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<マッチレビュー>J1第8節サガン鳥栖vs柏レイソル 2023年4月15日

4/15(土)に、J1のサガン鳥栖vs柏レイソルの試合が、駅前不動産スタジアムで行われた。結果は1-1の同点に終わり、連勝とはならなかった。この試合を振り返る。

 

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

サブ

サガン鳥栖

GK 35 内山

MF 6 福田(←19森谷、59分)

MF 7 手塚

MF 23 菊地(←44堀米、59分)

FW 10 小野(←9河田、65分)

FW 18 西川(←41樺山、82分)

FW 25 藤原(←42原田、82分)

 

柏レイソル

GK 21 佐々木

DF 20 田中

DF 24 川口(←34土屋、42分)

MF 5 高嶺(←6椎橋、63分)

MF 14 小屋松(←28戸嶋、63分)

FW 9 武藤(←19細谷、69分)

FW 49 ドウグラス(←17フロート、69分)

 

サガン鳥栖は、前節から5人スタメンを入れ替えた。守備時は4-2-3-1、攻撃時は3バックに変形。河田が移籍後初スタメンとなった。ベンチには小野や西川、柏レイソル育ちの手塚らが控える。

 

アウェイの柏レイソルは、前節と同じメンバーで同じシステム。土屋を右SBに置き、古賀と立田がCB。2トップは細谷とフロートが組む。ベンチには今シーズン初のメンバー入りを果たした、ドウグラスらが控える。

 

内容

立ち上がりからシュートの打ち合いになる。まず1分、サガンの堀米がヘディングシュート。これはGK松本が防ぐ。3分にはレイソル。フロートがシュートを放つも決めきれない。9分にも戸嶋がミドルシュートを放つが、バーの上。その後ゲームは落ち着き、サガンがボールを握る。28分フロートが右足でシュートも、GKパクがセーブした。42分にはレイソルの土屋が負傷交代。前半は0-0で折り返す。

 

後半も積極的な攻撃が目立った。48分はCKから田代が合わせる。そして55分、サガンの右サイドからフリーの長沼へ。巻いたミドルシュートは美しい軌道でゴールに吸い込まれた。1-0でリードしたサガンに対し、レイソルも、応戦する。サヴィオボランチの位置に配置すると、一気に畳みかける。そして2トップを武藤とドウグラスに変えた策が的中する。75分にボール奪取からカウンター。最後はサヴィオが詰め、バースデーゴールを決めた。その後一方的にレイソルが押し込むも、追加点が奪えず終了。打ち合いの試合は1-1の引き分けに終わった。

 

スタッツ

spoteria公式ホームページ

後半一方的に攻め立てたことから、シュート数は20本を超えた。枠内シュートも15本と多く、ゴール期待値は2点を超えていた。後半トーンダウンしたサガンに対し、スプリント回数も130回と圧倒。素晴らしい内容だっただけに、勝ち点3を奪えなかったことが悔やまれる。

 

キーモーメント

同点に追いついたサヴィオの得点シーン。ボール奪取からドリブルし、組み立て、そしてフィニッシュまで一連のプレーは圧巻であった。途中から中央にポジションを移し、フリーマンとしてゲームを作った。またドウグラスポストプレー、武藤のフィニッシュワークも秀逸だったことが、この得点に結びついた。26歳の誕生日を祝うのに、相応しい活躍ぶりであった。

DAZN Japan公式Twitter

 

新たな発見があった

この試合では早めの交代策と、ポジション配置が功を奏した。サヴィオボランチに入ることで、リズムが出た。また復帰したドウグラスもワンタッチで起点を作り続け、チームの前進に大きく貢献した。

 

武藤や小屋松といった途中出場の選手も躍動し、一定の時間相手を圧倒した。この4-4-2のシステムが、今日の18人のメンバーには最適であることを証明した試合であった。

 

もちろんこれだけシュートを打ちまくりながらも勝ちきれなかったため、悔しさが残る試合ではある。しかし今は進むべき道が明確になってきている。途中出場の選手も一定の成果を出し、チーム状態は上を向きつつあることは確か。次こそ勝利を得られるか、注目したいところだ。

 

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