10min+

このコンテンツでは、柏レイソルを中心に国内・海外サッカーの話題や、千葉県柏市の話題を取り上げる。

MENU

<マッチレビュー>J1第8節柏レイソルvs浦和レッズ 2024年4月12日


4/12(金)に、J1柏レイソルvs浦和レッズの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。試合はレイソル木下康介が2試合連続ゴールを決め、1-0でレイソルが勝利した。この試合を振り返る。

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

サブ

柏レイソル

GK 31 守田

DF 22 野田

DF 50 立田

MF 27 熊坂(←34土屋、68分)

MF 29 島村(←28戸嶋、58分)

MF 48 熊澤(←10サヴィオ、90+2分)

FW 15 木下(←14小屋松、58分)

 

浦和レッズ

GK 16 牲川

DF 28 ショルツ

MF 10 中島(←8小泉、60分)

MF 21 大久保(←38前田、60分)

MF 25 安居(←24松尾、76分)

MF  29 堀内

FW 30 興梠(←3伊藤、79分)

 

ホームのレイソルは前節からメンバーを複数人入れ替えた。右SBに川口、ボランチに土屋、右サイドハーフに戸嶋、FWに小屋松をスタメン起用。ベンチにはDF野田とMF熊澤が初のメンバー入り、前節ゴールを決めた木下も控える。

 

アウェイのレッズは4-3-3の布陣。3トップは新加入のチアゴサンタナ、松尾、前田の3枚。ベンチには中島や興梠らが控える。なお酒井はメンバーから外れた。

内容

立ち上がりはレイソルがペースを握る。4分にCKから山田が立て続けにシュートもブロックされる。9分にはレッズのサンタナがシュート。12分にはレイソルの小屋松が枠内シュートを放つ。27分にはサヴィオのロングパスにジエゴが合わせたがゴールとはならず。徐々にレッズのボールを握る時間が長くなる。31分にはレッズ前田がシュート。33分にはレイソル土屋がシュートも枠は捉えられず。42分には白井がミドルシュートを放つ。前半は0-0で折り返す。

 

後半に入ると、50分にサンタナがシュートを放つが枠から外れる。54分はレイソルに決定機。サヴィオのクロスにジエゴがヘディングシュートも、GK西川がビッグセーブ。直後にはジエゴのクロスにサヴィオが合わせるが枠を捉えられず。その後両チームが2枚を同時投入しゲームを動かしにかかる。62分にはレイソルの山田がシュート。66分には途中出場のレッズ中島がシュートを放つ。中島を中心にレッズが攻め立てる中、ついに均衡が破れる。72分に右サイドに流れたサヴィオが低いクロス。これに途中出場の木下がうまく合わせてゴールネットを揺らした。1-0でレイソルが先制点を奪うと、レッズは興梠を投入し2トップに変更。84分にはレイソルのCKからジエゴがシュート。86分はレッズのサンタナミドルシュート。その後レイソルが巧みに時間を使い試合終了。1-0でレイソルが勝利した。

スタッツ

https://image.sporteria.jp/games/soccer/2024/2024041201/game_stats_basic.png

ボール支配率ではレッズが58%と上回ったが、レイゾルがゲームをコントロールした内容だった。シュート数はレイソルが14本放ち、うち9本を枠内に飛ばしている。対してレッズは8本のうち1本のみしか枠内に飛ばせなかった。また守備でもレイソルはインテンシティ高く戦い抜き、走行距離では5km、スプリント回数では16回、相手チームより多く走った。セットプレーの数でもレイソルが上回った。

キーモーメント

72分のレイソルのゴールシーン。右サイドで白井がボールを持つと、サヴィオが同じレーンで裏に走り、そこにボールが出る。サヴィオは低いクロスを上げると、木下がうまくバウンドしたボールに右足で合わせて、ゴールネットを揺らした。

 

前節に続きこの試合でもクロスからのゴールを決めることとなり、今シーズンのレイソルの得点パターンが確立されていることが証明された。チームとしてイメージの共有がされているからこその、再現性のあるゴールと言える。

 

MVP

ゴールを決めた木下康介を挙げたい。この日も途中出場でありながら、少ないチャンスを決めきることに成功した。サヴィオの難しいクロスに合わせて決めたのは、お見事というほかない。これで4ゴール目となったが、出場時間を考えると驚異的な決定率である。また終盤にはうまく時間を稼ぐために熊澤とボールキープに徹した。190cmの長身を生かしたプレーはここでも発揮された。今のレイソルにとって不可欠な存在である。

 

難敵相手に久々の勝利

ホーム日立台で久々の勝利を手にした。リーグ戦では2023年9月以来の勝利、またレッズ相手には2020シーズン以来の勝利である。平日にもかかわらず満員の日立台は、歓喜に酔いしれた。

 

U-23日本代表の活動により、細谷と関根を欠く中でも代役の選手が躍動した。右サイドバックの川口は安定したパフォーマンスを披露。戸嶋は53分にライン際のボールをスライディングでピッチに残すなど、献身的なプレーが目立った。小屋松はファーストディフェンダーとしてスイッチを入れ続け、攻撃時もうまくボールを引き出した。

 

3戦連続のドローだったなか、大きな勝利を収めた。上位争いに食い込んでいけると確信できる、今シーズンベストと言える素晴らしい試合を見せてくれた。早くも総力戦となっているが、誰が出ても今のレイソルなら活躍してくれることだろう。

 

 

関連記事はこちら

gotohitachidai8.hatenablog.com

 

▼この記事の筆者について▼

gotohitachidai8.my.canva.site