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<マッチレビュー>ちばぎんカップ柏レイソルvsジェフ千葉 2024年2月18日

2/18(日)にプレシーズンマッチちばぎんカップ柏レイソルvsジェフ千葉の試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催された。前半と後半に1点ずつ決めたジェフ千葉が、1-2で勝利を収めた。この試合を振り返ることにする。

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

 

サブ

柏レイソル

GK 31 守田

DF 24 川口(←32関根、89分)

DF 50 立田

MF 5 高嶺(←27熊坂、59分)

MF 29 島村(←6山田、71分)

FW 19 細谷(←15木下、46分)

FW 45 山本(←14小屋松、71分) 

 

ジェフ千葉

GK 31 青嶋

DF 48 谷田(←52久保庭、82分)

MF 5  小林(←4田口、86分)

MF 11 米倉(←7田中、86分)

MF 33 エドゥアルド(←8風間、77分)

FW 9 呉屋(←10小森、86分)

FW 77 ドゥドゥ(←20高木、59分) 

 

ホームの柏レイソルは新戦力を多くスタメンに抜擢した。右SBに関根、ボランチには白井と熊坂、最前線には木下を起用。ベンチには日本代表帰りの細谷、新戦力の島村などが控える。

 

アウェイのジェフ千葉は新10番の小森を筆頭に、風間や高木らをスタメンに起用した。ベンチには古巣対決の呉屋、小林、ドゥドゥの3名が控える。なお鈴木はベンチからも外れた。

 

内容

立ち上がりから守備強度の高い展開となる。2分にはジェフの小森のヘディングシュート。レイソルは10分に小屋松の左足シュートも枠を外れる。27分には白井とサヴィオのワンツーで最後はサヴィオが強烈なシュートを放つ。先制点はジェフに入る。37分に左サイドから中央へ。上がってきた高橋のシュートはディフレクションしGK松本が弾く。こぼれ球に詰めた小森がゴールを決めた。41分にもジェフにチャンス。メンデスのロングパスから風間のシュート、弾いたところを高木がシュートも枠を外れる。レイソルは前半に10本ものシュートを浴び、0-1で折り返すことになった。

 

後半頭から細谷を投入。しかしジェフの勢いは止まらず46分には田口の侵入から、こぼれ球に田中が押し込んだ。だがこれはオフサイドでノーゴールの判定。53分にはレイソルの白井のミドルシュート。55分には素早いリスタートから小屋松がシュートを放つ。ジェフはドゥドゥを左サイドに投入すると、彼が躍動する。まず65分に決定機を迎えるも、GK松本がセーブ。直後のCKからもドゥドゥがチャンスも松本がまたもセーブする。レイソルは右サイドに島村を入れ攻撃を強める。77分にはFKでジエゴがシュート。

しかし81分、田口のスルーパスにドゥドゥが反応、鮮やかなループシュートを決めて0-2。ゴールが遠いレイソルだが、後半アディショナルタイムの94分にサヴィオがゴールを決める。ラストプレーでは高嶺がシュートを打ったがサイドネット。試合は1-2でジェフが勝利した。

スタッツ(柏:千葉)

シュート数 8:20

CK 4:6

FK 20:16

イエロー 2:1

レッド 0:0

 

レイソルはポゼッションを試みたがうまく機能せず、ジェフにカウンターからシュートまで運ばれていた。GK松本のセーブがなければ、点差はもっと開いていたかもしれない。また球際が激しく、FK数は多い試合となった。レッドカードが出てもおかしくない場面もあった。

キーモーメント

ジェフの先制ゴールのシーン。切り替え場面で自陣でボールをロスト、ショートカウンターからシュートを連続で浴びた。結果的にこぼれ球をエースの小森に決められてしまった。このシーンではボランチが守るべきバイタルエリアが空いてしまい、シュートを打たれてしまった。新加入の2人のコンビネーションや、チームとしての連携がまだ足りていないことがここでは出てしまった。高嶺をベンチに置いた井原監督の決断は、正しかったとは言えないように思える。

MOM 小森飛絢

ジェフの小森飛絢が正式に選出された。10番を背負った新エースは、肩を痛めながらもしっかりとゴールを決めて見せた。巧みなポジショニングとスピード、そしてキックフェイントはレイソルのCB陣を何度も苦しめた。今シーズンのさらなる飛躍に期待したい。

 

レイソル側ではマテウス・サヴィオがMIPに選出。圧倒的な個人技は群を抜いており、終盤には強烈なミドルシュートを決めて見せた。

日立台でダービー連敗

レイソルは昨シーズンの雪辱を果たせず、日立台で連敗となってしまった。攻撃的なサッカーをやりたいのは分かるが、ジェフのハイプレスに苦しみ前線へ運ぶことができなかった。開幕戦の相手である京都サンガFCもハイプレスをかけてくるので、良いシュミレーションとなったはずだ。

 

やはり大卒の関根、熊坂のところが少し懸念材料となってしまった。この経験を糧に今後の成長に期待したい。また途中出場した島村は、ドリブルで攻撃を活性化させた。流れを変えるジョーカーとして計算できるプレイヤーと言えるだろう。

 

ダービーでの敗戦を教訓にし、1週間後の開幕戦では勝利したいところ。スタートダッシュを切るべく、チーム全体で引き続き準備を進めていただきたい。

 

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