのゴールで先制したが、後半アディショナルタイムの失点で1-1に終わった。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 31 守田
DF 24 川口
DF 50 立田(←6山田、90+2分)
MF 29 島村
MF 34 土屋(←33白井、66分)
FW 15 木下(←14小屋松、66分)
FW 45 山本(←19細谷、90+6分)
GK 21 ハーン
DF 24 宮本(←2福田、89分)
MF 10 福岡(←16武田、82分)
MF 17 安齋(←23豊川、89分)
MF 44 佐藤
FW 11 山﨑(←9トゥーリオ、80分)
FW 31 平賀(←28鈴木、82分)
柏レイソルはちばぎんカップのスタメンから2名を変更。高嶺と細谷を起用した。ベンチには木下、山本、島村ら攻撃陣が控える。片山は引き続きメンバー外となった。
アウェイのサンガは4-3-3で臨む。中盤はアンカーに金子、インサイドハーフに川﨑と武田を起用。最前線には新加入のマルコ・トゥーリオが入った。
内容
前半はお互いにシュートチャンスを作り出せない展開。6分にサンガの福田がシュートを放つ。19分には豊川が決定機を迎えたがオフサイドの判定。レイソルは30分にようやく細谷がシュート、しかしこれはGKク・ソンユンの正面に。38分はサンガがFKを獲得し、鈴木が左足でゴールを狙うもGK松本がセーブ。終了間際には立て続けにレイソルの細谷にチャンスが訪れるも、ゴールネットを揺らせず。0-0で前半を終える。
後半からレイソルが流れを掴む。49分に相手のミスから細谷が決定機も、ブロックされてしまう。57分には白井がミドルシュートを放つ。64分サンガのCKから川﨑が決定機も決められず。66分にはレイソルが木下と土屋を同時投入。ロングボールを意図的に使う攻撃を見せる。そして77分についに先制点が生まれる。右サイドからフリーのサヴィオへ。巻いたシュートは美しい軌道でゴールネットを揺らし、レイソルが1-0とする。88分にはPKを獲得し、細谷がキッカーを務めるも左に外してしまう。終盤にかけてサンガは山﨑らを投入し攻勢を強め、レイソルも立田を入れて5バックで守りに入る。そしてアディショナルタイムにサンガは同点に追いつく。左サイドのFKから途中出場の安齋がゴールを決めて、1-1。雨の中の開幕戦はドローで終えた。
スタッツ
前半は決定的なチャンスがなかった両チームだったが、後半には多くのシュートを放った。結果としてお互い2桁のシュートを放ち、6割以上を枠内に打っている。大半のスタッツでは五分五分だが、スプリント数ではサンガが大きく上回り、守備強度の高さを見せつけた。またレイソル側にイエローが3枚提示され、やや残念なもらい方となってしまった。
キーモーメント
88分のPKのシーン。右サイドの関根から細谷に入り、ワンタッチで山田へ。3人目の動きから決定機を迎えたところを倒されて、PKを獲得した。キッカーは細谷とサヴィオの話し合いの中で細谷になる。左下を狙ったシュートはポストの脇を逸れてしまい、追加点を奪うことは出来なかった。
そしてアディショナルタイムには昨シーズンから続く失点。勝利を目前にしたが勝ち点1に留まってしまった。細谷のゴールが決まっていたかどうかは、この試合の結果を大きく左右することとなってしまった。
MVP
レイソルのサヴィオがちばぎんカップに続き、この試合でも素晴らしかった。前半からチャンスを作り攻撃の起点となり続けた。ゴールシーンでは距離のあるところから対空時間の長いシュートを放ち、GKク・ソンユンも見届けてしまうほどであった。また守備でもハードワークしクロスボールを上げさせなかった。レイソルの10番は開幕から絶好調であることを示したゲームとなった。
悪夢は継続される
2023シーズンに何度も見た光景が、新シーズンでも継続される事となった。後半流れをつかみサヴィオのゴールで先制したものの、追加点を奪えずアディショナルタイムに失点。痛い引き分けとなった。
立田を入れて5バックにしたものの、それでも逃げ切れなかった事を今後どう捉えるのか。チームとして意識を揃えて改善しなければいけない。このままでは同じ事を繰り返すだけである。
次戦はチャンピオンであるヴィッセル神戸とのアウェイゲームである。考え方次第では勝ち点1でもOKとも思えるが、レイソルサポーターはそれを望んではいない。雨の中でも駆け付けたサポーターに、次戦は勝ち点3を届けて欲しい。
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