8/30(土)に、天皇杯の準々決勝の柏レイソルvs名古屋グランパスが、三協フロンテア柏スタジアム(日立台)で開催される。ここでは対戦相手の名古屋グランパスについて分析する。
これまでの戦い
長谷川体制2年目は、より強固な守備から素早いカウンターで仕留めるゲームが多く、現在リーグ戦ではACL圏内に位置している。
浦和レッズからレンタルで獲得したユンカーの影響力は大きく、永井とマテウス・カストロの3枚でスピードある攻撃を展開してきた。しかしそのマテウスがサウジアラビアへ引き抜かれ、代わりにサンフレッチェの森島を獲得した。
ライン間でボールを受けられる森島の加入により、攻撃のバリエーションは増えた。しかし直近の戦いではシーズン初の連敗を喫し、暗雲が垂れ込み始めている。
直近の試合
アウェイでセレッソ大阪と対戦し、1-3で敗れた。開始早々に野上がゴールを決めたが、VARで永井の飛び出しがオフサイドと判定され、ゴール取り消しに。するとロングボールから背後を突かれ、折り返しを上門に決められた。それでも森島のクロスから森下が決めてすぐさま同点とした。
後半も一進一退の攻防が続いたが、上門に2店目を許すと、終了間際に北野がゴールを決めて1-3。今シーズン初の連敗となってしまった。3-4-2-1のシステムで固い守備を構築してきたが、この日は3バックの脇のスペースを再三突かれてしまった。また神出鬼没の上門にも手を焼いた。
タイトルへの難所
中3日で迎える天皇杯は、強豪チームとの対戦となった。また近年のレイソルにとってグランパスは苦手な相手である。
ポイントは連戦の中スタメン変更を行うかどうか。井原監督は中断明け以降、ほぼ同じスタメンを起用し続けている。さすがに疲労感を抱えている選手もいるはずだ。ベンチスタートが多い小屋松や仙頭、復帰した山田雄士らにはスタメンの機会を与えて良いと考える。
ホーム日立台で戦えるメリットは大きい。ここ3戦は移動がないうえ、サポーターの後押しを受けられる。難敵相手とはいえ1発勝負のトーナメントだ。2018年以来のアジアへの道を切り拓きたい一戦である。
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