6/18(日)に、ルヴァンカップの柏レイソルvsアビスパ福岡が、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で行われた。試合はウェリントンのゴールを最後まで守り抜いたアビスパが、0-1で勝利した。この試合を振り返る。
メンバー
両チームのスタメンはこちら。
サブ
GK 46 松本
DF 24 川口(←16片山、67分)
DF 34 土屋
MF 11 山田康(←28戸嶋、74分)
MF 41 仙頭(←30加藤、46分)
FW 9 武藤(←17フロート、46分)
GK 21 山ノ井
DF 26 井上(←11山岸、85分)
DF 29 前嶋(←2湯澤、63分)
MF 7 金森(←27佐藤、70分)
MF 8 紺野(←10サヴィオ、85分)
MF 10 城後
すでに敗退が決まっているレイソルは、先週のスタメンから数名入れ替えた。GKにはU-22日本代表帰りの佐々木。DFには田中と三丸、ボランチには加藤が選ばれた。ベンチにはドウグラスが戻ってきた。
一方のアビスパは4バックで臨む。2種登録の西村が初めてスタメンに名を連ねた。最前線にはウェリントンが入る。ベンチには紺野、ルキアンといったレギュラー組が控える。
内容
レイソルがボールを握り、アビスパが構える構図だが12分に早速試合が動く。自陣でのロストでカウンターを受け、18歳西村のクロスからウェリントンが先制点。レイソルは26分に完璧な崩しから細谷がシュートも枠を外れる。30分には高嶺がシュートを放つ。レイソルが60%以上のポゼッション率も枠内シュートは0で、前半を0-1で折り返す。
後半頭から両チームともに選手交代を行う。レイソルは仙頭と武藤、アビスパは紺野が投入される。51分にCKのこぼれ球を井手口がシュート。これは佐々木がセーブする。60分には武藤に決定機。高嶺のクロスに頭で合わせたが、GK永石に阻まれる。その3分後には戸嶋が抜け出しシュートも枠を外れる。72分には一転してアビスパに決定機。金森がGKと1vs1になるが佐々木がストップ。試合はこのまま終了し、0-1でアビスパが勝利し、プライムステージ進出を決めた。
スタッツ
試合終了⚽
— アビスパ福岡【公式】 (@AvispaF) 2023年6月18日
🏆2023JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第6節🏆#柏レイソル 0-1 #アビスパ福岡#avispa pic.twitter.com/8Q86UGD4NJ
レイソルが支配率では大きく上回ったにもかかわらず、シュート本数ではアビスパが上回った。枠内シュートは90分でわずか1本に留まり、最近の破壊力は完全に封じ込められてしまった。このような相手を崩すための攻撃的サッカーのはずだが、この試合については機能しなかったと言わざるを得ない。
キーモーメント
レイソルのミスから失点したシーン。ビルドアップ時に加藤のトラップミスからボールを失う。加藤はすぐさま最終ラインに入ったが、ウェリントンをフリーにしてしまった。相手のポジションを確認していたにもかかわらず、自身は中途半端なポジションにつきゴールを許してしまった。
またアシストをした西村に対する、田中のアプローチの距離も遠かった。結果的には股を通されたが、もっと距離を詰めるべくアプローチ時のスピードを上げるべきだったように思える。いずれにせよ、スタメンのチャンスを久々に得た選手が、失点に絡んでしまったことは非常に残念だ。
勝ちに行ったがまたも敗戦
アビスパとは今回で3度目の対戦となったが、どちらも戦術やフォーメーションが異なっていた。しかし1勝1分で上回っているアビスパが、またもレイソルに勝利する結果となった。
レイソルにとっては消化試合であったが、ベストに近いメンバーで挑んでも敗れてしまうことは問題だ。チーム底上げの機会を無くしてでも勝利を目指したが、結局収穫は得られなかった。
唯一分かったことは、夏の補強には本腰を入れる必要があることだ。このままのメンバーではいつまでも勝てない恐れがある。レギュラー組の入れ替えを覚悟し、大胆な補強が期待される。
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