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<マッチレビュー>J1第5節アルビレックス新潟vs柏レイソル 2024年3月30日


3/30(土)に、J1アルビレックス新潟vs柏レイソルの試合が、デンカビッグスワンスタジアムで開催された。試合は両チーム1ゴールずつ奪い、1-1で引き分けた。この試合を振り返る。

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

サブ

アルビレックス新潟

GK 21 阿部

DF 18 早川(←31堀米、86分)

DF 26 遠藤

MF 14 長谷川(←33高木、78分)

MF 8 宮本

FW 16 小見(←11太田、78分)

FW 27 長倉(←7谷口、78分)

 

柏レイソル

GK 31 守田

DF 16 片山

DF 50 立田

MF 27 熊坂(←34土屋、73分)

MF 28 戸嶋(←10サヴィオ、90分)

MF 29 島村(←34土屋、73分)

FW 45 山本(←15木下、55分)

 

アルビレックス新潟はベテランの千葉を初スタメンで起用。2列目は松田、高木、太田が入る。ベンチには長谷川、小見らが控える。

 

柏レイソルは前節から2名を入れ替え、土屋と木下が今シーズン初スタメンとなった。ベンチには熊坂と戸嶋が初のメンバー入りとなった。小屋松と高嶺はメンバーから外れた。

内容

立ち上がりはレイソルが立て続けにチャンスを作る。2分にはサヴィオが決定機もシュートは枠を捉えられず。3分にはCKの流れから犬飼がシュートもGK小島がセーブ。4分には細谷がミドルシュートを放つ。アルビレックスは6分に藤原から堀米に渡りシュート。これは山田がブロックする。15分にはレイソルが先制点を奪う。CKの流れから木下が胸でゴールを決める。その後はアルビレックスがボールを保持し、レイソルが構える構図が続く。31分に細谷、33分に白井がシュート。43分にはジエゴが抜け出しクロスも合わせられず。45+3分には細谷が抜け出しシュートも、GK小島のセーブに遭う。前半は0-1でレイソルがリードする。

 

後半も立ち上がりはレイソルがチャンスを作る。49分にはサヴィオがシュート。51分には細谷とサヴィオのワンツーから、最後はサヴィオがシュートも決めきれない。するとアルビレックスが同点に追いつく。57分にCKの流れから千葉がゴールを決める。その後はお互いに膠着した展開となり、シュートまで持ち込めない。77分にはサヴィオが相手ゴール前で奪ってから迫るシーンを作る。80分に細谷が連続でチャンスを迎えるも小島がセーブする。86分にはアルビレックスの千葉ヘディングシュート。88分には秋山がシュートを放つ。90+2分はレイソル途中出場の島村がカットインからシュート。その直後、アルビレックスは長倉が抜け出して最後は松田に決定機。しかし枠を外してしまう。90+6分にはアルビレックスが絶好の位置でFK。小見がシュートも壁に阻まれる。最後まで攻めたものの、試合は1-1で終了した。

 

スタッツ

基本スタッツ

レイソルは積極的にシュートを放ち、前半だけで8本枠内シュートを記録。試合全体でも14本もの枠内シュートを放った。アルビレックスも後半はシュート数を伸ばし、11本のシュート数となった。ボールポゼッションではアルビレックスが61%と圧倒したが、効果的な攻撃をレイソルはさせなかった。スプリント回数187のレイソルは個人がハードワークしチャンスを作り出したが、追加点を奪うことはできなかった。

キーモーメント

51分のサヴィオの決定機のシーン。カウンターからサヴィオがドリブル、細谷が斜めにランニングしたところを見つけパスを出す。細谷はすぐサヴィオへリターンパスを出し、GK小島と1vs1になった。しかしシュートは阻まれ、その後のセカンドチャンスもゴールに結びつけられなかった。

 

狙いとしては完ぺきだったものの、細谷のパスが少しずれてしまったことでサヴィオのシュートが窮屈になってしまった。このチャンスの後、CKから失点してしまっただけにこの場面でゴールを決められなかったことが悔やまれる。

MVP

アルビレックスは小島、レイソルは白井を選びたい。GK小島はレイソルの怒涛のシュートを慌てることなく冷静に防いだ。彼の好守がなければチームは崩壊していた可能性がある。またビルドアップでも両足から精度の高いパスを供給し、チームの攻撃の起点となった。この日のパフォーマンスは圧巻の一言である。

 

レイソルの白井はミスが少なく、広範囲にわたってチームをサポートした。前半には果敢な攻め上がりからシュートを放つなど、存在感は試合ごとに増している。また後半には素晴らしいスライディングタックルでシュートを防ぎチームを救った。この男の安定感は今のレイソルに欠かせない。

連敗は避けた

試合の内容からして勝ち点3を手に入れてもおかしくはなかったが、追加点を奪うことはできず引き分けとなった。決定機を数多く作ったことはポジティブだが、今後は良い時間帯にゴールをしっかり奪わなければならない。

 

セットプレーがらみの失点をこの試合でも喫した。2022シーズンから続く悪いくせを修正しなければ、上位争いには食い込んでいけないだろう。

 

とはいえ名古屋グランパス戦での嫌な敗戦から、修正し勝ち点を手にしたことは評価に値する。ミッドウィークに行われるセレッソ大阪戦では、ホームでの初勝利を期待したい。

 

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