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<マッチレビュー>ルヴァンカップ第6節柏レイソルvsアビスパ福岡 2023年6月18日

6/18(日)に、ルヴァンカップ柏レイソルvsアビスパ福岡が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で行われた。試合はウェリントンのゴールを最後まで守り抜いたアビスパが、0-1で勝利した。この試合を振り返る。

 

メンバー

両チームのスタメンはこちら。

 

サブ

柏レイソル

GK 46  松本

DF 24  川口(←16片山、67分)

DF 34  土屋

MF 11  山田康(←28戸嶋、74分)

MF 41  仙頭(←30加藤、46分)

FW 9  武藤(←17フロート、46分)

FW 49  ドウグラス(←10サヴィオ、82分)

 

アビスパ福岡

GK 21  山ノ井

DF 26  井上(←11山岸、85分)

DF 29  前嶋(←2湯澤、63分)

MF 7  金森(←27佐藤、70分)

MF 8 紺野(←10サヴィオ、85分)

MF 10  城後

FW 9  ルキアン(←18ウェリントン、63分)

 

すでに敗退が決まっているレイソルは、先週のスタメンから数名入れ替えた。GKにはU-22日本代表帰りの佐々木。DFには田中と三丸、ボランチには加藤が選ばれた。ベンチにはドウグラスが戻ってきた。

 

一方のアビスパは4バックで臨む。2種登録の西村が初めてスタメンに名を連ねた。最前線にはウェリントンが入る。ベンチには紺野、ルキアンといったレギュラー組が控える。

 

内容

レイソルがボールを握り、アビスパが構える構図だが12分に早速試合が動く。自陣でのロストでカウンターを受け、18歳西村のクロスからウェリントンが先制点。レイソルは26分に完璧な崩しから細谷がシュートも枠を外れる。30分には高嶺がシュートを放つ。レイソルが60%以上のポゼッション率も枠内シュートは0で、前半を0-1で折り返す。

 

後半頭から両チームともに選手交代を行う。レイソルは仙頭と武藤、アビスパは紺野が投入される。51分にCKのこぼれ球を井手口がシュート。これは佐々木がセーブする。60分には武藤に決定機。高嶺のクロスに頭で合わせたが、GK永石に阻まれる。その3分後には戸嶋が抜け出しシュートも枠を外れる。72分には一転してアビスパに決定機。金森がGKと1vs1になるが佐々木がストップ。試合はこのまま終了し、0-1でアビスパが勝利し、プライムステージ進出を決めた。

 

スタッツ

アビスパ福岡公式Twitter

レイソルが支配率では大きく上回ったにもかかわらず、シュート本数ではアビスパが上回った。枠内シュートは90分でわずか1本に留まり、最近の破壊力は完全に封じ込められてしまった。このような相手を崩すための攻撃的サッカーのはずだが、この試合については機能しなかったと言わざるを得ない。

キーモーメント

レイソルのミスから失点したシーン。ビルドアップ時に加藤のトラップミスからボールを失う。加藤はすぐさま最終ラインに入ったが、ウェリントンをフリーにしてしまった。相手のポジションを確認していたにもかかわらず、自身は中途半端なポジションにつきゴールを許してしまった。

 

またアシストをした西村に対する、田中のアプローチの距離も遠かった。結果的には股を通されたが、もっと距離を詰めるべくアプローチ時のスピードを上げるべきだったように思える。いずれにせよ、スタメンのチャンスを久々に得た選手が、失点に絡んでしまったことは非常に残念だ。

 

勝ちに行ったがまたも敗戦

アビスパとは今回で3度目の対戦となったが、どちらも戦術やフォーメーションが異なっていた。しかし1勝1分で上回っているアビスパが、またもレイソルに勝利する結果となった。

 

レイソルにとっては消化試合であったが、ベストに近いメンバーで挑んでも敗れてしまうことは問題だ。チーム底上げの機会を無くしてでも勝利を目指したが、結局収穫は得られなかった。

 

唯一分かったことは、夏の補強には本腰を入れる必要があることだ。このままのメンバーではいつまでも勝てない恐れがある。レギュラー組の入れ替えを覚悟し、大胆な補強が期待される。

 

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