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<マッチレビュー>J1第17節横浜F・マリノスvs柏レイソル 2023年6月10日

6/10(土)に、J1の横浜F・マリノスvs柏レイソルの試合が、日産スタジアムで開催された。後半アディショナルタイムに決勝点を決めたマリノスが、4-3で点の取り合いを制した。この試合を振り返る。

 

 

メンバー

両チームのスタメンはこちら。



サブ

横浜F・マリノス

GK 50 オビンナ

DF 15 上島(←4畠中、70分)

MF 10 マルコス・ジュニオール(←30西村、70分)

MF 28 山根(←8喜田、70分)

FW 18 水沼(←20ヤンマテウス、79分)

FW 23 宮市(←7エウベル、79分)

FW 41 杉本

 

柏レイソル

GK 31 守田

DF 2 三丸(←24川口、60分)

DF 34 土屋(←16片山、85分)

MF 8 中村(←6椎橋、74分)

MF 40 落合(←10サヴィオ、85分)

FW 9 武藤

FW 17 フロート(←14小屋松、60分)

 

マリノスは前節と同じスタメンで挑む。ヤンマテウスを右、エウベルを左、アンデルソン・ロペスを中央に配置。西村をトップ下に据えた。古巣対決のエドゥアルドがスタメン、上島はベンチスタートとなった。

 

アウェイのレイソルはスタメン2枚を変更。立田とサヴィオが復帰し、細谷を最前線に据えた。ベンチには天皇杯で得点を決めた中村、落合に加え、フロートらが控える。

 

内容

前節同様、開始直後から試合は動く。10分に立田がエウベルを倒しPKを献上。ロペスが決めてマリノスが先制する。しかし徐々にレイソルが攻撃を耐えると、34分には大きな展開から小屋松へ。ラストパスを受けたサヴィオのシュートは、ポストにはじかれる。それでも40分にサヴィオのクロスがオウンゴールを誘い同点に。しかし直後の再開プレーから裏抜けしたエウベルが決め、マリノスが2-1でリードし試合を折り返す。

 

後半も早速点が入る。46分に左サイドからのクロスに対し、GKがはじいたところを戸嶋が蹴りこみまたも同点に。レイソルが早めの交代でフロートと三丸を投入すると、73分にフロートがヘディングシュートを決め、レイソルがついに勝ち越す。マリノスウインガーを入れ替え攻勢を強める。するとカウンターシチュエーションで、立田が連続で2枚イエローカードをもらい退場となる。アディショナルタイムに入った94分に、水沼のクロスからロペスがヘディングシュートを決め同点。そして97分には宮市が劇的なゴールを決めて4-3。VARチェックが入るもゴールは認められ、レイソルは2戦連続で激しい点の取り合いに敗れ去った。

 

スタッツ

spoteria公式ホームページ

チャンピオンにも果敢に攻め立て、シュート数ではレイソルが上回った。枠内シュート数も2桁となり、攻撃面では向上が見られる。ポゼッション率ではマリノスが57%と上回ったが、圧倒的に支配する試合ではなかった。パス成功数はレイソルより2倍近くを、マリノスが記録しその精度の高さを披露した。そして終盤の交代選手の底力によって劇的な逆転勝利を収め、王者の意地をレイソルに見せつけた。

キーモーメント

後半残りわずかで立田が退場したシーン。カウンターを受け完全に入れ替わってしまった相手を手で止めたため、イエローカードが提示された。しかし彼はそのままボールを外へ蹴ってしまったことから、主審は2枚目を出し立田を退場処分とした。5試合ぶりの勝利が迫っていたにもかかわらず、あまりにも軽率な行為で退場となってしまい、その後レイソルは逆転を許した。本人は何も意識していなかったかもしれないが、この余計なプレーは試合の明暗を分けてしまった。

 

2戦連続で同じ過ちを繰り返した

前節のコンサドーレとの試合も終了間際の失点で敗れ、今回も同じような展開で勝ち点を拾えなかった。試合終盤のゲームの進め方について、チームとして統一させなければいけない。

 

この試合では井原監督の采配によって勝ち点3を奪える展開にできた。この点は評価すべきだろう。また得点数に関してもネルシーニョ前監督よりも良くなっている。

 

しかし面白い点取り合戦でも、負けてしまっては意味がない。これで井原新監督のリーグ戦勝ちなしは4となった。他会場の結果次第では最下位でリーグ戦半分を終えることになる。内容が向上しているのは確かだが、そろそろ勝利という結果を出さなければ、降格という最悪の事態を招いてしまうだろう。

 

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