10min+

このコンテンツでは、柏レイソルを中心に国内・海外サッカーの話題や、千葉県柏市の話題を取り上げる。

MENU

<マッチレビュー>J1ヴィッセル神戸vs柏レイソル 2024年3月2日

f:id:gotohitachidai8:20240302194333j:image3/2(土)にJ1のヴィッセル神戸vs柏レイソルが、ノエビアスタジアム神戸で開催された。試合は木下康介の移籍後初ゴールでレイソルが0-1で今シーズン初勝利を収めた。この試合を振り返る。

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

f:id:gotohitachidai8:20240302194830p:image

f:id:gotohitachidai8:20240302194855p:image

 

サブ

ヴィッセル神戸

GK 50 オビンナ

DF 15 本多

DF 23 広瀬

MF 2 飯野

FW 9 宮代(←6扇原、80分)

FW 11 武藤(←22佐々木、51分)

FW 26 パトリッキ(←14汰木、32分)

 

柏レイソル

GK 31 守田

DF 16 片山

DF 50 立田

MF 29 島村(←6山田、67分)

MF 34 土屋(←33白井、67分)

FW 15 木下(←14小屋松、67分)

FW 45 山本(←19細谷、84分) 

 

ホーム開幕戦のヴィッセル神戸は同じスタメンを組んできた。最前線は大迫、汰木、佐々木の3枚。新加入の井手口もスタメン。怪我から復帰した武藤がベンチ入りした。

 

2024シーズン初のアウェイ戦となるレイソルも、開幕節と同じスタメンで挑む。ベンチにはメンバー外だった、片山が名前を連ねた。

内容

前半は決定機を作り出せない展開となる。7分にレイソルの細谷がシュートも山川がブロック。14分には高嶺がミドルシュートレイソルがボールを握る一方で、ヴィッセルはなかなかうまく繋げない状況が続く。そんな中、32分に汰木が負傷交代のアクシデント。40分に細谷とサヴィオがそれぞれシュートするが、決めることはできない。互いに決定機なく0-0で前半を終える。

 

後半早々にもヴィッセル佐々木が負傷交代するアクシデント。53分にはCKからトゥーレルがシュートを放つ。流れはヴィッセルになっていたところ、レイソルは3枚を同時投入し流れを断ち切らにかかる。71分にはヴィッセル武藤がシュート、GK松本が防ぐ。耐えたレイソルは83分に均衡を破る。細谷から島村と繋ぎ、最後は木下がダイレクトシュートを決めた。さらに85分は島村に決定機が訪れるが、トゥーレルが見事なブロックで凌ぐ。その後はヴィッセルが猛攻を仕掛け、GK松本を中心に懸命なディフェンス。無失点で抑えてレイソルが0-1で今シーズン初勝利を収めた。

スタッツ

f:id:gotohitachidai8:20240302194906p:image

ほとんどの項目で王者を上回ってみせたレイソル。シュートも枠内に7本飛ばし、追加点も取れるようになればなお良いだろう。スプリント回数でもホームチームを17上回り、インテンシティの高さを披露した。また前半からポゼッション率を高めたことで、体力的に最後まで持つことが出来たのも良かった点だ。

 

キーモーメント

木下のゴールシーン。右サイドに流れた細谷が、相手ともつれながらも島村へボールを繋ぐ。フリーの島村はペナルティエリアへ侵入し、ニアに走り込んだ木下へパス。木下はダイレクトでシュートを放つと、GK前川の手に当たりながらゴールを決めた。

 

まず細谷のプレーは秀逸で、倒れ込みながらも島村へヒールで繋いだところはこのゴールの生命線であった。そして途中出場の2人が絡み、木下は嬉しいレイソル初ゴールを決めた。途中出場の選手が結果を残すところは、昨シーズンと異なる点かもしれない。

f:id:gotohitachidai8:20240302182035j:image

MVP

少ないチャンスをモノにした木下が、この試合ではMVPの活躍と言える。途中出場で再三ボールを呼び込む姿があったが、そこになかなかボールが出てこない。しかし何度も繰り返した末に、ゴールという値千金の結果を残してレイソルの勝利に貢献した。また懸命にディフェンスするところも素晴らしかった。

 

またDF関根とGK松本の2人の活躍も特筆すべきであった。関根は右サイドを制圧し、気の利いたカバーリングでピンチを救った。松本は終盤に怒涛のシュートを浴びたが、冷静な対応で無失点勝利に貢献した。

前節の反省を生かした

展開としては京都サンガF.C.戦と同じく、試合終盤に1点をリードしたが、その後はしっかりと無失点に抑えることに成功した。チャンピオン相手に大きな勝ち点3である。

 

5バックではなくシステムの形を変えずに、木下と山本が前線からプレスをかけ続けた。制限をかけることで古賀と犬飼はロングボールをはね返し続けたし、ミスからカウンターも見せる事ができた。

 

井原監督にしては珍しく、3枚同時に変えたのも功を奏した。チャンピオン相手に勝利したことで、自信を持って次のジュビロ磐田戦に臨めるだろう。

 

関連記事はこちら

gotohitachidai8.hatenablog.com

▼この記事の筆者について▼ 

gotohitachidai8.my.canva.site