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<マッチレビュー>J1第9節セレッソ大阪vs柏レイソル 2023年4月23日

4/23(日)に、J1セレッソ大阪vs柏レイソルの試合が、ヨドコウ桜スタジアムで開催された。試合は1-0でセレッソ大阪が、前半の1点を守り切った。この試合を振り返る。

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

 

サブ

セレッソ大阪

GK 1 ヤンハンビン

DF 3 進藤(←24鳥海、68分)

MF 7 上門(←19為田、73分)

MF 17 鈴木(←4原川、85分)

MF 41 中原(←16毎熊、85分)

FW 20 加藤(←9レオセアラ、73分)

FW 38 北野

 

柏レイソル

GK 21 佐々木

DF 16 片山(←24川口、46分)

DF 20 田中

MF 5 高嶺(←6椎橋、61分)

MF 11 山田康(←10サヴィオ、71分)

FW 9 武藤(←28戸嶋、61分)

FW 38 升掛

 

セレッソ大阪は先週の試合からスタメン1枚を変更し、為田を左WGに据えた。4-3-3でアンカーに原川、インサイドハーフは香川と奥埜。直近のルヴァンカップからほとんどメンバーを変えずに臨む。ベンチにはU20日本代表の北野らが控える。

 

一方のアウェイ柏レイソルは、小屋松がスタメンに入った。4-2-3-1でサヴィオをトップ下に配置。フロートは練習中に違和感があったため、メンバーから外れた。ベンチには山田康太や武藤、升掛らが入り、片山がケガから戻ってきた。

 

内容

前半立ち上がり10分は、レイソルがボールを支配する展開。しかし一瞬の出来事が、大きく試合を動かす。23分に低い位置で受けたサヴィオがボールロスト、それを最後は毎熊に決められてしまう。その後はそのサヴィオに決定機。27分に見事なトラップからコントロールシュート。しかしクロスバーに阻まれる。直後にも高い位置でボールを奪うと、GKと1vs1に。横パスを選択したが、それがDFのカットに合い決めきれない。終了間際にも仙頭がシュートを放つも、わずかに逸れてしまう。1-0でセレッソがリードして折り返した。

 

後半頭から、片山を入れて右サイドの攻勢を強めるレイソル。61分には2枚替えを行い、ゴールを目指すがなかなかシュートチャンスに持っていけない。一方セレッソはカウンターからチャンスを迎える。右サイドのクロスにレオセアラと為田が飛び込むも、わずかにボールに合わず。終盤レイソルはクロスを何度も相手ゴール前に上げるが、ことごとく跳ね返される。最後までゴールを死守したセレッソが、1-0で勝利を収めた。

 

スタッツ

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後半シュート数が伸びなかったため、効率よく攻めたセレッソが上回った。枠内シュート数は5本と、決定機はあったが決めきれなかった。ボール支配率はレイソルが上回った。スタミナをなるべく温存させたいセレッソは、ハイプレスを常にはかけなかった。疲労感の見えた相手にも関わらず、後半は苦戦してしまった印象であった。

キーモーメント

今日はサヴィオの日ではなかった。珍しいミスで失点に直結してしまうも、すぐに切り替えゴールを狙った。しかし1本は運悪くクロスバーを直撃、もう1本は間違った選択をしてしまった。本来であれば右サイドを担当する10番が、この日はトップ下での起用だったことが、裏目に出てしまった。

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高さのない最前線の攻撃

フロートやドウグラスといった高さのあるプレイヤーがメンバー外だったため、攻撃にはもう一つ工夫が必要であった。特に後半の終了間際にかけては、クロスを跳ね返される展開が続いた。

 

そうであれば、サイドにドリブラーを配置するべきだ。小屋松が途中からボランチで使われたが、その役割は仙頭か山田康太に託すべきだった。またドリブラーの升掛を起用しなかったのも、結果としては失敗だった。

 

まるでフロートやドウグラスがいるかのようなクロスは、今回のようなシチュエーションでは通用しない。レイソルにはドリブラーが何人もいる。彼らをもっと有効的に起用し崩すプランを構築するべきと感じた。

 

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