2023シーズンをもって現役引退を発表した、元柏レイソルの選手は6名いる。ここでは彼らのサッカー人生を振り返ることにしたい。
李忠成
李忠成選手が2023シーズンをもって現役を引退することになりましたので、お知らせいたします。
— Albirex Niigata FC (S) / アルビレックス新潟シンガポール (@ALB_S_FC) 2023年9月14日
なお、9/16(土)のリーグ最終戦終了後には引退セレモニーを行い、サポーターの皆様へ選手よりご挨拶いたします。
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左利きのストライカーはレイソルに2005~2009シーズン途中まで在籍した。FC東京ではなかなか出場機会を得られない状況だったが、レイソルの石崎監督によって才能が開花した。主にセンターフォワードを務めたが、試合によってはトップ下でも起用され、献身的な守備でもチームを引っ張った。フランサとのコンビを確立し、2008シーズンの天皇杯準決勝では古巣相手に見事な決勝ゴールを叩き込んだ。
また北京オリンピックにも出場し、本田圭佑らとプレーをした。そしてサンフレッチェ広島へ移籍すると、日本代表に選出されるほどの活躍を見せた。2011年のアジアカップ決勝では延長戦で見事なボレーシュートを決め、日本の優勝に貢献した。
その後はプレミアリーグのサウサンプトンへ移籍するも出場機会は得られず。FC東京へレンタル後は浦和レッズや横浜F・マリノス、京都サンガFCで活躍。現在はYouTubeチャンネルを開設しており、新しい道での活躍を期待したい。
田中順也
【田中順也選手、現役引退のお知らせ】
— FC岐阜 (@fcgifuDREAM) 2023年11月8日
#田中順也 選手が2023シーズン限りで現役を引退することになりましたので、お知らせします。
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岐阜でプレーしてくれて本当にありがとう!
あと4試合!その左足から放たれる豪快なゴールを楽しみにしています⚽️… pic.twitter.com/pfmhVdrLO7
強烈な左足のシュートをもつFWであった。順天堂大学から特別指定選手としてレイソルへ加入すると、2010シーズンに正式加入。2011シーズンにはスタメンとして定着し13ゴールの活躍でレイソルのJ1初優勝に大きく貢献した。FIFAクラブワールドカップでのゴールは、当時のブラッター会長も称賛するほどであった。
2014シーズン途中からポルトガルのスポルティングへ移籍。違約金が約83億円と破格の値札がつけられた。しかし2015-16シーズンには出場機会を減らし、レイソルに復帰。その後ヴィッセル神戸とFC岐阜でプレー、現在はFC岐阜のクラブアンバサダーおよびアカデミーコーチとして第二のキャリアを進めている。
大津祐樹
【大津 祐樹選手 現役引退のお知らせ】#大津祐樹 選手(FW)が、2023シーズンをもって現役を引退することになりましたので、お知らせいたします。#ありがとう俺達の大津祐樹https://t.co/zY8efs98kO pic.twitter.com/zA85pvOx2G
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) 2023年12月25日
やんちゃなイケメンドリブラーとして、多くのファンから愛された。成立学園高校から2008シーズンに加入すると、ちばぎんカップではいきなりスタメンに抜擢された。2009シーズンには39試合8ゴールの活躍を見せたが、2010シーズンは怪我に悩まされた。そして2011シーズン途中からは、ドイツのボルシアMGへ移籍することになった。
その後、オランダのVVVフェンロに移籍し、2015シースンはレイソルに復帰。背番号10を背負うことも発表された。しかし度重なる怪我でゴール数は伸ばせず。2018シーズンからは横浜F・マリノス、2021シーズンからはジュビロ磐田で活躍した。
2012年ロンドンオリンピックの日本代表として、チームの4位入賞に大きく貢献した。特にグループステージのスペイン戦では値千金のダイビングヘッドを決め、1-0の大金星を収める立役者となった。
現在は酒井宏樹とともに会社を経営するなど、様々な取り組みを行っている。引退後もこのイケメンには引き続き注目したいところである。
南雄太
#南雄太 選手が2023シーズンをもって現役を引退することになりましたので、お知らせします🐿️
— 大宮アルディージャ (@Ardija_Official) 2023年10月19日
🔽プロフィール・コメントはこちらhttps://t.co/Pat311SE2L#大宮アルディージャ #ardija #Jリーグ@south0018 pic.twitter.com/E8Ajepm3ze
レイソルの守護神として、そして様々なクラブで活躍したGKだ。静岡学園高校から1998シーズンにレイソルに加入。土肥からスタメンの座を奪うと、正GKとして長く活躍し、2006シーズンはキャプテンにも任命された。その後菅野にポジションを奪われてしまい、2009シーズン終了後に退団となった。
2010シーズンからはロアッソ熊本、2014シーズンからは横浜FC、そして2021シーズン途中からは大宮アルディージャで活躍。リーグ戦666試合出場という偉大な数字を残した。
2004シーズンにあり得ないオウンゴールを決めてしまったことが話題となった。引退セレモニーでもその当時の苦い思い出について語っている。これからは流通経済大学付属柏高校と社会人チームのGKコーチとして活動する。今後レイソルにコーチとして帰還することを期待したい。
ドウグラス
昨年まで柏レイソルに在籍した #ドウグラス 選手が、現役引退を発表されました。その実力と人間性で多くのクラブやサポーターから愛され、尊敬を集めたドグ。レイソルでは膝痛との戦いの中でも常に全力を尽くすプロフェッショナルであり続けました。ありがとうドグ!https://t.co/mHHkyuC8OU https://t.co/YHyA18J4CI
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) 2024年2月15日
2023シーズンの柏レイソルでのプレーをもって、現役引退することを発表したブラジル人ストライカーである。2010シーズンに徳島ヴォルティスでJリーグに参戦して以降、長きにわたり日本で活躍した。2018シーズンからは清水エスパルスに加入し、在籍した2シーズンで25ゴールを記録した。
レイソルでは2022シーズンからプレーし、4ゴールを決めた。怪我で出場機会は少なかったが、2022シーズンのアウェイのジュビロ磐田戦では芸術的なダイレクトボレーを決めており、インパクトを残してくれた。日本での多大な功績に感謝したい。
高木利弥
【報告】
— 高木 利弥/toshiya takagi (@TToshi56) 2024年2月18日
この度、私高木利弥はプロサッカー選手を引退することを決断しました。
はじめに常に側で支えてくれた妻と息子。
ここまでサッカーを続けさせてくれた両親に感謝します。ありがとうございました。
そしてプロキャリアの中で関わっていただいた監督・コーチ、スタッフ… pic.twitter.com/FxYm3VoYZw
元サッカー日本代表の高木琢也氏の息子で、左サイドバックで活躍した。2015シーズンにモンテディオ山形でプロデビューすると、ジェフ千葉を経てレイソルに加入。2018シーズンから1年半在籍した。輪湖のバックアッパーの立ち位置ではあったが、豊富な運動量と対人の強さでレイソルに貢献してくれた。
その後は松本山雅FC、愛媛FCを経てカンボジアのチームにも在籍。伊東純也とは仲が良く、SNS上で絡む場面が多々ある。次のステージでの活躍を期待したい。
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