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引退を表明した柏レイソル戦士たち


2023シーズンをもって現役引退を発表した、元柏レイソルの選手は6名いる。ここでは彼らのサッカー人生を振り返ることにしたい。

李忠成

左利きのストライカーはレイソルに2005~2009シーズン途中まで在籍した。FC東京ではなかなか出場機会を得られない状況だったが、レイソルの石崎監督によって才能が開花した。主にセンターフォワードを務めたが、試合によってはトップ下でも起用され、献身的な守備でもチームを引っ張った。フランサとのコンビを確立し、2008シーズンの天皇杯準決勝では古巣相手に見事な決勝ゴールを叩き込んだ。

 

また北京オリンピックにも出場し、本田圭佑らとプレーをした。そしてサンフレッチェ広島へ移籍すると、日本代表に選出されるほどの活躍を見せた。2011年のアジアカップ決勝では延長戦で見事なボレーシュートを決め、日本の優勝に貢献した。

 

その後はプレミアリーグサウサンプトンへ移籍するも出場機会は得られず。FC東京へレンタル後は浦和レッズ横浜F・マリノス京都サンガFCで活躍。現在はYouTubeチャンネルを開設しており、新しい道での活躍を期待したい。

 

田中順也

 

強烈な左足のシュートをもつFWであった。順天堂大学から特別指定選手としてレイソルへ加入すると、2010シーズンに正式加入。2011シーズンにはスタメンとして定着し13ゴールの活躍でレイソルのJ1初優勝に大きく貢献した。FIFAクラブワールドカップでのゴールは、当時のブラッター会長も称賛するほどであった。

 

2014シーズン途中からポルトガルスポルティングへ移籍。違約金が約83億円と破格の値札がつけられた。しかし2015-16シーズンには出場機会を減らし、レイソルに復帰。その後ヴィッセル神戸FC岐阜でプレー、現在はFC岐阜のクラブアンバサダーおよびアカデミーコーチとして第二のキャリアを進めている。

 

大津祐樹

やんちゃなイケメンドリブラーとして、多くのファンから愛された。成立学園高校から2008シーズンに加入すると、ちばぎんカップではいきなりスタメンに抜擢された。2009シーズンには39試合8ゴールの活躍を見せたが、2010シーズンは怪我に悩まされた。そして2011シーズン途中からは、ドイツのボルシアMGへ移籍することになった。

 

その後、オランダのVVVフェンロに移籍し、2015シースンはレイソルに復帰。背番号10を背負うことも発表された。しかし度重なる怪我でゴール数は伸ばせず。2018シーズンからは横浜F・マリノス、2021シーズンからはジュビロ磐田で活躍した。

 

2012年ロンドンオリンピックの日本代表として、チームの4位入賞に大きく貢献した。特にグループステージのスペイン戦では値千金のダイビングヘッドを決め、1-0の大金星を収める立役者となった。

 

現在は酒井宏樹とともに会社を経営するなど、様々な取り組みを行っている。引退後もこのイケメンには引き続き注目したいところである。

 

南雄太

レイソルの守護神として、そして様々なクラブで活躍したGKだ。静岡学園高校から1998シーズンにレイソルに加入。土肥からスタメンの座を奪うと、正GKとして長く活躍し、2006シーズンはキャプテンにも任命された。その後菅野にポジションを奪われてしまい、2009シーズン終了後に退団となった。

 

2010シーズンからはロアッソ熊本、2014シーズンからは横浜FC、そして2021シーズン途中からは大宮アルディージャで活躍。リーグ戦666試合出場という偉大な数字を残した。

 

2004シーズンにあり得ないオウンゴールを決めてしまったことが話題となった。引退セレモニーでもその当時の苦い思い出について語っている。これからは流通経済大学付属柏高校と社会人チームのGKコーチとして活動する。今後レイソルにコーチとして帰還することを期待したい。

 

ドウグラス

2023シーズンの柏レイソルでのプレーをもって、現役引退することを発表したブラジル人ストライカーである。2010シーズンに徳島ヴォルティスJリーグに参戦して以降、長きにわたり日本で活躍した。2018シーズンからは清水エスパルスに加入し、在籍した2シーズンで25ゴールを記録した。

 

レイソルでは2022シーズンからプレーし、4ゴールを決めた。怪我で出場機会は少なかったが、2022シーズンのアウェイのジュビロ磐田戦では芸術的なダイレクトボレーを決めており、インパクトを残してくれた。日本での多大な功績に感謝したい。

 

高木利弥

 

サッカー日本代表高木琢也氏の息子で、左サイドバックで活躍した。2015シーズンにモンテディオ山形でプロデビューすると、ジェフ千葉を経てレイソルに加入。2018シーズンから1年半在籍した。輪湖のバックアッパーの立ち位置ではあったが、豊富な運動量と対人の強さでレイソルに貢献してくれた。

 

その後は松本山雅FC愛媛FCを経てカンボジアのチームにも在籍。伊東純也とは仲が良く、SNS上で絡む場面が多々ある。次のステージでの活躍を期待したい。

 

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