7/8(土)に、J1柏レイソルvs湘南ベルマーレの試合が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催される。残留争いで大切な裏天王山となる。ここでは対戦相手の、湘南ベルマーレについて分析する。
前半戦の戦い
開幕戦でアウェイのサガン鳥栖相手に快勝を収め、良いシーズンになるかと思われた。しかしガンバ大阪戦での勝利後、チームは勝てなくなってしまう。現在14試合で勝ち点3を奪うことができず、最下位に沈んでいる。
2023シーズンは大橋と町野の2トップがハマると思われたが、大橋は序盤戦で負傷離脱を余儀なくされた。そしてエースの町野は、ドイツ2部へ完全移籍する事が決定。描いていた青写真が崩れてしまったこと、これがチーム全体に大きな影響を及ぼしたのかもしれない。
直近の試合
横浜F・マリノスとのアウェイゲームでも立ち上がりに2点を許す苦しい展開。それ以上に決められても何らおかしくはない状況だったが、GKソン・ボムグンがビッグセーブを連発。
しかしそれでも後半早々にアンデルソン・ロペスに決められて0-3。町野の移籍前ラストゲームでなんとかPKから1点を返したが、最終的には1-4の完敗。
山口監督の元、5バックでソリッドな守備からカウンターを発動するチームだが、あまりにも自陣でのミスが多かった。またせっかく奪ったボールもすぐに失うことでなかなかリズムを出さず、神奈川ダービーで苦い敗戦となってしまった。
必ず勝たなくてはいけない
レイソルもベルマーレも、ここを落とすとかなり厳しい状況に追い込まれてしまう。ホームのレイソルは前半戦の裏天王山、横浜FC戦で0-1で敗れた。この試合では絶対に繰り返してはならない。
この試合のポイントは2つ。1つ目は出場停止選手の影響だ。レイソルは高嶺、ベルマーレは石原が累積警告で出られない。代わりのプレイヤーが機能するかに注目したい。
そしてもう1つは戦術面での駆け引きである。前回対戦ではレイソルがベルマーレの3バックにハイプレスをかける事で試合に勝利した。これを受けベルマーレがシステムや繋ぎ方含めて、何かしら変えてきたらどうなるか。そこで起きる反応によっては試合の結果が大きく変わるだろう。
シュートを20本以上打ちまくって負けるより、シュート1本で勝つ方が良い。当たり前のことだが今のレイソルは内容は上向きつつも、監督交代後リーグ戦で勝利していない。このビッグマッチでは内容を求める必要はない。とにかく勝利するだけである。
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