4/15(土)に、J1のサガン鳥栖vs柏レイソルの試合が、駅前不動産スタジアムで行われる。下位に沈む両チームにとって、必ず勝ち点3が必要だ。今回は対戦相手のサガン鳥栖について分析する。
移籍動向
例年通り、入れ替えの激しいオフであった。加入選手としては、ロアッソ熊本の中心の河原、横浜F・マリノスの樺山らが目玉と言える。U-20日本代表の横山にも期待ができる。
一方放出した選手の中には、柏レイソルへジエゴと守田、FC東京へ小泉、京都へ佐藤らがいる。2種登録で高校世代注目の逸材、福井はバイエルン・ミュンヘンのU-23チームへと羽ばたいた。レンタル組も自チームへ復帰してしまったことから、戦力ダウンは否めない。
直近の試合
先週末はサンフレッチェ広島とアウェイで対戦し、0-1で敗れた。好調なチーム相手に終始難しいゲームを強いられ、低い位置でのロストから失点してしまった。シュート数も15本打たれたうえに、サガンは3本のみと攻撃をさせてもらえなかった。
川井監督2シーズン目となる今シーズンは、ビッグネームが不在でも勝てるチームを引き続き作ろうとしている。特に新加入の樺山のプレーは目を見張るものがあり、チームにとって脅威となるドリブルを持っている。
しかし開幕戦で5失点を喫してしまうと、なかなか調子が上がらない。10試合で3勝しているものの、リーグ戦での連勝はまだなく15位だ。3バックと4バックを使い分けているが、いずれもまだ試行錯誤の段階。昨シーズンのような魅力的なサッカーで勝ち続けるまでには至っていない印象である。
6ポインターを制せるか
柏レイソルはこの試合に勝つと、順位を入れ替えることができる。いわば「6ポインター」と呼ばれる重要な一戦となる。
2022シーズンは駅前不動産での戦いで勝利している。20試合ぶりの勝利を、偶然のものではなく継続させるためには、この試合でも勝利が絶対条件になる。下位で苦しむチームどうし、どちらが抜け出すか注目だ。