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<マッチレビュー>J1第6節柏レイソルvsセレッソ大阪 2024年4月3日

4/3(水)に、J1柏レイソルvsセレッソ大阪の試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。試合は両チーム前半で1ゴールずつ奪い、1-1で引き分けた。この試合を振り返る。

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

サブ

柏レイソル

GK 31 守田

DF 16 片山(←29島村、89分)

DF 50 立田

MF 27 熊坂(←34土屋、64分)

MF 28 戸嶋(←6山田雄、74分)

FW 15 木下(←19細谷、74分)

FW 45 山本

 

セレッソ大阪

GK 31 清水

DF 24 鳥海

MF 7 上門(←9レオ・セアラ、83分)

MF 48 柴山(←25奥埜、57分)

FW 34 山田寛(←27カピシャーバ、67分)

FW 35 渡邉(←11クルークス、83分)

FW 38 北野(←55ブエノ、57分)

 

ミッドウィーク開催となったこの対戦。柏レイソルは前節から1名を入れ替え、島村が今シーズン初スタメンとなった。サヴィオが中央、山田が左サイドに入る。ベンチには前節ゴールを決めた木下らが入った。

 

アウェイのセレッソ大阪は日本代表の毎熊や新加入の登里、田中らをスタメン起用。前線はカピシャーバ、レオ・セアラ、クルークスの外国籍トリオとなった。香川やL.フェルナンデスらはメンバー外となった。

 

内容

前節と同様、立ち上がりはレイソルが立て続けにチャンスを作る。4分に山田雄がシュート。5分には細谷が決定機もシュートはGKキムに防がれる。11分には白井がシュート。しかし先制点はセレッソが奪う。15分にVARが介入し、ペナルティエリア内の古賀のファールとしてセレッソにPKが与えられる。これをレオ・セアラが決めて0-1とする。しかしレイソルがすぐさま追いつく。20分に島村のドリブルから最後はサヴィオが決める。その後は一進一退の展開。25分はレイソルの山田雄のシュートもGKキムがセーブ。34分にはセレッソのクルークスが抜け出してシュート。これはGK松本がセーブ。42分にはレオ・セアラがシュートも枠を捉えられない。前半は1-1で折り返しとなる。

 

後半も立ち上がりはレイソルがチャンスを作る。46分にはサヴィオがシュート。なかなか流れを掴めないセレッソは57分に2枚を同時投入する。すると61分は柴山がシュートもGK松本が抑える。63分にはレイソルの細谷が左足シュートも決めることはできない。66分にはレイソルにチャンス。山田雄のシュートはGKキムが弾いてクロスバー。こぼれ球を島村がシュートも決めきれない。68にはセレッソ北野に決定機。しかし途中出場の熊坂が防ぐ。直後にはレオ・セアラがFKから狙うも枠を外れる。71分はレイソルの細谷が持ち込んでシュート。81分には途中出場の戸嶋がダイレクトボレーを放つ。88分はセレッソの北野がシュートも犬飼のDFに遭う。両社最後まで攻めたものの、試合は1-1で終了した。

スタッツ

基本スタッツ

レイソルは積極的にシュートを放ち、試合全体で22本ものシュートを放った。セレッソ大阪の11本のシュート数の、倍となった。ボールポゼッションではセレッソが61%と圧倒したが、思うような攻撃をレイソルはさせなかった。CKとFKの数は6対7、4対11でセレッソが上回った。

キーモーメント

レイソルの同点弾のシーン。右サイドの島村がこぼれ球を拾いドリブルを開始すると、3人をかわしてペナルティエリア内に侵入。中央のサヴィオがパスを受けると、ダイレクトでシュートを放ちゴールを決めた。スタメンの島村が要所でテクニックを見せ、日立台で存在感を発揮した。彼のドリブルは昨シーズンまでのレイソルにはなかったので、違いを見て取れた。またサヴィオも相手DFが下がってできたスペースで要求し、見事にゴールを決めた。様々な要素がうまくかみ合ったシーンと言える。

 

MVP

スタメンに抜擢された島村拓弥を挙げたい。J2ロアッソ熊本から新加入の左利きドリブラーは、満を持してスタメン起用された。その期待に応えるように高いパフォーマンスを見せ、1アシストを記録した。後半にゴールチャンスはあったが決めきれず悔やまれるが、右サイドで長い時間をプレーできたことは、今後に向けて好材料だ。サヴィオとの連携もいくつか見せてくれた。また井原監督が求める献身的な守備も、しっかりとこなせたので、次戦以降もスタメンで観たい。

 

2戦連続のドロー

前節と同じく勝ち点3を手に入れてもおかしくはなかったが、追加点を奪うことはできず2戦連続で引き分けとなった。追加点を取る決定力は、いまだに課題となっている。

 

細谷はシュートシーンでらしさが見れず、多少の疲れがあるのかもしれない。昨シーズンから続くハードスケジュールをこなせば疲労が蓄積しているのは当然なので、思い切ってスタメンから外すことも考えなければいけない。

 

島村の活躍やサヴィオのトップ下起用など、明るい材料も見えた。2位セレッソ相手に十分戦えたのだから悲観することはない。日曜日は昇格組の東京ヴェルディとの戦いだ。連戦とはいえ勝ち点3を積み上げていきたいところである。

 

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